僕らのイタリア旅行記 花の都フィレンツェ編


暑い。


猛暑が叫ばれる日本の夏から意気揚々と脱出して、折角イタリアを訪れたというのに、こちらも温度は40℃。むしろこっちのが暑い。さすが太陽の国だと謎の感心をする。


そのうだるような暑さに辟易としながら、でも心はウキウキと確かに浮き足立っていた。だって、ここはイタリア。ずっと来たかった幻の国だ。


幻の理由は簡単。私は塾勤め、妻は教員。ヨーロッパに旅する長いお休みなど取れるはずもない。行きたい、だけれど行けない、そんな国。だから、幻。


しかし、今回は結婚式という大義名分を得て、お互い長期の休みを獲得することができた。おかげでこうして幻の国に降り立つことが叶った。長いこと夢と幻の国であったイタリアは、確かにここに実在していた。


改めて、関係各位には感謝しかありません。ありがとう、親愛なる教育者たちよ。


かくして、僕らのイタリア旅が始まった。要所ツアーには頼ったが、基本的な移動は自分たちで行った。これからイタリアに行くすべての日本人に役立つかも知れない情報も記録として残しておこうと思う。いつかまた、自分たちが訪れたときにも忘れないように。


それでは早速旅をスタートさせよう。まずは花の都フィレンツェである。



花の都 フィレンツェ編



日本から約12時間、ローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ空港で乗り継いで、僕らがフィレンツェの空港に降り立ったのは、夜の10時半になる頃であった。


そこからホテルまでバス。はじめてのイタリアの地、広がる素晴らしい街並みに、夜分にもかかわらずときめきを隠せずにいた。窓の外を見る僕の目は子どものようにキラキラしていたと思う。


ここで、フィレンツェの基本情報を整理しておこう。フィレンツェはイタリア中部の都市で、その人口は約36万人。トスカーナ州の州都でもある。市街中心部はユネスコの世界遺産に登録されている。そのため、500年以上街並みに変化はほとんどない。


一日目は、ホテル周辺の散歩をして終わった。サンタマリアノベッラ広場に隣接するホテルは、駅やドゥオーモまでもアクセス抜群で助かった。ただ、治安が悪いと聞いていたから、怖くて夜中の散歩はすぐにやめた。明日に備えて就寝。

▲ホテルからの嬉しいプレゼント。フルーツ美味しい。


▲サンタ・マリア・ノヴェッラ教会。ホテル目の前で壮観。


二日目は、ピサの斜塔を見に電車へ乗った。切符は機械ですぐに買えたのだが、乗り場を探すのとイタリア独自の刻印システムでとまどった。

▲ちなみに、このとぼけたキャラクターが映っているのが券売機。


フィレンツェ中央駅(SMN)の1〜3番線は少し左へ抜けたところにあるから注意が必要だ。また、ホームの緑色の機械で刻印をしないとペナルティをとられるらしいのでこちらも注意。


なんとか電車に乗ってピサ中央駅へ。電車の時間は1時間ぐらいかな。車内で、フィンランドからビジネスで来ているという方とムーミンの話題で盛り上がる。妻が英語教師だと心強い。センター試験の話もしたが伝わらなかった。


イタリアの電車は日本みたいに親切でなく、どの駅で降りるか焦ったが、るるぶとその方(あとは近くに座っていたおじいちゃん)のおかげでスムーズに下車。


駅からは徒歩。目当ては斜塔だったが、道中も見どころが沢山あるということで灼熱の中、ゆっくりと斜塔を目指す。本来だったら20〜30分で着くはずが、色々遊んでたら1時間以上かかった。

▲ジェラート。イタリアにはジェラート屋さんいっぱいあった。ちなみに、ジェラートはアイスクリームよりもカロリーが低め。だからっていっぱい食べたら一緒。


▲街並み。たそがれているのではなくて、暑さにうなだれている。


▲あちこちに像。スポットが多すぎて把握しきれない。ここピサは、メディチ家によって「科学の街」として保護されたため、メディチ家に関する像が多いとのこと。


▲イタリアの至る町にはこういう扉が多くあって、チャイムで鍵を開けられる。おしゃれだ。


そして、念願のピサの斜塔に到着である。ちなみに、正式な発音はピザ。食べるピザは、ピッツァらしい。それではお決まりのポーズをどうぞ。


▲周りでもみんなが斜塔を支えるポーズ。ちなみにかの有名なガリレオ・ガリレイさんも近くの大学出身なのだとか。


妻が支えるポーズをしていたら、見知らぬ外国人の女の子がハイタッチしていった。みんなが笑顔に包まれた素敵な瞬間であった。陽気だ。


▲ドゥオーモもすごかった。周りをぐるりと一周。トイレは有料なので気を付けてね。


▲馬とピサ。


▲ピサでピザ(正確にはピザでピッツァ)。厚くてお腹がパンパンになった。サイズにはご注意を。


たらふく食べぐるりと町中を散歩した後、帰路につく。帰りの電車は慣れたもの。あっという間にフィレンツェ中央駅(SMN)に着いて、午後からはフィレンツェの街を散策である。


▲出ました、フィレンツェのドゥオーモ。中へは完全予約制で入れず。残念。でも、外からも壮観。周りにも人がいっぱい。


▲ミケランジェロ広場から見た図。やっぱり素晴らしい。どこからともなくエンヤが聞こえる。


世界最古の薬局サンタマリアノヴェッラ薬局(王妃の水が売られている)や16世紀から続く街の薬局サンティッシマ・アンヌンツィアータ薬局(言いにくい)の薬局巡り、シニョリーア広場や中央市場で雰囲気を楽しんで、ヴェッキオ宮殿やアカデミア博物館の前で歴史に思いを馳せる。なんとイタリア的。


▲イタリア的といえば、こちら。アイスコーヒー頼んで出てきたのはこれ。向こうは常温大好きということでアイスでもない。でも美味しい。


▲街の本屋。カラフルで見ているだけでも面白い。


▲「まさかのロフト発見!」と浮足立ったが、とてもお洒落なお洋服屋さんでした。



▲彫刻ものすごい。でかい。


▲ミケランジェロ作のダヴィデ像。こちらは原寸大のレプリカ。その高さは5メートル以上。ルネッサンスを感じます。


続く日は、ルネッサンスの殿堂ウフィッツィ美術館へ。ここは予約しておいたのでスムーズ。でも、ちょこっと待たされる。その間、なんてことはない通路もオシャレだったのでちょっと撮影。


▲うむ。


▲全貌。伝わらないかもしれないけど、すごく広い。


美術館をささえる柱には、有名人たちの彫刻が。


ボッティチェリやレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロに影響を与え、ルネッサンスを後押ししたとも言われるフィレンツェの陰の支配者ロレンツォ・メディチ。「君主論」の著者マキアヴェリ。「デカメロン」の作者ボッカチオ。「神曲」のダンテ。歴史に詳しくなくともなんとなく聞いたことがあるレベルのフィレンツェを代表する偉人たちが並ぶ。まだ入ってないのにすごい。


そうそう、お目当ては、ルネッサンスの名画たちだ。美術館の中は、時代ごとや画家ごとに部屋が分かれている。時期によって少し変わることもあるそうだ。


▲ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」。イタリアの美術館は基本写真オッケーだがフラッシュは禁止。ここにもいくつか絵の写真を載せておくが、実物はやはりまるで違う。ぜひ興味がある方はひと目見に行って欲しい。震える。うん、寒くてじゃないよ。


▲同じくボッティチェリの「春(プリマヴェーラ)」。中央にいるのがヴィーナスで、輪になって踊っているのが三美神(愛と貞節と美)。一番右の青いのが風の精で、それに息を吹きかけられているのが妖精のクロリス、そしてその横がクロリスと同一人物である花と春の女神フローラ。ちなみに、キューピッドが目隠しをされてるのは「恋は盲目」を表しているのだそう。この絵はボッティチェリのパトロンであったメディチ家の親族の結婚祝に描いたとされる。


そして、ルネッサンスの三大巨匠の絵もここにはある。敬称略で彼ら偉大なる天才たちをご紹介しよう。この旅を通して何度も何度も耳にするその三人とは…


「絵だけでなく多彩な才能を持つ超天才!万能の人」レオナルド・ダ・ヴィンチ!


「彫刻だけでなく絵もうまい!あらゆる芸術に影響を与えた偉大な芸術家!神に愛された男」ミケランジェロ!


「短命だがイケメン!ルネッサンスの貴公子&色彩の魔術師」ラファエロ!


これにドナテロを加えて、我らミュータント・タートルズ!ではない。


ちなみに、ウフィッツィ美術館の外の柱の間には、ドナテロの彫刻もある。


▲ここここ。


▲レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」。聖書の内容のため、同じタイトルの絵が無数に存在する。比べるのも面白い。あの「最後の晩餐」も色んな人が描いている。


他にも紹介したい絵が山程あったのだが、ぜひ実際に行った時のお楽しみとしてここで紹介は控えます。気になる人はググってみましょう。ミケランジェロ壁画以外の唯一の絵画「聖家族」やラファエロの「ヒワの聖母」「自画像」などもここには眠っている。


とっても興味深く回れたけど、もっと勉強してきたらもっと面白かっただろうなぁ。でも、わからなくても素敵さを感じられる名画ばかりが集う美術館でした。


さぁ、最後は腹ごしらえだ。


創業は1880年。イタリア全土でも10指に入ると評価されるTボーンステーキなど、美味しいメニューを揃える穴ぐら風の有名店「リストランテ ブーカ・ラーピ」の模様をお届けしよう。モナコ王妃や日本の皇族の方も訪れるらしい。


▲ちょい地下にあって、扉は「あれ?ここ?」みたいな感じだが、入ったら店内は広い。そして、ものすごくオシャレ。お店の方のサービスも素晴らしい。


▲これが噂のステーキ。炭火焼き。


▲パスタも間違いなし。幸せな時間が過ごせました。


他にも有名なジェラート店や三ツ星レストランなど最高のお店に行ったのですが、とある事件が起きて、残念ながらその模様が載せられません。


さぁ、はたしてその事件とは!?気になる旅の行方は!?そして、物語の最後に待ち受ける奇跡のフィナーレとは!?芸術とグルメと夢が彩るイタリアの物語。もうちょっと続きます!乞うご期待。


そして舞台はローマへと移る。


本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

革製品も有名でいくつか購入。持ち物が革ばっかになってしまう。


そして、何より人がいい。陽気で素敵な方ばかり。旅の魅力は、やっぱり出会いだね。














 

HOME〜私の好きな塾という場所〜

塾という場所が好きです。生徒の成長する姿を見るのが好きです。生徒や保護者と未来の話をするのが好きです。合格や目標を達成して一緒に喜ぶのが好きです。講師と語り合うのが好きです。教材とにらめっこするのも好きです。新しい人と出会うのも好きです。ブログも、好きです。

勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。過去に3000人以上の生徒の個別指導経験を持つ。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。

0コメント

  • 1000 / 1000