米津玄師が僕に教えてくれた灰色の勉強術


少し前のことだ。


ある受験生に仏教について語っていたとき、真言宗の祖である空海の別名を「ほら、弘法も筆の誤りって言うでしょ。あれ、空海のことね」と説明した際に、彼は現れた。


弘法大師と聞いて、その受験生が呟いたのだ。「なんかそんな感じの歌手いますよね」


それは、米津玄師だ。



米津玄師さんが僕に教えてくれた灰色の勉強術



読者の皆様は、現在幅広い年代層に絶大な人気を誇る歌い手「米津玄師」をご存知だろうか。


正直私は全然知らなかった。


『アイネクライネ』や『ピースサイン』はCMやアニメのタイアップで使われていたからなんとなく聞いたことがあったが、そこまで特別な思い入れはなかった。


何なら「米津玄師」という名前の響きから、ちょっと中二病だな、としか思っていなかった。本名らしい。ごめんなさい。


そんな私の中で、一気に米津熱を高めたのが『Lemon』だ。つまり、にわかである。再びごめんなさい。


幸いにも妻が早いうちからの米津ファンだったのでそれから色々教えてもらった。


「ハチ」として、ボーカロイドの曲を作っていた頃の歌も聞いた。


驚いたのは、その多様性だ。『Flowerwall』や『メトロノーム』『orion』のようないわゆる売れ線の曲だけでなく『ゴーゴー幽霊船』や『しとど晴天大迷惑』『爱丽丝』のようなちょっと変わった(でも良い)曲も多い。


絵も描く。しかもうまい。『かいじゅうずかん』も読んだ。(最大限の愛を込めて)こいつ、天才だな。半端ないって!しかも、身長も高い(188cm)。若い(只今、27歳)。


最近、これまた超人気の俳優「菅田将暉」とコラボもした。『灰色と青』だ。無論、今回のタイトルもそこから取っている。


では一体何が灰色なのか。



灰色の勉強術とは



灰色は、黒でも白でもない。なんだか曖昧な色だ。どちらにも染まり、捉え所がない。


僕にとってそれはすごく「米津玄師」っぽい。


どういうことか説明しよう。


「米津玄師」と聞けば、前衛的な取り組みや新しいことにガンガン挑戦している最先端のミュージシャンというイメージがある。ありますよね?


その新しい音作りは専門家も唸らせるほど。確かな実力を兼ね備え、間違いなくこれからのミュージックシーンを引っ張っていく存在だろう。


ただ、そんな彼がこんな言葉を残している。


「普遍的なものを作ることを軸に、日本人だからこそ、J-POPとして音楽を作りたい」


実際に彼は、歌謡曲など先人が積み上げたものを紐解いて、歴史に根ざしているものを取り入れて音楽に反映するということを考えながら作業をしているという。


まさに温故知新。古きを温め新しきを知る、だ。


折角だから、そんな彼に学んでみよう。


そう、勉強においてだって、温故知新は大事である。


過去の先人たちが築き上げてくれた無数の勉強術を紐解き、その歴史から僕らは学ばなければならない。


そのために、まずは古きを知ることだ。


例えば九九や筆算や公式、語呂合わせや理科の実験結果やSVOCを使った読解方法。そんな古くから伝わる伝統的な勉強術を知り、あわよくばそれがなぜ生まれたのかを学び、更なる成長へと活かすのだ。


生徒諸君、基本を疎かにしてはならない。残ってきたものにはそれなりの理由がある。面倒臭がらずに、まずはそんな彼らにきちんと向き合おう。独学でやるよりもきっと、沢山の成功や楽しみを与えてくれるはずだ。


しかし、もちろん時代は変わる。変化は新しい変化を必要とするだろう。僕らは変わっていかねばならない。例えば20年前にスマホはなかったのだから。新しい時代を生きるには、新しい勉強術に挑戦していくことも必要だ。


そして、もう一つ大事なことがある。過去をどれだけ探しても、どの時代のどの場所を探しても、その何処にもあなたは居ない。つまり、今までにあなたに合う勉強術を見つけた人は、居ない。宇宙のどこを探しても、結果は同じだ。


あなたは見つけねばならない。自分だけの必勝法を。オリジナルなスペシャルを。他の誰のものでもない、あなただけの新しい勉強術を。


そして、そこで迷うあなたに「米津玄師」は教えてくれるのだ。その答えが、他のどこでもない「今までに」にあることを。


温故知新だ。古きを温めて、そこから好きなものをピックアップしよう。新しいものを見つけよう。自分が気に入ったものを取り入れよう。そこから、あなただけの最高の勉強術が生まれる。


普遍的なものから学び、見つけたそんな勉強術。まだ不安定で、どこか危なっかしいけれど、自分自身が心から信じられるもの。


それこそが、灰色の勉強術だ。


話はまだ終わらない。



米津玄師が僕たちに投げかけるメッセージ



ここまで延々と「米津玄師」について語ってきた。まぁあとちょっとだけ勉強について。


「米津玄師」、それにしてもすごい名前だ。響きもいい。職人風で、どこか知性も匂わせる。現代が誇る天才クリエイターの名前にふさわしい字面だ。


さて、散々書いてきたこの「米津玄師」という名前だが、読者の皆様にここで問題です。「米津玄師」と書いて、何て呼んでいるだろうか。


僕はずっと「よねずげんし」だと思っていた。何ならめっちゃそう言ってた。それが先日カラオケでクレジットを見たときに、違っていたから驚いた。


「よねずけんし」


え?玄って「けん」って読むの!


ああ恥ずかしい。


人はつい自分の常識で相手や世界を見てしまう。先入観や思い込みや経験からできる自分独自のフィルターを通して物事を見てしまって、時に見誤る。


玉石混交のネット社会で暮らす僕たちにとって、それは致命的なミスになりかねない。真実を見抜けない者は、どこかで損をしたり誰かを傷つけてしまったりするものだ。気を付けねば。ちなみに玉石混交はぎょくせきこんこうと読む。


米津玄師さんに謝りがてら、そんな気付きを与えてくれた彼に心から感謝をしたい。素敵な歌と、世界と、学びをありがとう。


そして、これからも素晴らしい曲を楽しみにしています。


これからの僕は、彼の新曲を楽しみにしながら、子ども達が見つけた「灰色の勉強術」を使ったり試したり見守ったりして、それが黒か白かはたまた他の輝く何色になるのかを見届けて、笑うんだ。そして、最後には彼らと一緒になってピースサインを掲げたい。


時たま、授業中に彼に出会えるのをどこか少しだけ楽しみにしながら。




ある受験生に古典について語っていたとき、徒然草を記した吉田兼好の別名を「ほら、この人は出家したのよ。だから教科書にはこの名前で書いてある」と説明した際に、再び彼は現れた。


兼好法師と聞いて、その受験生がつぶやいたのだ。「なんかそんな感じの歌手いますよね」


だから違うって。



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勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。過去に3000人以上の生徒の個別指導経験を持つ。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。

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