意志力という考え方を参考に、
ちょいと【勉強力】なるものを考えてみました。
生徒指導や保護者面談の際に、
こういう概念を伝えたい事が多くあったのですが、
上手く伝えられずに今日に至っておりました。
なんだか発見した思いです。
説明しよう!
【勉強力】とは、勉強に使うエネルギーのこと。
勉強力が高ければそれだけ難しい勉強や多くの勉強量をこなすことが出来る!
量をこなせるということは、それだけ成長のチャンスが生まれるということだ。
※いくら勉強力が高くても適切なものをやらないとテスト等の点は上がらない。
さらに詳しく【勉強力】のルールを見てみましょう。
【1】勉強力は減る
そうです、勉強力は減ります。それも簡単に。
もちろん勉強すれば減るし、勉強するために机を整理してても減るし、
隣にあるスマホを触っても減るし、スマホを触るまいと我慢すれば余計に減るし、
親や先生に怒られても減るし、恋人に振られたり友達と喧嘩したりしても減ります。
迷ったり考えたり唸ったり落ち込んだりすると減ります。睡眠不足でも減ります。
嫌いなことをやると減りが早いです。難しいことをやってもよく減ります。
逆に好きなことだと減りが遅くなります。簡単なことだとあんまり減らないです。
勉強以外で勉強力を減らすことを「勉強力のムダ遣い」と言って、
勉強嫌いな子はその傾向が高めです。
親御さんはまずはそうさせない仕組みづくりから実施しましょう。
【2】勉強力は変動する
体調や精神状態で勉強力は変動します。
スポーツ選手のコンディションと同じですね。
人間常にベストの状態で居られるわけじゃないですから、
コンディションの調整も勉強にとって大事な要素です。
生活習慣の乱れ、食生活の乱れ、気持ちの乱れ、環境の乱れ。
そこが整わないと自分の持っている勉強力をすべて発揮できません。
ね、勉強に手がつかないそこのあなた!まずはその乱れをなくしましょう!
【3】勉強力は鍛えられる
ドラゴンボールの戦闘力のように、
勉強力だって鍛えれば高くなります。
勉強力向上に最も効果的なのは、成功体験。
それが「できる」「できるかも」「やってもいいかな」という気持ちを生み、勉強力を高めます。
他にもあるトレーニングメニューをここにも記しておきましょう。
・目的をもってやる
・少しずつレベルを上げる(スモール・ステップの理論)
・誰かに認めてもらう
・姿勢を良くする。筋力を上げる
・限界に近い負荷をかける
・本番同様にやる
・甘いものを摂る(ブドウ糖大事!)
・人のために頑張る
【4】勉強力は使い方が大事
前述の通り、勉強力は減りますから、
その減りを抑えることも重要なポイントです。
綺麗な机でやる(探しものでも勉強力は減る)、誘惑を避ける、など物理的な工夫はもちろん、
リストや計画を使ったり、やらないことを決めたりして、
頭の中をスッキリさせた状態で勉強することを心掛けましょう。
あ、習慣の力を使うというのも手です。
どんな行動も習慣にすると使うパワーを減らせますからね。
ただ注意が一点。
いつも寝不足で勉強するあなた、その勉強力30ぐらいの勉強に慣れてしまうと、
それが習慣となって、本番大事なときにも30でしか闘えなくなってしまいます。
本番が近づいてきたら、なるべく本番に近い練習をして、
本番の勉強力の使い方に慣れるようにしましょうね。
以上が【勉強力】の説明になります。
指導側も、
まだまだ勉強力の低い子に、とっても勉強力が必要な課題を与えて、
「うわー、もう勉強ムリ」ってさせたり、
めっちゃ勉強力高い子に、スライムみたいな勉強力の敵を与えて、
効率の悪い戦闘を繰り返させたりしないように、注意しないといけません。
それでは最後に【勉強力】チェック表を載せておきましょう。
53万…宇宙の帝王になれる
1000…自分にとって高難易度な問題相手に10時間以上の勉強ができる
500…一年以上毎日30分以上続けている勉強がある
120…二時間勉強できる
100…家で一時間勉強できる
60…一時間勉強できる
50…まぁ、やれと言われれば監視下のもとでやる
30…ノート写しなど脳に負担の掛からない作業をして勉強したと思っている
10…やれと言われても続かない
5…ノートの文字が古代文字
3…スマホを一分間我慢できない
1…勉強しようとするだけでじんましんが出る
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
偉人の絵(写真参照)を書いたら野口さんがヒトラー?と言われたので、名札をつけました。
この【勉強力】、今後もどこかで出てきますよー。
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