「え?この学校は補助金の対象にならないんですか?」
先日の面談でそんな風に驚かれていた中3生の保護者の方がいらっしゃいましたので、本日は改めて補助金についての記事を書いてみます。なるべくシンプルに参りましょう。
少し前から話題になっていますが、我が愛する神奈川県は、私立高校に通う生徒の授業料を補助するために、「国の就学支援金」や「県の奨学給付金」と併用して使える、独自の生徒学費補助金という制度を設けています。
以前にこのブログでも触れましたね。
教育委員会の『私立高等学校等生徒学費補助金について』のページでも詳しく内容について書かれています。やるな、神奈川県というところです。
ちょっとややこしいですが、神奈川県の補助金には、私立高等学校等生徒学費補助金と緊急支援補助金というものがあります。この2つは併用ができませんので注意。
ちなみに、緊急支援補助金というのは、解雇や長期療養など家計が急変した場合利用できる補助金のこと。私立高等学校等生徒学費補助金と、どちらを利用したほうがお得かは、状況に応じて異なります。どちらがベストかは、在学する対象校又は県私学振興課にお問い合わせくださいとのことです。
県私学振興課:045-210-3793
また、繰り返しになりますが、上記で説明した県の補助金は、「国の支援金」や「県の奨学給付金(生活保護を受けているご家庭や市民税が非課税のご家庭のみ対象)」と併用もできます。こちらも併せて確認をしておきましょう。
さて、本日は私立高等学校等生徒学費補助金についてのお話です。前置きが長くなってしまいましたが、それでは改めて、私立高等学校等生徒学費補助金がどのようなものか、復習していきましょう。
私立高等学校等生徒学費補助金の補助額・申請方法・対象校
まずは気になる補助額について説明します。補助額は、所得によって変わってきます。以下の図表の通りですね。
「授業料の補助」と「入学金の補助」があるんですね。
ちなみに、よく聞く「無償化」というのは、この補助額が【国からの支援金】等と足されて、私立高校の授業料を超える場合を指します(超える場合はその高校の授業料分がMAX支給額となります)。足しても授業料に足りない高校もあるので、すべての高校の授業料が「無償化」になるわけではありません。
また、一概に私立高校と言っても、すべての高校が対象校になるわけではありません。私立高等学校等生徒学費補助金も緊急支援補助金も下記の表の通り、対象校が決まっています。基本的に他都道府県認可の学校や技能連携校、サポート校等は対象外になります。冒頭のお母様がビックリされたのがこの部分ですね。
自分や自分のお子様の志望する学校が入っているかどうかしっかりとご確認を。次に申請方法を確認してみましょう。安心してください、簡単です。
私立高等学校等生徒学費補助金の申請方法はとっても簡単です。5月から6月に各学校から、学費軽減申請書の提出についてのご案内がありますので、受付締切日までに学校へ必要な申込み書類をご提出ください。年を遡っての申請はできないので、毎年の申請を忘れないように。
せっかくの生徒たちの選択肢を広げる素敵な仕組みですからね。多くの人に認知してもらって活用していただけると幸いです。
ただ、申請の時期は6月ごろ、適用は11月ごろになることに注意が必要です。一旦それまでのコストがかかることは、頭に入れておきましょう。
参考になるリンク
最後にいくつか参考になるリンクを貼っておきます。
まずは神奈川県教育委員会さんのHP。Q&Aコーナーがありましたので、リンクを貼っておきますね。
続いて、小田原のすごい塾「慧真館」さんのブログ。具体的な「お金の話」をされています。県の補助金と国の支援金を合わせてどれぐらいの負担軽減になるのかわかりやすく計算されていますので、ご確認を!
最後に当ブログの人気記事です。独自調べですが、参考までに。
お金って大事ですからね。しっかり情報を集めて、きっちり活用しましょう。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
神奈川県ってすごいんだぜ。
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