2020年度暫定倍率を分析。過去と比べながら見て思うこと


昨年もこの時期に「神奈川高校物語」にて暫定倍率の話が出てましたね。


暫定倍率とは、10月前後に実施する進路希望アンケートを元に、神奈川県教育委員会が抽出した各高の倍率のデータです。人気投票みたいなものですね。表での推移を見てもわかる通り、このままの倍率で受験に突入する確率は薄いですが、毎年この時期にこういった形で発表され注目されます。


ちなみに、倍率が2倍だと2人に1人が合格。3倍だと3人に1人が合格、1.5倍だと3人に2人が合格という意味です。


では、そのデータを踏まえて、本日は以下の三本立てでお送り致しましょう。


①特徴ある暫定倍率たち

②全体を見ての感想:進む二極化

③知ること知って落ち着いたら、もうあんまり気にしない


早速一つ目から参ります。データは『県のHP』で確認ができます。




特徴ある暫定倍率たち




表にて、黄色く塗ってあるのが最新の暫定倍率です。ちょっとピックアップしてみましょう。


  • 横浜翠嵐 2.31
  • 川和 1.90
  • 希望ヶ丘 1.27
  • 松陽 1.17
  • 横浜平沼 1.76
  • 光陵 1.36
  • 柏陽 1.76
  • 横浜緑ケ丘 2.28
  • 横須賀 1.21
  • 湘南 2.35
  • 鎌倉 1.76
  • 茅ヶ崎北陵 1.17
  • 大船 1.09
  • 七里ヶ浜 1.54
  • 藤沢西 2.26
  • 湘南台 1.72
  • 鶴嶺 1.08
  • 茅ヶ崎 1.51
  • 深沢 1.04
  • 藤沢清流 1.32
  • 藤沢総合 1.31
  • 茅ヶ崎西浜 0.95
  • 寒川 0.47
  • 藤沢工科 0.57
  • 平塚江南 1.02
  • 秦野 1.04
  • 厚木 1.52
  • 海老名 1.83
  • 座間 1.95
  • 大和 2.00
  • 神奈川総合 2.42
  • 小田原 1.66
  • 戸塚※一般コース 2.23
  • サイエンスフロンティア 1.87
  • 横浜国際 1.72
  • 金沢 1.99



高い高校順で並べてみると、


  1. 市立橘   2.56
  2. 神奈川総合 2.42
  3. 湘南    2.35
  4. 横浜翠嵐  2.31
  5. 横浜緑ケ丘 2.28


となり、逆に、全日制の普通科を低い順に並べると、


  1. 津久井  0.39
  2. 大井   0.46
  3. 寒川   0.47
  4. 瀬谷西  0.48
  5. 三浦初声 0.52


となります。


湘南高校は昨年同時期と同じ数字、横浜翠嵐高校は昨年よりも上げてきました。神奈川総合高校もグーンとアップ。周りのレベルの高校が、共通特色検査という新しいことを始めた影響もあるのかもしれませんね。横浜緑ケ丘高校は昨年同時期よりも下げましたが、やはり不動の人気です。


藤沢湘南地域ですと、やっぱり藤沢西高校が人気です。新校舎影響もあるとは思いますが、その他の人気の秘密は、『藤沢西高校レポート!高倍率の秘密は!?僕や私の素敵な神奈川高校シリーズ』にもありますのでご参照ください。定員を1クラス分減らしたことも関係あるかな。


湘南台高校はグーンとアップ。母集団の多い学校ではありませんから、インクルーシブ教育実践推進校特別募集21名分の影響もあるかもしれません。また、ここも定員を1クラス分減らしましたからね。


その他、あくまで実感ですが、やはり「元気」系の学校は倍率が高くなり、「真面目」系な学校は伸びない感があります。あくまで実感ですよ。


例えば、鶴嶺高校などは、「行事が減っている」と認識され始めてから倍率を落としている印象です。


鎌倉高校、茅ヶ崎北陵高校は共通特色検査導入の影響もあるでしょうか。鎌倉高校は校舎の件で校庭が狭くなったことも多少影響しているかもしれません。それでも人気ですけどね。


前述の通り、七里ガ浜・藤沢西・湘南台・藤沢清流・茅ヶ崎西浜・寒川の各高校は、昨年度から定員を1クラス分減らしていることも関係あるでしょう。


次に、全体を見ての個人的感想を述べていきます。



全体を見ての感想。進む二極化



今年度入試の倍率まとめでもお伝えしましたが、近年二極化の様相が激しいです。


上位人気校に1倍後半から2倍以上の倍率がつき、下位校は定員割れ。昨年は過去最大の定員割れ人数だったといいます。人気が集中するわけですね。


私立無償化の影響もあって、チャレンジ志向が増えていることもあるでしょう。また、魅力ある高校づくりも大切です。


この二極化は、何も全体に限っての話というわけでもありません。共通特色検査を実施する17の高校をピックアップしてもその傾向が伺えます。


湘南     2.35

横浜翠嵐   2.30

柏陽     1.76

厚木     1.52

川和     1.90

横浜緑ケ丘  2.28    

多摩     1.98

希望ヶ丘   1.27

光陵     1.36

相模原    1.42

平塚江南   1.02

小田原    1.66

横須賀    1.21

大和     2.00

横浜平沼   1.76

鎌倉     1.75

茅ヶ崎北陵  1.17



イメージとしては、地域トップ校は安定の人気。二番手校や近隣にさらにレベルの高い高校があるところが昨年と比べて少し倍率を下げている感じですかね。横浜平沼高校のように、その中でも特色を打ち出して倍率を上げている高校さんもあります。


もちろん、あくまでこの時期の暫定倍率なので、迷っていたら上位の方を書きますしね。


また、一番最初に貼った表を見てもわかる通り、倍率はここから大きく変動します。この「変動する」ということをよく知っておいてください。ですから、あくまで参考程度に、「こんなもんか」という風に捉えておくようにしましょう。


では、最後に大事なことをお伝えして、今回の記事を終えます。




知ること知って落ち着いたら、もうあんまり気にしない



ここまで長々と暫定倍率について述べてきましたが、最後に「それ言うのかよ」的なことを。


人間、知らないことへの不安や恐怖ってすごいんです。だから、いくら倍率は気にするなと言われても、ちゃんと知らないと不安になっちゃいますよね。


だから、知りたいと思う気持ちは間違っていません。気になってついついソワソワしちゃう気持ちも。でも、今日あなたはこれをもって倍率のことをちゃんと知ったわけですから、もうそこを気にする必要はありません。


どうか、安心して勉強に取り組んでください。もしくは、安心して取り組ませるといいでしょう。どんな倍率であっても、勇気を持ってチャレンジできるように、今はやるべきことに励みましょう。


また、倍率が高い学校、低い学校で「あなたにとって良い学校かどうか」は決まりません。


どうか、自分が納得できる進路を見つけて、そこにふさわしい自分になるように努力しましょう。その経験は、人生の中でもきっと役立つものになりますよ。


どうか、あなたにとって最高の受験になりますように。


このブログが、そんな道のりの中で、ちょこっとでも参考になれたら幸いです。


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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

塾という場所が好きです。生徒の成長する姿を見るのが好きです。生徒や保護者と未来の話をするのが好きです。合格や目標を達成して一緒に喜ぶのが好きです。講師と語り合うのが好きです。教材とにらめっこするのも好きです。新しい人と出会うのも好きです。藤沢の街が好きです。ブログも、好きです。

勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの居場所であり未来を生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。2019年藤沢にHOME個別指導塾リアル教室を開校。