神奈川県公立高校入試の2018年度(H30年度)倍率(競争率)が発表されました。過去のものと併せて載せておきます。
まず県内トップ校のお話です。横浜翠嵐高校の勢いが止まりませんね。今年は東大進学人数の件でメディアにも大きく取り上げられましたから、倍率が高くなることはある程度予想されましたが、さすがの倍率です。湘南高校も一時期の高倍率には届きませんでしたが、昨年に比べて上昇しました。
業界ではよく「前の年倍率が高い高校は次の年倍率が低くなる。逆もまた然り」と言われます。たしかにその減少が起きている高校もみられます。希望が丘や松陽、横浜平沼や神奈川総合などですね。個々でその要因はあれど、倍率の変動に驚いた方もいるのではないでしょうか。
湘南地域の注目は藤沢清流高校です。倍率は驚きの1.60。一昨年の定員割れ状態から見ると劇的な変化です。国公立大学など合格実績も良かったですからね。
逆に、湘南台高校がまさかの定員割れです。マーチングが有名な湘南地域の人気中堅校SOFTS(勝手に呼んでる)の一角です。今年少しレベルが上がって、新校舎&部活動の藤沢西、安定の大船・七里ヶ浜、落ち着いた鶴嶺とガッツリ比較されるようになった時に、避けた方が多かったのでしょうか。
「説明会行ったらめっちゃ校則が厳しそうだった」と言っていた生徒もいましたが、関係していますかね。在校生に聞くと「ま、髪染めてるやつ普通にいるけどね」と言っていましたが。「校舎が古い」という声もありました。
鎌倉高校は1クラス増やしたことが影響しての低倍率でしょうね。「お、倍率低い!チャンス!」なんて志願変更するのは危険ですので注意。深沢高校は1クラス減らしましたが倍率は昨年を下回ってしまいました。今年の大船VS七里ヶ浜志望者対決は七里ヶ浜が100名の差をつけて勝利。
ちなみに、所変わって特色検査をやめた小田原は倍率上昇。作戦勝ちでしょうか。いやいや、まだわかりませんね。
ここから志願変更期間です。基本的には平らになっていくはずです。
倍率を見たあなたへ
受検生の皆さんはソワソワしながら倍率を確認したことでしょう。ソワソワするということは、大切だと思っている証拠です。悪いことではありません。
「おお低い!」と思った人も「うわ高い!」と思った人も、この後志願変更がありますから、まだ一喜一憂しないことです。「うわ高い!」と思った方は、必要であれば、自ら志願変更を行いましょう。ただし、必ず注意点を踏まえて実行しましょうね。一時の感情に流されて行うのは危険ですよ。
ちなみに、当然ながらここから志願変更が終わるまで、この倍率が変動することはありません。チラチラ見なくても大丈夫です。安心して勉強に打ち込みましょう。
どうしても落ち着かないようなら、問題を解くことです。手を動かすことです。受検生たちにとって今一番重要なのは、それです。過去と他人は変えられない。でも、自分と未来なら、その手で変えることができる。さぁ、素敵な自分に出会いに行きましょう。素晴らしい未来を掴みに行きましょう。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
騒いでも嘆いても悔しがっても何も変わらない。前を向くことだ。
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