先日こんな見事なオチのついたお話を載せたら、
(オチではなくてデータに)「へーそうなんだ!」というお声を沢山頂戴しましたので、
本日は「大学にかかるお金」シリーズ第二弾。お金の話は大事です。
私の知っている限りの教育ローンや奨学金についてのお話をしましょう。
詳しい問い合わせ先も載せておきますので、さらに詳しいお話を知りたい時は、
窓口に行ったり、電話したりしてみてくださいね。
また、これから記載するのは「現時点」の(私の知っている)情報ですのでご注意を。
教育ローン
借主が「学生自身」で「卒業後返済」の奨学金と違い、
借主が主に「保護者」で「借りた翌月から返済」がスタートするのが教育ローン。
国や各種金融機関が取り扱っています。
数ある教育ローンの中でも、
今回は最も利用者の多い日本政策金融公庫の「国の教育ローン」を説明しましょう。
金利や融資条件的にもオススメです。
「国の教育ローン」は、入学金や授業料はもちろん、
受験費用や教材費、通学費用や家賃、国民年金保険料などに使えます。
融資額は学生一人に対して350万円以内。返済期間は15年で利率は1.81%の固定金利。
世帯年収と扶養している子どもの人数で対象者が変わってきます。
(子ども人数※年齢問わず) (世帯の年収の上限額)
子ども1人 790万円★
子ども2人 890万円★
子ども3人 990万円
子ども4人 1090万円
★は以下の要件に当てはまると上限990万円
- 勤続年数が3年未満
- 居住年数が1年未満
- 単身赴任 ・世帯のいずれかの方が自宅外通学(予定)者
- 今回の融資が海外留学資金
- 年収に占める借入金返済の負担率が30%超
- 特定の療養・介護に関する費用を負担している
オススメの申請タイミングは、受験料を支払ったタイミングです。
多いのは合格通知を受け取ってから教育ローンを申し込む方ですが、
教育ローンにも当然審査があり、申請しても不採用となることがあるうえ、
受験シーズンには申し込みが殺到し、通常よりも審査日数が長くなります。ご注意を。
ちなみに、一括で借ります。
教育ローンコールセンターtel:0570-008656(月~金 9:00~21:00 / 土曜日 9:00~17:00)
奨学金
教育ローンとは違い、学生本人が対象で、
月々の分割で借りることができ、利息がかかる場合も0.5%以内と利率が低いのが、
奨学金の特徴です。
ここでは、最も利用者が多い「独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の奨学金」を説明します。
貸与型[第一種奨学金(無利息)と第二種奨学金(利息付)]と給付型[30年度から実施]があり、
大学や短大、大学院、専門学校などに適用されます。もちろん、国公立・私立も問いません。
どちらも月額20000円以上から選択して貸与・給付される形をとります。
採用方法には主に、高校在学中に予約する方法と、
大学に進学してから申し込む(毎年春に募集)2通りの方法があります。
また、家計が急変した場合には「緊急・応急採用」という制度もあります。
奨学金は、
ご家庭の経済状況や成績(高校の評定平均3.5以上など)によって審査が行われます。
元々学ぶ意欲は高いけど経済的に苦しい学生をサポートしようというのが目的ですからね。
詳しくはこちら(独立行政法人日本学生支援機構(JASSO))
小難しいので、在学している学校の窓口に相談に行きましょう。
その他の制度
さて、長々と書いてしまいましたが、
この他にも学校独自の奨学金(※志望校の学生課に問い合わせ)や、
配達のアルバイトをすると奨学金が支給される新聞奨学生制度(※各新聞社の奨学会にお問い合わせ)なんかもあります。
もちろん、使わずにこしたことはないこういった制度ですが、
知っているのと知らないのでは、選択肢が変わってきますからね。
情報だけは持っておきましょう。
そして、活用する予定の生徒は、そのためにも勉強を頑張りましょうね。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
お金は大事だけれど、それがすべてじゃないとは言っておく。
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