成績アップや自立学習につながる!家事で身につける勉強術


こう見えて、僕、一人暮らしの時期も長いんです。


でも、正直、家事は全然やってませんでした。炊飯器がなかった時代もあるぐらい。結婚して一緒に住むようになってからも、掃除や洗濯や料理など妻に頼りっぱなしでした。


「これではいけない!」


家で塾をやるにあたって、そんな風に思いました。一日の時間の使い方を見れば、教員の妻の方がよっぽど忙しいわけですからね。


そんな偉そうに言いながら、実のところまだまだ頼ってばかりなのですが、少しずつ家事に取り組む中で、「おいおい、これって勉強にも活かせるんじゃないか」と思えたことが沢山あったので、本日はそれについて記しておきたいと思います。なるべく端的にね。


先日の面談では、あるお母様とこの話題で盛り上がり、やっぱり僕の仮説はあながち間違っていないんじゃないかという裏付けも得られました。


参考になれば幸いです。家事を子どもに任せる時の、オススメの任せ方も最後に載せておきます。


それでは参りましょう。家事が勉強にとっていいこと。



先を読む考え方が身につく!



たとえばスーパーに行く時、今日や明日の献立が想像できていないと、買い物が上手にできませんよね。


掃除なんかでも、上の方から先にやらないと、下の方を二度掃除する羽目になって面倒ですよね。


こんな風に、家事をしていると、ちょっと先の未来のことを考えて動かなければならないことが沢山出てきます。効率の良さや計画を考えるようになるわけですね。


これって、もちろん勉強でも活かせますよね。


ちょっと考えて動く。先のことを想像して今何をすべきか決める。


「来週漢字テストだ。今からやっていけば5回は繰り返しできるから楽勝だ」


「4つの提出物があるけど、締切順にこの順番でやっていこう」


「達成したい目標がこれだから、今回のテストを踏まえて、こういう部分に気をつけて勉強していこう」


そんな風に、考えながら勉強できるようになれば、成長や成績アップのスピードは加速します。


家事でその力を磨きましょう。




「わかる→できる→工夫する」のプロセスが踏める



家事でも勉強でも、誰でも最初は失敗するものです。


僕も、洗濯物をしわしわにさせちゃったり、食器を割ってしまったり、何度も失敗してきました。でも、その度に、それがどうしたら起こらないか、学んできました。


ただ、わかっただけでは人間すぐにできないんですよね。洗濯物を折るのとかうまくいかないんだよね。


でも、そんな僕でも、繰り返しやっていくとできる瞬間に出会えます。ちょっと嬉しい。


「できる」が増えていくと、次は「もっとうまくやってやろう」「もっと早くやってやろう」と欲が出てきます。だから、さらに勉強します。


ネットで家事動画なんか見たりしちゃって、勝手に工夫を始めます。「お、この洗剤ここにも使えるのか!うわ、ピッカピカじゃん!」とか夜中にテンション上がったりします。


そうなったらしめたもの。成長スピードは一気に早くなるでしょう。


このプロセスを体験できるのは、家事の強みだと思います。




世の中に興味が持てる



「明日の天気は…晴れ!よし、洗濯物干せる!」


「ん、今日アイス安い!今日買いに行こう」


家事に慣れてくると、ニュースやチラシなど、世の中のことに興味が持てるようになります。


知識はつながっていくので、もちろん勉強にも役立ちます。




メモを取る癖がつく



人は忘れる生き物ですからね。


度々忘れることが続くと、「あ、メモ取らなくちゃ」と気付けます。


同様に、ファイリングなど情報を整理する方法も身につけていくことができます。


こういうのって、自分で失敗して痛い目を見ないとなかなか身につきませんからね。




すぐやる癖がつく



どんどん汚くなる机の上。


入りきらなくなるゴミ袋。


取りにくくなる汚れ。


柔らかくなりすぎちゃう料理。


家事をしていると、後にすればするほど面倒臭くなるのを知りますから、すぐやる癖が身につきます。結局そっちの方が楽だと実感すれば、人は楽な方を選ぶんですよね。




習慣の有難さに気づける



「お、何にも考えてなかったのに、身体が勝手に動いた!」


「やらないと気持ち悪くて、やったらやっぱりスッキリした」


これはあなたの中に習慣ができた証拠です。習慣は大体3ヶ月ほどで身につくといいます。身につけるのは大変ですが、できた時の効力は大きいです。


家事を通して、この習慣の力の有難さを知ることができれば、勉強でもそれを作ること、それを使うことの有意義さに気付けるでしょう。




体験が増える



近年、塾へ小学生低学年のご家庭からの反響が多いのですが、保護者の方の「何をやらせておくべきですか?」の問いに、僕はよく「色んなことを体験させてあげてください」とお伝えしています。


勉強でも遊びでも日常でも非日常でも家事でも。そんな体験の積み重ねが、必ず勉強や人生に活きてきます。


普段話せない人と話したり、普段行けない場所へ行くというのも大切ですが、日常の中にだって不思議やワクワクすることは潜んでいます。


「電子レンジってなんであったまるの?」


「エアコンって寒いのと暑いのなんでどっちも出せるの?」


「洗濯機ってどうやって洗ってるの?」


「空はなんで青いの?」


そんな風に、「なぜ?」を集めて、一緒に学んでみるのもいいですよね。




達成感が味わえる



やる前は「面倒くさい」と思っていたこと。


でも、やればやるほどやる気が出てきて、終わってみたらスッキリした。みたいな経験ってありませんか?


脳の仕組みとして、やる気は何かをやり始めれば出てくるもの。


この経験をしておくと、「面倒くさいけどやったらあのスッキリが待っている」と身体が覚えていて、面倒なことにも立ち向かう強さが身についていきます。




主体性が身につく



「自分がやらないと先へ進まない」という状況を経験すると、主体性や能動性が育つと言われています。


「自分がゴミを出さないと持っていってもらえない」「自分がやらないと誰かが困る」「自分がやらないと結局自分が困る」


そういったある種の緊張感を持つ経験をさせることで、主体性を伸ばすことができます。


近くに保護者の方がいて、いくらでも失敗できる空間で、いっぱい失敗させてあげて、勉強にも活かせるそんな力を伸ばしていきましょう。




感謝できる



普段誰かにやってもらっている家事を自分が経験することで、やってもらっていることに対する感謝の気持ちが生まれます。


人は一人では生きていけないと言いますが、子どもなんて特にですからね。そのことを知るだけで、それは素敵な教育になり得るのではないでしょうか。


人と人は、つながって、助け合って生きていく。親でも兄弟でも家族でも、その気持ちは忘れたくないものです。




親のサポート力が高まる



子どもが家事をやってくれるということは、物理的にその間、親は他のことに時間を使えるということです。


その時間を、子どもたちのためになることに使えたら、素敵なサイクルが生まれますよね。


子どもが家事をしている時、保護者はいわばマネージャー(上司)です。本人のモチベーションなどに気を配りながら、時にはさりげないアドバイスを、時には叱咤激励を、時には感謝の言葉を、時には背中で見せることが必要になることもあるでしょう。そのためには、常に見守ることが大事です。


それは、もしかしたら自分でやるよりよっぽど大変なことかもしれません。でも、きっといつか、子どものためにも、自分のためにもなる瞬間が訪れるはずです。


保護者の方とも盛り上がった、オススメの家事の任せ方については、下記に記しておきます。




家事を子どもに任せる時の、オススメの任せ方



「こうやって任せてみると良いんじゃないか」という考えをまとめてみました。


  1. 失敗することを前提で任せる(怒らない。最初は時間に余裕のあるときに任せよう)
  2. 役割を与える(単発的じゃなく長期的が望ましい)
  3. 詰まっているときは考えさせる(すぐ答えを渡さず「どうしたらもっとうまくいくかなぁ?」と問いかける)
  4. 同じアドバイスでも何度もあげる(「言ったでしょ!」は禁止。その中でメモを取るなど方法論を学ばせましょう)
  5. 喜びを伝える(すべての子どもは、親に喜んでもらえたら嬉しいものなのです)
  6. 徐々に難しくする(最初はゴミ捨てや掃除から。だんだん任せることを増やすor難易度を上げていく)
  7. ゲームっぽくする(「やって!」よりは「やろう!」、目的を共有し楽しみながら)
  8. ある程度、自由にやらせる(あれこれ指図してしまっては、折角の考える力が身につきません)
  9. 背中で見せる(大人ってすげー!にもつながります)
  10. 家事について話をする(「こうしようと思うんだけど、どうかなぁ?」など相談する)


これらを一言で言い表しているのが、かの山本五十六さんの名言です。


やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、 ほめてやらねば、人は動かじ。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。


大事なことなので、もう一度言いますね。


子どもに家事を任せるということは、もしかしたら自分でやるよりよっぽど大変なことかもしれません。


でも、きっといつか、子どものためにも、自分のためにもなる瞬間が訪れるはずです。


お楽しみに。


そして、僕も頑張ります。



本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

もっと突き詰めれば、もっと色んなヒントが貰えると思うので、またご紹介します!



「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

塾という場所が好きです。生徒の成長する姿を見るのが好きです。生徒や保護者と未来の話をするのが好きです。合格や目標を達成して一緒に喜ぶのが好きです。講師と語り合うのが好きです。教材とにらめっこするのも好きです。新しい人と出会うのも好きです。藤沢の街が好きです。ブログも、好きです。

勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。過去に3000人以上の生徒の個別指導経験を持つ。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。

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