勉強犬のモデルとなったピースというラブラドールが居ます。
「幸せ」の名を持つ彼女は、14歳まで生きて、
沢山の幸せを僕たちにくれました。
さて、そんな勉強犬のモデルのピースをモデルにした物語があります。
今日はそれをご紹介しますね(手抜きではない)
実際とは多分全然関係ないのですが、
その物語から何かを感じ取って頂けたら幸いです。
「one」という物語です。
窓から外の風景を見るのが好き。
ゆっくり、変わっていく景色を眺めながら、
色んな事を考えるんだ。
楽しいことも、楽しくないことも、
浮かべてみて、答えを探そうとするんだ。
困ったら、あくびを一つ。
「ずっと一緒に居られるかな」
何度も浮かべた、一番の心配事。
私は今、大好きなあなたと一緒に暮らせているけど 、
これが永遠に続くはずがないってことは、知っている。
いつだって、本当の願いは叶わないことばかりなんだ。
二人で散歩をした春。
花粉症のあなたは少し嫌々だったけど、
ちゃんと私の寄り道に付き合ってくれた。
悪戯をして叱られた夏。
でも、その後のいつもより豪華な食事には、
いっぱいの優しさが詰まってたよ。
車で遠出をした秋。
世界の広さと素晴らしさを感じながら、
これからもあなたと色んな所に行けたらいいなって思ったよ。
落ち込むあなたに寄り添った冬。
「重いなぁ」って少し迷惑そうだったけど、きっと喜んでくれていたよね。
あなたは笑っていたから。
生まれてから死ぬまでの間、
私は、あなたと居る時間を一番大切にしたよ。
一番、幸福な時間。
楽しかったな。嬉しかったな。
全部大切にしたまま、お別れをするね。
窓から外の風景を見るのが好き。
あなたが帰ってくるのに、一番先に気付けるから。
私は、あなたが帰ってきたのを見つけて、一目散に玄関まで走って行くんだ。
それでね、何度も「ただいま」って言うの。
その言葉はあなたには決して伝わらないけれど、
あなたが「よしよし」って頭を撫でてくれる。
それだけでいいの。
同じようにきっと、
伝わらないけれど、
私の言葉は、
あなたには届かないけれど、
それでも、
あなたに抱えられながら、
最後のお別れをするこの時に、
ありがとうや、
ごめんなさいや、
さようならの気持ちだって全部込めて、
私は、呟くの。
「あなたが大好き」
わん。
人と犬、
種族は違えど、一緒に暮らしているうちに、
僕らは自然に家族になる。不思議だね。
彼女の命日が過ぎて、
なぜだかふと色んな事を思い出したので、
今日はこんな感じ。私事で失礼しました。
本日もHOMEにお越し頂き誠にありがとうございます。
「勉強犬?モデル料払ってね」なんて言ってそう。
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