学力を上げる脳の使い方の秘密。「BRAIN 一流の頭脳」の読書感想文


全世界で話題沸騰!世界最新データ満載!ノーベル生理学・医学賞の選定機関で研究を重ね、2000件以上の医学記事を発表した世界的研究者が明かす、秘められた脳の力を最大限発揮し、IQや集中力、やる気や記憶力など、あらゆる能力を最大化する方法とは!


という大層な謳い文句で思わず手にとってしまった『BRAIN 一流の頭脳』を読みました。

科学的根拠に基づきながらも、読みやすくて、すんなり情報が入ってくる良書でした。通り一辺倒な結論も、最後まで読むとむしろ清々しい。理由も明確に書かれているので、「うんうん」と納得しながら読み進めることができました。


ちなみに、刃牙ファンなら思わず「おおっ」って言っちゃう「エンドルフィン」とか「ドーパミン」とか色々出てきて面白かったです。


また、一応僕は心理学を学んでいたので脳についてのお話を結構聞いたことがあるのですが、本書では新しい常識が紹介されていて、素直に楽しく読めました。著者によれば「お金が絡んでなかなか世の中に出回らないお話」だそうです。


もちろん、読む上で予備知識無しでも丁寧に書いてくれているので問題はないと思います。


さぁ、それでは早速感想に参りましょう。もう頭から結論を言っちゃうので、「まずは自分で読みたい!」という方はお手数ですがここで「戻るボタン」を押してくださいませ。


ここから下を読むと自動的にネタバレになりますからね。いいですか?本当にいいですか?もうちょっと間を開けましょうか?





開けました。


さぁ、それでは参りましょう。世界最先端の精神科医の導き出した、お仕事や勉強はもちろん、「うつ病」や「統合失調症」などの病気改善や、やる気・健康・ストレス解消にもつながる、最高の脳のスペシャルな活用術とは!?




脳にとって最高なのは、運動だ!



はい、これが結論です。


もう全編通してすべてこの結論にもっていかれます。


あらゆるパフォーマンスを高める方法も。不安を取り除く工夫も。閃きの生み方も。折れない心の作り方も。没頭する技術も。才能開花の瞬間も。長生きの秘訣も。人類の謎も。


すべて「運動」で解決されます。困ったら「運動」すれば良しです。詳しい根拠はぜひ本の中で。様々な実験結果や根拠が章ごとに丁寧に説明されています。本日は、特に面白いと思った部分だけ抽出していきますね。


ちなみに、ここでの「運動」とは、決してハードなトレーニングのことではありません。ウォーキングやランニングのことです。特に心拍数を上げる有酸素運動がいいとのこと。ベストは、1時間ほどのランニングだといいます。


そんな適度な「運動」をすることで、脳は達成感や幸福感を感じ、良い物質が沢山分泌され、海馬や視床の働きが高まり、上記のような恩恵を受けられるということです。


では、脳にはなぜ「運動」が効果的なのでしょうか。面白い仮説が載っていました。


まず、「脳は一万年前とほとんど変わっていない」といいます。人間が原始時代の狩猟民族だった頃と、現代の僕らに搭載されている脳にはほとんど違いがないのです。驚きですね。


「当時」は、身体を動かさねば食料が手に入りませんでした。そして、その「当時」は、人類の歴史のほとんどを占めます。身体を動かさねば生きていけない世界。ですから、脳には元々、身体を動かすのに適した仕組みが備わっているのです。


体を動かすと気持ちがいい。アイディアが閃きやすくなったり、記憶力が良くなったり、考える力がアップする。それは、この仕組みの生み出す魔法です。


そして、それは現代の多くの病を治す秘宝にもなります。「うつ病」や「統合失調症」などのいわば現代病も、「運動」することで症状が軽くなったり完治したりする例が多くあるそうです。また、「ADHD」の症状改善にも効果的なのだとか。


すごいな、「運動」。そしてそして、もちろん「運動」は、学力アップにもつながります。塾ブログっぽくその仕組みも説明しておきましょう。


脳の60%を占め、情報伝達や数学的な能力を担う「白質」も、情報や記憶の処理など、脳の複雑な営みを担当する「灰白質」も、そう、もうここまで読んだあなたならお分かりですね、どちらも「運動」で鍛えることができます!


ここが鍛えられることが俗に言う「頭が良くなる」ことだと言っても過言ではないそう。本当にそうかどうかは置いといて、今はこの流れに身をお任せください。


さらに、「運動」により体力がつけば、それもまた学力アップにつながるといいます。調査によれば、体力のある子は海馬が大きく、難しい試験になればなるほど、体力と試験の点数の相関は強くなったということです。


前述もしましたが、「運動」と言っても、フルマラソンだのトライアスロンだのに挑戦しなさいということではありません。たった4分ほどの運動でも、集中力や注意力を高める効果があるそうです。スマホやタブレットを眺めるのもいいですが、外で遊ぶこともやっぱり子どもたちには大切なのですね。


最後に、「そんなこと言っても運動続かないよ〜」と嘆くあなたにオススメの本を紹介して終わりに致しましょう。


それがこの『小さな習慣』。


以前このブログで書いた『めっちゃ簡単な習慣の作り方〜おいおい楽勝だぜ作戦〜』について、さらにわかりやすくもっと簡単に科学的な根拠も交えて書かれています。


ぜひ何か続けたいことがある方は読んでみてくださいね。


脳の仕組みを活用し、日々の勉強をもっとやりやすくしていきましょう。「No」とは言わせません。脳だけに。


色んな意味で、おしまい。


本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

カロリンスカ研究所という名前がすごい。






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勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。過去に3000人以上の生徒の個別指導経験を持つ。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。

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