覚悟をしておいたほうがいい。
映画が始まった瞬間から、あなたはまるでジェットコースターに乗ったかのような感動の嵐の連続に襲われる。
涙もろくなったのかと勘違いするぐらい、冒頭から度々泣きそうになった。大画面から迫りくる心地よき圧倒的な音楽と、シンプルで力強いメッセージに、心が震えた。
愛と幸福に溢れた父と子の会話は、僕の大好きな映画『ライフ・イズ・ビューティフル』のようだった。行き場のない個性的な面々が快進撃を起こす様は『メジャーリーグ』や『クールランニング』のようでもあった。大まかなストーリーは『SING』、音楽の素晴らしさは『LALALAND』を彷彿とさせた。
でも、違った。
そのどれもとは違った。いや、そのどれもが、同じように違うのだ。
たとえどんなに似ていても、そっくり瓜二つでも、すごくてもすごくなくても、ヘンテコでもよくわからなくても、逆にもう全然違ったとしたって、「違う」ということは誰もにとってとびきり当たり前で、それでいて、とびきり素晴らしいことなのだ。
そう、「違う」ということは悪いことじゃない。
それでいいのだ。それが、いいのだ。
この『グレイテストショーマン』という映画が私たちに教えてくれるのは、そんな当たり前のことだ。
すべての人と、そして、すべての映画はこう叫んでいる。うん、仮に叫んでいなくたって、声高らかにこう叫んだほうがいい。
「THIS IS ME!」と。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
生徒たちにも見て欲しい映画でした。
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