先日の面談にて、Sくんの保護者の方とお話が盛り上がりました。
Sくんは成績に常に最高の評価がつくような、授業態度が良くコミュニケーション力が高い生徒。
塾長が「子育てのコツってありますか?」と何の気なしに訊くと、「コツってわけではないですけど、気を付けてることはあります」とお母様。
「昔からいいことしてくれたらすごく褒めてるんですよ」
どうやら秘訣はそこにありそうです。
このブログでも以前にこんな記事を書きました。
少し重要なポイントを引用してみましょう。
「何度言っても直らない!」と怒りたくなる気持ち、よーくわかります。でも、もしかしたら、その行動がなかなか直らないのは、ほんのちょっとはこっちのせいなのかもしれません。
そう、実は冒頭のセリフの「何度言っても」が曲者なのです。人は誰しも、愛されたい生き物。かまって欲しい、気にかけて欲しい、気にして欲しい。常に人の心の中にそんな気持ちがあります。これは生物の本能です。そうです、雑な言葉で言ってしまえば、生まれながらにして、人は誰もがみんな「かまってちゃん」なのです。
「かまってちゃん」が何か問題行動をすると、近くの人が怒ったり叱ったりして「かまって」くれます。もちろん「かまってちゃん」自身も怒られていい気持ちはしませんが、「かまってくれた」という記憶は残ります。無意識に問題行動を「かまってくれる行動」と認識するのです。 だから、直りません。
かまってほしくて、ほとんど無意識に、「かまってちゃん」は「かまってくれる行動」をし続けます。 困ったものですね。でも、だからこそ、してほしくない行動を直す方法は簡単です。
その逆のことをすればいいのです。 してほしくない行動の逆の行動をした時に、 「かまって」あげればいいのです。
端的に言ってしまえば「何もないときにかまうこと」が大切で、さらに「いいことをした時にかまうこと」で、その子の行動が良い風に変化・形成されていくわけですね。
そうなると、やっぱり基本は「いい所を見つける」視点でその子を見てあげると、こちらもいいかまい方ができるのかなと思います。時には必要な粗探しも、いつもだと精神的にきついですからね。
まぁ、家族だと難しいという気持ちもよくわかります。でも、「お、こっちの方がいいかな」って思ったなら、ぜひ試してみてください。
それにしても、とっても勉強になりました。
世のお母様方は、日々日々子どもたちのことを考えていますからね。いわば子育てのプロ。面談でお話していると、気付きや学ぶことも多いです。
勉強やその他の部分で、それ以上のものをお返しできるように、我々も頑張ります。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
「Beの理論」の話でも盛り上がりました。
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