今日のテーマは、「人」が何で動くのか。その要素を5つにまとめてみました。
早速単刀直入に、その5つの要素がこちら。
- 希望
- 危機感
- 正しさ
- 気持ちよさ
- 人の想い
なるほど。各々をちょっと詳しく見てみましょう。
人は「希望」で動く
ゴミ箱へと行くのを面倒臭がる人間が、旅行となると遥か遠方へと旅立つように、たとえ行動は同じでも、その道の先に希望の光が見えると、人は力強く一歩を踏み出せます。
つまり希望とは、「これをやったらいいことがある」「●●したい」という願いのようなもの。生徒に置き換えれば、勉強という道の先にキラキラ輝く、夢の実現や志望校合格、目標点数達成などですかね。
そうなると、なぜ勉強するのかの「目的」にも近いものを感じますね。希望の力を借りたければ、もう一度「目的」の確認から始めましょう。目的が魅力的であればあるほど、自分が動くためのパワーが膨れあがっていきます。
「希望」で動くのはある意味理想の形でもありますね。
人は「危機感」で動く
そうは言っても人間とは弱いもの。
ついつい楽な方や簡単な方へ目を向けてしまうものです。そんな時、大きな力を生み出すのが、〆切。例えば夏休み最後の日にやる宿題のように、人が動くための大きな力となります。そうそう、火事場の馬鹿力みたいなものです。
これを上手に使えるように、物事には「期日」を設ける癖をつけましょう。「期日」が設定されれば、危機感は自然と湧いて出てきます。ある意味、希望よりもずっと容易に自分を動かすことができるのです。
あとは、誰かを勝手にライバル設定するのも「危機感」の力を使うにはいい方法なのだとか。いけないと知りながらも、人は人と比べるのが好きな生き物。ならば、とことん比べて「危機感」の力を最大限活用しましょう。あ、でも無理し過ぎは駄目ですよ。病んでしまうぐらいなら、ライバル設定を外しましょう。
「えー、どれもこれも難しいよー」という方は、誰かに行動を管理してもらうのが良いでしょう。親や先生、頼れる人に危機感を与えてもらいましょう。
もしかしたら5つの要素の中で一番使い勝手のいい「危機感」を、上手に使って、自分の行動へと結びつけましょう。
人は「正しさ」で動く
自分はいいことをしているという考えは、行動する時にとっても心強い味方になってくれます。
学校で道徳という授業が行われるように、人の道に沿っている、というのは大きな行動意欲となります。
ただこの「正しさ」は使い方によっては怖いこともあります。「正義の名のもとに」なんて自分なりの正しさで暴走した例が、歴史のあちらこちらで確認ができますね。
自分を俯瞰して、「はたしてこれが正しいのか」という自問自答をできる人間でいましょう。読んでいて気持ちのいい物語の主人公のように、自分の「正しさ」に少しだけ怖さを感じながら、だけどそれでも正しいと思えたなら、信じられたなら、突き進む原動力として、思いっきり活用しましょう。
時に自分でも気づかなかった大きな力を呼び起こすのがこの「正しさ」です。
人は「気持ちよさ」で動く
誰かの名言に触れて、やる気が出る。例えばこれがこれが「気持ち良さ」です。
この「気持ち良さ」とうまく付き合うことで、少しだけ楽ができるのがポイントです。
人間は80%以上うまくいくということしか能動的に動かないといいます。 「簡単にできる」「うまくやれる」「成功できる」そんな気持ちが持てれば、人は動きやすくなるものです。
スモールステップや成功体験の力をうまく使って、これからやることを「簡単だ」と思えるようにしたら、こっちのもの。そう、うまくできることはやっていて「気持ちが良い」ですからね。
また、憧れの誰かになりきってみたり、バックミュージックを頭の中に流して作業をしたりするのもオススメです。
人にとって「気持ち良さ」とは、疲れた時のチョコレートのようなもの。「正しさ」ばかりでは疲れてしまいますから、たまには自分自身に飴玉を。もちろん、与え過ぎは禁物ですよ。
スタバなんかで勉強してみたり、普段行かない図書館に出かけてみたり、そんな風に場所を変えて「気持ち良さ」を手にすることもできます。人間は割と単純ですからね。上手に「気持ち良さ」を見つけて行動に活かしましょう。
人は「人の想い」で動く
松下幸之助さんや松井秀喜さんをはじめとした、多くの成功者へ「大切にしていること」についてアンケートを取ったところ、「人の為に」という考えを大事にしている人がほとんどだったそうです。
そう、人は人のために生きるもの。ですからやっぱり、一番力を発揮できるのは、「人の為に」何かするときではないでしょうか。
塾でもね、やっぱり信頼関係ができてからのほうが、成績はよく伸びます。それは保護者と子どもの間でもそうですよね。誰かのために頑張る。それが人と人の間に生きると書く、僕ら人間の一番のgん動力かもしれないですね。
さぁ、これにて5つの要素のご紹介が終わりました。実践編は、またいずれ。長くなっちゃったからね。
この5つの要素が、本当に人を動かすのかどうか。疑心暗鬼なら、他の誰でもないまずは自分自身で、ぜひ試してみてください。君のやらねばならぬことで、この5つの要素を使うにはどうしたらいいか考えてみましょう。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
結局は自分次第につながるね。
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