反抗期だった私の家に犬が来たお話


彼が我が家にやってきたのは、私が中学生の頃でした。


出会いは家族全員で訪れたペットショップ。そのときに、ひときわ熱心に私達にラブコールを送ってくれていたのが、ケージの向こうの彼でした。


小さな身体を、精一杯動かして、それはもしかしたら思い違いかもしれないけれど、彼は私たちに出会えたことをとっても喜んでくれているようでした。


愛くるしい姿と、そのはしゃぎっぷりで、私たち全員をあっという間に魅了した彼と、約15年前のその日に、私たちは家族になりました。



そこから、


いろんな事があったね。


いろんな場所へ行った。いろんな人と会った。散歩にもたくさん行ったし、遠くまで旅行もした。一緒にテレビも見たし、面白い写真もいっぱい撮って、すごく笑った。誰かと喧嘩した後や嫌なことがあった日も、君がとことこ寄ってきてくれては癒やしてくれた。


うちの家族はさ、みんな君がいるとご機嫌になったんだ。いつだって君は、我が家の愛されキャラクター堂々のナンバーワンだった。


散歩に行くと小走りで急ぐくせに、リードを離すと不安げに立ち止まってこっちをじーっと見る君。


自分を人間だと思って疑わなくて、他の犬に目もくれない君。


のぼっちゃダメでしょって言われているテーブルの上にジャンプして、降りれなくなって困り顔をする君。


おすわり中に眠くなって、ウトウトこっくりこっくりしだす君。


犬のくせに寒さに弱くてこたつで寝ようとする君。


車の前の席に座るとなぜか急に怖がりだして、震える君。それをそっと抱きかかえると途端に落ち着く君。


弟の名前を呼ぶとなぜか寄ってくる君。


なぜかスリッパが大好きで、ブラブラさせると嬉しそうにしっぽを振りながら飛びかかる君。ご飯じゃないよ、スリッパだからね。


大好きなうしの人形に抱かれて、幸せそうに眠る君。



そんな君とも、いつか必ず、いつか必ずお別れの日がやってくることを、私たちはみんな知っていたのだけれど、やっぱりさ、本当にその日が来ると、涙が止まらないものだよね。


家族に囲まれて、天国へ旅立った君に、面と向かっては伝えられなかったけど、感謝していることがたくさんあるんだ。


例えば、今思えばさ、きっと私や妹や弟がね、激動の思春期を反抗期もほどほどにくぐり抜けてこられたのは、君のおかげなのかもしれない。


嫌なことがあった日も、家に帰れば、君が迎えてくれたから。


お母さんやお父さんと喧嘩した次の日にも、本日の君の話で一緒になって大笑いができたから。


今でも友達に気持ち悪がられるぐらい家族の仲がいいのは、もしかしたら君が中心に居てくれたからなのかも。


いや、それが考えすぎだったとしても、まるで一緒に眠ったときのように、君が私の人生をほっこりあたたかくしてくれたのは、間違いがない。ありがとね。


感謝ばかりの君へ、今だから言うけどさ、実は私、君に秘密にしてたことがあるんだ。


怒らないで聞いてほしいのだけれど、本当は私、犬が嫌いで、最初犬を飼うのをさ、一人で大反対してたんだ。


でも、初めて君に出会った時、「あ、君なら大丈夫」って、なぜだか思えたんだよ。それで実際に一緒に暮らし始めたら、やっぱり大丈夫だった。今では、君が、犬が、大好きになったよ。


君がね、私を変えてくれたの。


月並みな言い方だけど、君が居てくれて、本当によかった。出会えたのが君で、本当によかった。


最高に幸せな、15年間をありがとう。君もそう思ってくれてたらいいな。


そして、これからはお互い遠くにいるけどさ、ちゃんとつながってると私は信じているから。これからだって、どうぞよろしくね。今までどおり、あたたかく私たちを見守っていてね。


ずっと忘れない。


彼が我が家にやってきたのは、私が中学生の頃でした。


出会いは家族全員で訪れたペットショップ。そのときに、ひときわ熱心に私達にラブコールを送ってくれていたのが、ケージの向こうの彼でした。


小さな身体を、精一杯動かして、それはもしかしたら思い違いかもしれないけれど、彼は私たちに出会えたことをとっても喜んでくれているようでした。


愛くるしい姿と、そのはしゃぎっぷりで、私たち全員をあっという間に魅了した彼と、約15年前のその日に、私たちは家族になりました。


そして、その時からずっとずっとずっと、これからもずっと、君は私たちの大切な家族で居続けるのです。








先日のことですが、妻の家の愛犬が、勉強犬のモデルとなった我が愛犬ピースと同じ世界へ旅立ちました。


とっても可愛らしい、すごく人懐っこいワンちゃんで、いきなりうちにやってきた僕へは「お、新しいやつが来たぞ。家族の先輩として、ちょっと遊んでやるか」的な感じで接してくれていたような気がします。


僕もたくさん癒やしてもらいました。


「家族の一員が居なくなるとね、もっとああしてやればよかった、こうしてやればよかったって思う人が多いんだけど、そうじゃなくて、一緒にこんなことしたな、あんなことしたよなって思い出してあげるほうが、いい供養になると思います」と、いつか葬儀場の方がおっしゃっていました。


だから、いっぱいの思い出を、話したり語ったり思い出したりして、心やアルバムやいろんな場所に、残しておきたいと思います。


ここにも、ほんのちょっとだけ。


本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

犬はね、僕らに本当にたくさんのことを教えてくれる。命って、そういうものなんだろうね。

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塾という場所が好きです。生徒の成長する姿を見るのが好きです。生徒や保護者と未来の話をするのが好きです。合格や目標を達成して一緒に喜ぶのが好きです。講師と語り合うのが好きです。教材とにらめっこするのも好きです。新しい人と出会うのも好きです。ブログも、好きです。

勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。過去に3000人以上の生徒の個別指導経験を持つ。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。

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