公立中高一貫校の適性検査を解いてみよう【相模原中等教育学校・平塚中等教育学校編】



今年も高倍率!

安定した実績と倍率を誇る、

神奈川県の二大公立中高一貫校の「適性検査」が本日のテーマです。



ちなみに、神奈川県の公立中高一貫校は現在5校。

倍率と併せてみていくと、

  • 横浜市横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校 8.56倍
  • 横浜市立南高等学校附属中学校 6.41倍
  • 川崎市立川崎高等学校附属中学校 4.36倍
  • 県立相模原中等教育学校 7.70倍
  • 県立平塚中等教育学校 5.09倍 



2017年度開校のサイフロを筆頭に、

どこも人気でございます。

難関私大との併願受験も多いです。



そもそも公立中高一貫校とは、

6年間の計画的・継続的な教育指導により個性や創造性を伸ばし、

幅広い年齢層の生徒が6年間一緒に学校生活を送る中で、

社会性や豊かな人間性を育む教育を進めることが目的の学校。

大学合格実績も、

国公立をはじめ難関大学に多数の合格者を輩出するなど、

県内屈指の合格実績を上げたことが話題となりました。



公立中高一貫校に関する情報はこちらのQ&Aを参照するとわかりやすいです。



その公立中高一貫校が入学者を選抜する際に行うのが、

下記の適性検査(今回は県立のものを一緒に見てみましょう)。

公立なので入試問題ではなくて「適性検査」なんですね。

ちなみに、県立相模原と県立平塚の選考資料(2017年度)は、
適性検査Ⅰ・Ⅱ(A値)、
グループ活動による検査(B値)
調査書※(C値)
上記を使い以下の割合をもとに算出したD値の上位から男女別に各80名の合格者を決定する。
A値:B値:C値=6:2:1で計算=D値
 ※小学校6年12月末時点の8教科の評定



適性検査の問題のポイントは、

教科書に載っていない知識で争う私立の入試とは違い、

教科書に載っている知識を「どう使うか」で勝負する点です。

なので、中学受験の勉強をしたことがない生徒でも、

稀にスラスラ解けちゃう子もいます。



「活用力」(表現力・思考力・判断力)と呼ばれる適性検査で求められる力は、

もちろん生きていく上でも大切な力。

教育改革の目玉となる力でもあります。

それを問う以下の問題は、面白い問題が多いです。

頭の体操だと思って、大人の方もぜひ解いてみましょう!



前置きが長くなりましたが、それでは実際に問題を見てみましょう。





以下は2017年度適性検査ⅰの問題です。

答えは一番下に置いておくので、

各問題のヒントを参考にぜひ解いてみましょう。

あ、ちなみに解く時間はすべて合わせて45分間です。





表紙。





問1(1)は電車の計算問題。

まず何を聞かれているのか=何を答えるのかの理解が大事。

それを理解したら、この計算ゲームのルールを把握しましょう。

スタートはどこ?線の違いは何を示している?乗り換えに何分かかる?

それがわかれば後は計算のみです。試行錯誤して下さい。




問1(2)は船。

これもルールを把握して、

船が進む時間と方向を余白に書き出してみるとスムーズに解けるでしょう。

ちゃんとピッタリになるように数字がなっていることから、

出題者の優しさが感じられます。









問2は表の読み取り推理問題。

(1)は基本的な割合の知識があれば、一つずつ照らし合わせていくと解けるはず。

(2)はメモが必要ですね。個人的に一番好きな問題です。

複雑そうですが、順を追って考えていくと、ちゃんと答えが浮かび上がります。

コナンくんになったつもりで名推理してみましょう。





問3は運動をテーマにした計算と記述の問題。

(1)はルールを把握して計算です。反復横跳び大変そうですね。

(2)は一番の難問でしょう。これを答えられた方は素晴らしい!

ヒントは比ですが、うまく言葉にできるかな?

この問題がなんとなく説明できたあなたは公立中高一貫校向きです。





最後の問4はパズルチックな図形の問題です。

(1)はみんな苦手そうにするんですが、ちゃんと読んでみると、

難易度としてはそんなに高くないことがわかります。

苦手意識をふっ飛ばして、問題に立ち向かってみましょう!

(2)は少し工夫が必要ですね。見えない部分を想像・推理して、

答えに辿り着きましょう!







さぁ、以上でした。



ご覧の通り、

まず求められるのは「読む力」=「国語力・読解力」。

しっかりと問題を読み、情報を把握し、考え、必要な計算をする。

私立入試問題に比べて難易度自体は難しくなくても、

小学生たちが45分間の中で取り組む問題としては、やはりハードです。

でも、どうですか、ちょっと面白くないですか?



また、文字数の多いこういった問題において大切なことは、

「できそう感」をちゃんと持っておくことです。

苦手意識を持ったままこういった問題に取り組もうとすると、

ほとんどの場合ちゃんと読みません。

「ちゃんと読んで落ち着いて考えれば絶対に解ける」という意識のもと臨めれば大丈夫。

そして、その気持ちを創るのは日々の練習です。



繰り返しになりますが、

適性検査用の問題集の問題も、面白いものが多いですから、

興味があったら受験以外でも解いてみるのもアリです。

教育改革が目指す「こんな感じ」というのを感じながら、

頭の体操で自分の頭を柔らかくしましょう。



生きる力を磨くのです。



本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

あ、答え。



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勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。過去に3000人以上の生徒の個別指導経験を持つ。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。

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