ここに並べたるは、
教室で使っている【準拠教材】の一部。
え?準拠教材って何って?
ごもっともなご指摘です。
準拠教材とは、学校の教科書の内容に沿った教材のこと。
目次や単元などが教科書に合わせて作られているもので、
よく「ワーク」とも呼ばれますね。
光村・教出・東書・三省堂版など、
科目ごとに各教科書会社に対応したものが作られており、
塾では地域で採択されている会社版のものを活用させていただくことが多いです。
学校のテスト対策の道の道中、頼りになる仲間たちです。
本日は星の数ほどある教材の中で、
たまたま手に取った上記の5つの教材にスポットライトを当ててみましょう。
どれも素敵な教材ですが、
ターゲットや使い方、使うタイミングが(個人的には)異なってきます。
個別指導ですから、生徒一人ひとりに合わせた教材を使うのが理想ですからね。
誰も得しない記事かもしれませんが、
備忘録的に記しておきましょう。
また、「自分が持っている教材ってこんな感じなんだ」と、
生徒や保護者の皆様に楽しんでいただければ幸いです。
あ、あくまで主観的なので、参考までに。
それでは早速、【栄光ワーク】(エデュケーショナルネットワーク)からご紹介を始めましょう。
シンプルな表紙で、
よく新人の講師が「栄光ワーク」という名前を忘れて「ワーク」と呼んでいます。
「栄光」感はどこにもありません。私はこのシンプルさが好きです。
難易度は難しめです。
例題を踏まえての大問の中身の難易度の上がり幅が大きく、
習得度が低い生徒の手が止まる光景を見かけることがあります。
逆にこれをスラスラ解けるようになっていると、
学校のテストの得点もある程度安定する感じがしますね。
また、1・2年の復習が単元ごとに細かくて助かります。
テスト前に2〜3周をして、
高難易度な問題を別できっちりやっておくと、
100点が目指せます。ゴリゴリやっていきましょう。
続いては【必修テキスト】(文理)です。
表紙の絵が可愛らしい。好みです。
問題と問題の間が開いている印象で見やすいのですが、
それによって問題数が少なめな単元があるのが注意ポイントです。
他のワークと違う点は、目次に学習日や確認チェックの記入欄があること。
これはね、自分でしっかり出来る子には武器になりますよ。
1・2年の復習まとめはぎゅっと凝縮したような感じで、
一気にやりたい時には重宝します。
少し難易度は高めでしょうか。使う人を選ぶイメージ。
他の教材と組み合わせて問題演習量をこなせば、
テストでも高得点が狙えます!何より自立学習にはピッタリ。
そして疲れた時には表紙で癒やされてください。
続いての登場は【keyワーク】(教育開発出版)。
ただ今回比べた藤沢市の数学においては、
準拠版(教育出版版)がありません。
標準版となっていて、進め方を少し工夫しなければいけません。
そんな例としても出させていただきましたが、
他地域の対策ではバンバン活用させていただいております!
私の一番の「おお!」ポイントは、
「活用ワーク」ページのレベルの高さ。
ディオファントスの解き方、の名前が出ていた時には、
思わず教室長仲間と盛り上がってしまいました。
習熟度が低い生徒はただ縦に先に進めていこうとすると詰まる部分もあるみたいです。
講師の方でページを横断して解く問題を指示したりすると、
スムーズに活用できる印象があります。表紙は何だか哲学的。
4つめは【新ワーク】(好学出版)です。
難易度は少し簡単めですかね。
ちょっと脱線しますが、このワーク理科版が特にオススメです。
今回比較している数学版では、
「定期テスト予想問題」のページがお気に入り。
テスト前に練習試合のような感覚で取り組ませています。
苦手な生徒が使う分には、問題数もちょうどいいぐらいでしょうか。
少し補強できれば高得点も狙えます!
最後は【iワーク】(育伸社)です。
今回ご紹介した教材の中では最も難易度が簡単ですかね。
ビジュアル的にも教材自体が大きめで文字も大きくて、
見た時の「うわっ」という感じが一番ない気がします。
分厚くて、問題数も豊富です。
「計算トレーニング」のページも活用しやすいですね。
注意すべきは進め方でしょうか。
問題数が豊富なのでうかうかしているとすぐに学校進度に抜かれてしまいます。
講師の指示を受けながら、適切なページを適切なペースで解いていくと、
理解がどんどん深まっていきますよ。高得点も狙えます。
あ、理科や社会は説明ページがカラーで助かりますー。
さぁ、一旦ご紹介が終わりました。
今回たまたま数学で比較してみましたが、
他科目の比較もしてみたいですね。
あえてもう一度書いておきますが、
どれも素晴らしい教材に違いはありません。
ただ、どんな素晴らしいアイテムも、要は使いようということ。
せっかくの素晴らしい仲間・武器たちを、
どう使うかは塾の腕の見せ所ですね!
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
準拠ではないからこそ特色豊かな副教材(問題集教材)のバラエティ感もいつかご紹介。
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