フェイスブックで、こんなに素敵な詩を見つけました。
この詩の作者は、
アメリカ・ロサンゼルス出身のドロシー・ロー・ノルト博士。
「家族」や「親子関係」を40年以上研究した研究者の方です。
彼女は言いました。
「毎日の生活での親の姿こそが、子どもに最も影響力を持つのです。
そのことを、この詩『子は親の鏡』で表現したかったのです」
子どもは、批判されて育つと
人を責めることを学ぶ
子どもは、憎しみの中で育つと人と争うことを学ぶ
子どもは、恐怖の中で育つと
オドオドした小心者になる
子どもは、憐れみを受けて育つと
自分を可哀想だと思うようになる
子どもは、馬鹿にされて育つと
自分を表現できなくなる
子どもは、嫉妬の中で育つと
人をねたむようになる
子どもは、ひけめを感じながら育つと
罪悪感を持つようになる
子どもは、辛抱強さを見て育つと
耐えることを学ぶ
子どもは、正直さと公平さを見て育つと
真実と正義を学ぶ
子どもは、励まされて育つと
自信を持つようになる
子どもは、ほめられて育つと
人に感謝するようになる
子どもは、存在を認められて育つと
自分が好きになる
子どもは、努力を認められて育つと
目標を持つようになる
子どもは、皆で分け合うのを見て育つと
人に分け与えるようになる
子どもは、静かな落ち着いた中で育つと
平和な心を持つようになる
子どもは、安心感を与えられて育つと
自分や人を信じるようになる
子どもは、親しみに満ちた雰囲気の中で育つと
生きることは楽しいことだと知る
子どもは、まわりから受け入れられて育つと
世界中が愛であふれていることを知る
あなたの子どもはどんな環境で育っていますか?
本日のテーマは、「育てる上で、とってもとっても大切なコト」です。
この詩を読んで、
「beの理論」という理論を思い出しました。
「be」とは、「存在承認」のことです。
子どもが健全に育つためには、この「存在承認」が欠かせません。
「あなたが居ることが嬉しい」
「ここにいてくれてありがとう」
こういった「存在承認」のメッセージをきちんと伝えることで、
子ども達はスクスクと育つことが出来るのです。
そして、それは大人だって同じ。
職場の人材育成においても、この「存在承認」は欠かすことが出来ません。
「おはよう」「こんにちは」「今日も元気だね」「一緒に働けて嬉しいよ」
こういった挨拶や言葉も、立派な「存在承認」です。
顔を合わせる仲間が居るなら、毎日の「存在承認」を忘れずに。
そこから、信頼関係は始まるのです。
しかし、同時にこの「beの理論」は、
ある警鐘を鳴らしています。
誰もが生まれた時、
「生まれてきてくれてありがとう」と祝福されてこの世にやってきます。
それはそれは、とびきりの「存在承認」を受けながら、
この世界に誕生します。
しかし時が経つと、
どんどんと「ハイハイ出来たね」や「立った!すごいね!」など、
「do」つまり「行動承認」に焦点が当てられるようになります。
さらに時が進むと、
「テストでいい点取れたね、おめでとう」「いい成績グッジョブ!!」
「これが出来るようになって偉いぞ」「サッカー上手いね」など、
「have」=「結果承認」が日々を彩り出します。
決して「行動承認(do)」や「結果承認(have)」が悪いわけではありません。
問題なのは、「行動承認(do)」や「結果承認(have)」にばかり目が行って、
「存在承認(be)」を忘れてしまうことです。
「行動承認(do)」や「結果承認(have)」には、個人差が出てきます。
認められる子もいれば、そうじゃない子も必ず出てきます。
それが一度や二度ならいいです。
何度も何度も「行動承認(do)」や「結果承認(have)」がうまくいかなければ、
「存在承認(be)」にも悪影響を及ぼします。
上手く勉強が出来ないと怒られる。
運動ができなくて馬鹿にされる。
仕事が遅くて怒られる。
それが続く子はだんだんと「存在承認(be)」さえ、されなくなります。
本当は、それさえあれば十分なのに。
なかなか「存在承認(be)」されない子は、
チャレンジしたり工夫したりすることが苦手になります。
失敗を恐れて、間違えることを恐れるのです。
すると、成長スピードはやっぱり遅くなります。
そして、もっともっと「存在承認(be)」されなくなります。
そんな、その人も周りも誰も得をしない、負のサイクルに入ってしまうのです。
あなたは、「be」を忘れていませんか?
もしも、少しでも思い当たる節があるなら、
大切な人で最近「存在承認」を忘れているなぁと思う人が居るなら、
「私はあなたの味方だよ」
「あなたが居てくれて嬉しい」
「あなたに会えてよかったよ」
そんな存在承認のメッセージを伝えてみましょう。
届けてみましょう。
恥ずかしがらずに。
だって、あなたも言われたら嬉しいでしょう?
大切なことは、いつも、とってもシンプルです。
書いていて、自分自身も気を付けようと思いました。
それでは早速、親愛なる読者の皆様へ。
今日も、このブログを覗きに来てくれてありがとうございます。
あなたに出会えて、私も嬉しいです。
今日も、どうか素敵な一日を。
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