この物語は、宇宙一の天才を自負するスターマンと、勉強が苦手な少年ゆうきくんによる、宇宙一わかりやすい勉強法のお話です。
大層なタイトルの理由と出会いの秘話は第一話をご覧ください。やっちゃいけない勉強法については第二話をご覧ください。STAR勉強法のSETについては第三話をご覧ください。勉強における長期的な下準備に関しては第四話をご覧ください。STAR勉強法のTHINKについては第五話とこれからをご覧ください。
宇宙一わかりやすい勉強の仕方 第六話
ゆうきくん「目標達成に向けて、やるもの決まったってことは、これをめっちゃやる気でガツガツやればいいってことでしょ」
スターマン「はい、それは危険です」
ゆうきくん「へ?」
スターマン「寝る前めっちゃ上がったやる気が朝起きたらすっからかんになってた経験、ある?」
ゆうきくん「ある」
スターマン「やる気ってね、上がったら下がるんだよ。これはホメオスタシスっていう人間の機能の一つ。だから、どうしようもないの。逆に下がらないと危ないの」
ゆうきくん「え、じゃあどうすんの」
スターマン「そこで出てくるのが、この表の右上、【ペースを決める】と【習慣を決める】というやつだ」
スターマン「まずは習慣について説明しよう。習慣ってわかるよね」
ゆうきくん「毎日やるやつ」
スターマン「そうそう。勉強もその習慣にしちゃうと楽チンなんだ。やらないと気持ち悪いぐらいにしちゃうとね」
ゆうきくん「それが難しい」
スターマン「でしょ。だから、簡単にするのさ。もうこれでもかっていうぐらい簡単にね。例えば、腹筋を習慣にしたいとする。一日最低何回やる?」
ゆうきくん「300回」
スターマン「そりゃ三日坊主の典型だ。まずは一日にやる最低回数を「もうメチャクチャ簡単!笑っちゃうぜ!ヘッ」ぐらいの回数にするんだ。インフルエンザにかかってもできちゃうぐらいのね」
ゆうきくん「じゃあ一回」
スターマン「いいよ、いいよ。最低一回。もちろん調子がよければその日分は増やしてもいい。でも必ず毎日1回はやる」
ゆうきくん「それならできそう」
スターマン「一回だからね。続けられないとやばいよね。でも、やってみるとわかるけど、これだって意外と難しい。大人のみなさんもぜひチャレンジしてみてください」
ゆうきくん「!?誰に話しかけてんの?」
スターマン「いやいや、こっちの事情。ともかく、だ。勉強も、その小さな小さな習慣から始めるといい。毎日やる小さなこと、どうする?」
ゆうきくん「じゃあこの単語帳の単語1ページ」
スターマン「おお、いいでしょう。毎日だよ、毎日。そうやって簡単にしたものを続けていくと、習慣が身につく。だいたい1ヶ月〜3ヶ月くらいかな。そしたら、それを難しくするのはそんなに苦じゃない。まずは習慣づくりが大切なんだ。だから、小さな小さなものから始めていく」
ゆうきくん「あと、これもやってみようかな。あんたがくれたワーク。一ページずつ」
スターマン「おお、いい心掛けだ。もしかしたらいきなり負荷をかけすぎかもしれないが、失敗だって大事な経験になるからね。まずはやってみるといいと思うよ」
ゆうきくん「これ、失敗したらやばい?」
スターマン「ううん。人間は感情の生き物だから、失敗したら「やっぱり俺はダメなんだ…」となりがちだけど、実はすごいと言われている世の偉人たちはもうとにかく沢山の失敗をしてるんだ。このTHINKの表にも書いてあるけど、失敗はするものだと知っておこう。失敗したら、それを踏まえて次の手を考えればいいからね」
ゆうきくん「よし。とりあえずやってみよう」
スターマン「その意気だ。僕がどれだけ進んだかわかる進行表を作ってあげよう。やったらここにチェックをしていくといいね」
ゆうきくん「了解!」
スターマン「ちなみに、今回紹介した習慣の作り方の詳しくは、この本に書かれているから、気になったらチェックしてみてね」
ゆうきくん「だから誰と…」
つづく
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
次回はアクション。
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