神奈川県高校入試正答率表から入試問題の狙い目がわかる!各科目の特徴「数学編」


今日は神奈川県公立高校入試についてのお話です。


昨年度入試の正答率表を見ながら、今年度の対策について話していきましょう。今回は数学です。前回は英語を実施しましたよね。


入試はいわば点取りゲームですから、どの科目においても、準備段階からある程度戦略が必要になります。


入試は難易度も高いですが、毎年詳細なデータが出ることもあって、学校のテストなどよりも準備がしやすいです。では、どんなふうに準備をするのがオススメか説明していきましょう。


数学の戦略はズバリ「目標点数に応じてできるところで点をとれ」です。



数学という教科の特徴



まず数学という教科の特徴を説明しましょう。


上の資料の合格者平均点を見ると、英語と数学は同じぐらいの得点ですが、その下の得点分布を見ると、その中身は大きく異なっているのがわかります。


数学は多くが真ん中(50点前後)に寄っていますよね。これが毎年の数学の特徴です。


正答率が高い問題(計算)とものすごく低い問題が混在するため、みんなの得点が真ん中に寄っちゃうんですね。


逆を言えば、数学が苦手な子も、正答率高い問題は確実に狙っていきましょうということです。そういう意味では数学はある程度点数が計算できる教科になります。



作戦



改めて上の正答率表をご覧ください。これは2022年度(令和4年度)のものです。ただ形式は毎年そう大きくは変わりません。


前述の通り、数学は正答率の高い問題と低い問題がはっきりしています。例えば問1の計算問題の正答率は高いですが、後半大問の(ウ)は正答率低めですよね。


基本的には、正答率高めの問題をきちんと正解していくことが基本です。狙う点数によって、どこまでの問題を狙っていくかが変わります。


なお、このテストで正答率70%以上の問題を正解すると、それだけで46点です。それを踏まえて、数学の目標点数を超えられるように準備ができるといいですね。


数学が苦手な子はまず正答率高めの問題から狙っていきましょう。普段の勉強は計算練習多めに。文字や平方根の計算と、方程式シリーズ(方程式、連立方程式、二次方程式)は解けるようにしておきましょうね。関数や確率や図形の基本的知識もあるといいです。


練習しながら、自分の得意不得意も踏まえて、狙うべきポイントを絞っていきましょう。例年の過去問を解きながら、「これが出たら正解する」ゾーンを目標点数に応じてコツコツ増やしていきましょうね。


なお、上位校を受ける子達は、正答率が40%を切る問題を最低でも1つや2つ解かないといけないことになるでしょう。時間との戦いにもなります。普段から、ストップウォッチなどを使って自分がどれぐらいの問題をどれぐらいの時間で解けるかのデータをとりながら学習をしていきましょう。


また、もちろん年によって、正答率や問題傾向にも変化はありますが、入試は相対評価ですから、難しくなれば平均点も下がります。急に難易度が上がったからと言って焦らなくて大丈夫です。


神奈川県入試は、過去問などもいくらでも見れますし、これだけ情報が出回っているので、あなたが予期せぬことなら、周りも予期せぬことです。落ち着いて、自分ができる問題から正答を積み重ねていきましょう。


その為の準備を、ぬかりなく。


本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

昨年の問題はこちらの記事で解説しております。

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勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの居場所であり未来を生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。2019年藤沢にHOME個別指導塾リアル教室を開校。