令和3年度神奈川県公立高校入試における、新型コロナウイルス感染症拡大防止に係る新たな対応が発表されました。3つのポイント!


先日、県からこんな発表がありました。

令和3年度神奈川県公立高等学校入学者選抜等における、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の取組に万全を期すとともに、受検者の受検機会の確保を図るため、次のとおり対応することとしますのでお知らせします。


2021年度入試における、感染症拡大防止対策のお知らせですね。それでは早速、お知らせの中身を一つずつ見ていきましょう。


ちなみに、元々の入試スケジュールはこちらの記事でご確認ください。→入試スケジュール



公立高等学校入学者選抜(共通選抜)における志願手続の郵送対応について



まず一つ目は、志願手続きの郵送対応についてです。


今までは窓口で手続きのみという形でしたが、今回は郵送での手続きも認められるという事です。ちなみに、窓口での手続き期間は2021年1月28日(木曜日)から2月1日(月曜日)までです。


ポイントは以下の2点。


  • 令和3年1月25日(月曜日)から1月27日(水曜日)(必着)(窓口での手続きよりちょっと早め)
  • 神奈川県内の国公立中学校等に在籍している生徒の場合は、原則として、願書を在籍校から志願先の高等学校へ一括で郵送します。


学校ごとということは、概ねこの方式になるのかな。つまり、志望校決定が少しだけ早くなるということ?



公立高等学校入学者選抜における検査時の対応について



次に、検査時の対応です。実際の会場で行われる対策ですね。


これもポイントをまとめていきましょう。


  • 検査会場では、受検者同士の間隔を1m程度確保するよう配慮する。
  • 受検者にマスク着用をお願いするとともに、各検査会場への消毒液の設置や、検査会場の換気の実施。
  • 受検者は検査当日、「健康観察票」を持参します。志願先の高等学校では「健康観察票」により受検者の健康状態を把握。
  • 共通選抜の学力検査(2月15日(月曜日)実施)当日に、発熱等の体調不良のある受検者は、その原因が新型コロナウイルス感染症によるか否かに関わらず、無理をせずに自宅で休養することとして、受検を見合わせ、2月22日(月曜日)に実施する「追検査」を受検するよう案内する。
  • 面接や特色検査等の「追検査」がない検査においても、発熱等の体調不良のある受検者は、同様に無理をせずに自宅で休養することとして、受検を見合わせるよう案内する。その場合は、中学校長から志願先の高等学校長に提出される、「事由報告書」により「資料の整わない者」として、調査書や受検した他の検査の結果等、参考にできる資料を活用して適正に選考される。


「健康観察票」という新しい文言が登場しています。これは、検査当日の体温や体調(咳・喉の痛みを伴う風邪症状の有無等)を受検者本人が記入するもので、志願手続終了後、志願先の高等学校から受検者に受検票を交付する際に併せて配付し、検査当日に受検者本人が志願先の高等学校に持参するものだという事です。つまり、大切な持ち物が一つ増えるわけですね。


学力検査の追検査は、元々の入試スケジュール通りですが、面接や特色検査への言及はこれが初めてですかね。面接や特色検査をお休みした場合は、内申や5教科の結果などで判断されるということですね。ひとまず救済案があって良かったです。


また、新型コロナウイルス感染症に係る濃厚接触者の対応については、別室受験が認められるとのことです。その際、「濃厚接触者確認票」が必要とのことですから、その場合は落ち着いて各中学校に確認をしましょう。



新型コロナウイルス感染者又は濃厚接触者を対象とした「追加の二次募集」について



最後のポイントは、「追加の試験」のお話です。


通常日程で試験が受けられなかった子用に、「追検査」と「(対コロナ)追加の検査」の日程が既に決まっておりましたが、ここで更に「追加の二次募集」が行われることになりました。


この「追加の二次募集」の志願先は、共通選抜二次募集を実施する公立高等学校に限られますので注意。つまり、定員割れをした高校ということですね。


ちょっとスケジュールをまとめてみましょう。


さらに詳しいお話を聞きたい場合や、ご質問がある場合には、お問い合わせ先も載っていましたので、ここにも記しておきます。


教育局指導部高校教育課
課長 増田 電話 045-210-8240
専任主幹(入学者選抜担当)岡野 電話 045-285-1346



まとめ



受検生の皆さんが安心して試験に臨めるように、神奈川県教委も工夫していることがわかります。


ただ、個人的にはもっと新しい改革が必要かなとも思います。予算や人員の問題はもちろんあるのでしょうが、今やネット出願が当たり前の時代ですから、早く対応して欲しいものですね。その方が各学校の先生方も楽になると思うのですが、違うのかな。


今回は県教委からの発表のまとめでした。参考になれば幸いです。


本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

安心安全のもとで、みんながベストを尽くせる入試になるといいよね。

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塾という場所が好きです。生徒の成長する姿を見るのが好きです。生徒や保護者と未来の話をするのが好きです。合格や目標を達成して一緒に喜ぶのが好きです。講師と語り合うのが好きです。教材とにらめっこするのも好きです。新しい人と出会うのも好きです。藤沢の街が好きです。ブログも、好きです。

勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの居場所であり未来を生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。2019年藤沢にHOME個別指導塾リアル教室を開校。