【国語力】の成長、と聞いて、あなたは何を思い浮かべるでしょうか。
実は学校で培わなくてはいけない【国語力】には、
大きく分けて2種類あります。
①学校のテストの点数を上げる【国語力】
これは例えば「走れメロス」を授業で行ったら、
「走れメロス」が問題で出るテストで点数を取る力です。
この場合の【国語力】は、「暗記力」に似ています。
著者名や登場人物名、その感情、表現、使われている文法や単語、
こういったものを覚えて点数を取るのです。
逆に、テストに出てきた本文を読解して問題を解くと、
ものすごく時間がかかってしまいます。
覚えていれば本文を読まなくても問題に取り組めます。
結果、テストの点数は上がっていくのです。
もちろん、この【国語力(暗記力)】は、国語だけでなく、
社会や理科などといった他の科目でも有効です。
テストの点数を伸ばすのに暗記は今や必要不可欠です。
これが一つ目の【国語力】です。
②入試や実力テストの点数を上げる国語力
本来【国語力】と聞いて思い浮かべるのはこちらの【国語力】かと思います。
初見の問題を読み、読解する力。文章という魔物に立ち向かい、勝利する力。
そして、この【国語力】も、国語だけでなく他の科目においても重要です。
それは、当たり前ではありますが、どの科目も日本語で問題が書かれているからです。
(神奈川県の公立高校入試問題は日本一の文字数を誇ります)
生きていく上でも、非常に大切な力です。
「すべての科目の平均点は、国語の点数に近付く」
そんな言葉もあるくらい、国語は大切な科目です。
今回は便宜上2種類に分けましたが、
この【国語力】は本来、
コミュニケーション力や認知力、活用力といった多種多様な力の基になり、
また、それらの力にも言い換えられる大切な力です。
本を読むことや、音読など【国語力】の伸ばし方は身の回りに溢れています。
古典を読んでみるのもいいですね。
【国語力】の正体、簡単にですが、ご説明でした。
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