自立学習ができる子は、
やる気に頼りません。
これは仕事のできる大人も一緒です。
なぜならやる気は、上がれば下がるもの。
これはホメオスタシス(恒常性)の働きで、
至極当たり前のことです。
じゃあ、どうすればいいのか。
その答えに近付くためのアイテムとして、
一つの力をご紹介しましょう。
今、注目されている力の一つに「意志力」というものがあります。
「意志力」とは、
自分をコントロールする力のこと。
この力は、筋肉と同様、量に限りがあり、
使うと減って(疲れて)いくそう。
そして、やっぱり筋肉と同様、鍛えることも可能だということです。
「意志力」が強い又は使い方が上手な人は、
成果を出しやすく、人間関係が良好で、継続力が強く、健康的だそうです。
逆に「意志力」が弱い又は使い方が下手くそな人は、
成果を出しにくく、机周りが汚く、何事も続かず、姿勢が悪く、怪我や病気になりやすいそうです。
私含めドキッとした人は、「意志力」を学び、レベルアップしましょう。
「意志力」は、
自分の思考や感情、パフォーマンスや考えをコントロールする時に使います。
ダイエット中や禁煙中の我慢、誘惑からの回避、嫌なことを始めようとする時などに、
意志力は消費されます。
ここでのポイントは、
我慢に使う意志力も、誘惑からの回避に使う意志力も、何かを始める時の意志力も、
すべて同じ「意志力」だということ。
自立学習が苦手な生徒は、余計なことに意志力を使ってしまうわけです。
例を出してみましょう。
自分の部屋で勉強
勉強したい→課題着手(意志力20消費)・机が汚いから片付け(10消費)・誘惑を我慢(30消費)
塾で勉強
勉強したい→課題着手(意志力20消費)
例えばこんな風にやる場所を変えるだけで、
意志力の消費を抑えることが可能です。
意志力のムダ使いを避けることが出来たなら、
成績を上げるのは簡単かもしれません。
最後に意志力の回復方法と鍛え方をまとめておきますね。
この機会に以下のことを意識して、
ポケモンではなく、そう、自分のレベルを上げてみませんか☻
◎意志力の底上げ・使い方のトレーニング方法
- 瞑想を行う(雑念を排除する練習をする)
- 背筋を伸ばすことを意識する
- 限界に近い負荷のかかる体験をする(マラソンに参加する・駅前で歌う等)
- 机とその周りを整理整頓する
- 睡眠をしっかり取る(生活習慣の良いリズムをつくる)
- 甘いモノを摂取し、グルコース(ブドウ糖)を補給する
- やるべきことの長期的価値を考える
- 目的を確認する
- 愛する人や信頼する人について考える
- 習慣で動く癖をつける
- リストやシステムを使って行動する癖をつける
- 鷹の目のように俯瞰してものを見る癖をつける
◎意志力をムダに使わない省エネ工夫
- 誘惑に駆られるものを遠ざける(遠ざかる)
- やらないことを決める
- グルコースが低い状態で大切な仕事はしない(お腹が減っている時)
- 意識が必要なことでも繰り返し行い習慣化することで、無意識に行動ができるようにする
- 集団の力を借りる
- できる限り意識するのは、一度に一つの目標に絞る
- 最初は目標は現実的なものにする(ベイビーステップを活用する)
- リストを使ってやることを整理する
- 時間に余裕を持つ(締切を短く設定し過ぎない)
- 代わりのことはやらないようにする
- 自分の活動を記録し、数値化することで、自己認識できるようにする
- 小さなご褒美を頻繁に与え、大きなご褒美をたまに与える
- 信頼できる人に応援してもらう
- 希望や楽しみ、意義を見出す
書いていて私自身も勉強になりました。
各項目の細かい情報はまたいつか詳しくご紹介しますね。
本日もHOMEにお越し頂き誠にありがとうございます。
自分の中にすとんと落ちる概念に出会うと、なんだか嬉しいですよね。
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