勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの居場所であり未来を生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。2019年藤沢にHOME個別指導塾リアル教室を開校。

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誘惑はやるのを面倒くさくすれば勝てる!

私たちの時代よりも現代は誘惑が多いです。いざ勉強を始めようと思っても、スマホ・タブレット・本・テレビ・ゲームなど、多くの誘惑物があなたの行手を邪魔するでしょう。これに打ち勝つには余程の精神力を手に入れるしかありません。でも、そんな精神力があったらとっくに勉強が得意になっているはずです。では、どうすればいいでしょう。誘惑に負けないための一番簡単な方法は、誘惑を目に入らないようにすることです。上記のような誘惑物たちを、意識の外に追い出すには、目に入れないことが大切です。自分からは離れた場所に置くようにしましょう。例えば私がポテチを食べたい時、引き出しの中にあればすぐ食べちゃいますが、家の中になくてコンビニやスーパーまで行かないととなると、そこまで行って買ってくる確率は半減します。こんなふうに物理的に距離を置いて面倒くささを作ってあげると、人は誘惑に耐えうることができるのです。また、例えばスマホの中ででも面倒くささを作れます。理想はもちろんよく使うアプリを消しちゃうことですが、そうもいかないのはよくわかります。ですからこうしましょう。iPhoneならアプリをまとめることができるんですが、よく見ちゃうアプリをまとめておくと、開くのに一手間かかるので意外と見なくなるんですよね。こんな風に誘惑は面倒くさくして弱めましょう。そしたら私たちでも勝てるようになるはずです。本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。自分の意識って実はすごく簡単にいろんなものに操られているんですよね。

自分に勝ち癖をつけること

勉強もお仕事も誰と勝負しているかって、きっと一番の敵は自分なんですよね。ちょっとした嘘やちょっとした楽、ちょっとしたズルやちょっとした誘惑に負けて、成長を逃す。これってだんだん慣れて癖になっていくんですよね。負けてもなんとも思わなくなる。負け癖がつくわけです。「絶対に勝ってやる」という執念はいつの間にかなくなり、「勝てると思う」がだんだんと「勝てたらいいな」に変わっていき、最期にはとうとう「勝てやしない」に。ここから最初の希望に燃えた状態に戻すのは至難の技です。そうなる前に手は打ちたいところ。でもじゃあ弱い自分に侵食されてきたらどうすればいいのでしょう。答えは簡単です。自分に勝ち癖をつけるのです。まずは自分が勝てそうなところから勝負を始めて、連勝しましょう。「これはできた」「これもできた」「それもできた」「あれもできた」となれば、失われていた自信や意欲は少しずつ取り戻されていきます。この「やればできた」が弱い自分に対抗するための最高の薬です。人間は弱いから、やっぱり自分に負けちゃう日もあるけれど、遅くとも次の日にはリベンジできるといいよね。心と自分が鍛えられる。勝って勝って勝ちまくりましょう。その先に、過去最強の自分が待っています。本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。今日も一つずつ勝っていく。

頑張るやつはマラソンの練習をサンダルではしない

昔のことです。まだ僕がある個別指導塾のエリアマネージャー的なものだった頃、教室の奥で生徒と講師がこんな話をしていました。一応前置きで伝えておくと、既に信頼関係ができている生徒と講師です。「頑張ってるからいいじゃん!」「いやいやいや、それっておかしいよ」どうやら勉強方法についての話みたいです。聞き耳を立てます。「だって夜の方が集中できるし、なんで頑張ってんのにダメなの?」どうやら徹夜で勉強の話か。稀に夜型の人もいるはいますが、本当に稀です。学校生活や日常生活に支障がなければいいとは思うのですが、大体支障があります。深夜の勉強はほぼほぼ自己満足になりがちです。「でも今ここや学校で寝ちゃうなら意味ないでしょう。それってさ、頑張ってるって言いながら、頑張ってる自分に酔っているやつだよ。頑張るべき時に正しく頑張らなくちゃダメだよ」正論に対して、生徒もまだ反撃したそうです。この後の流れが秀逸でした。「例えばさ、マラソンランナーが練習頑張ってます!本気でメダル狙います!って言いながら、サンダルでマラソンの練習してたらどう思う?」思わず僕が笑ってしまいそうになりました。生徒も一瞬間を開けた後、「え、どういうこと?」と聞き返します。「例えばの話ね。科学的根拠もなく、絶対に良くないと思われる練習をしているのって、頑張っているって言うのかな?●●(名前)がコーチだったら、それ許す?何度も注意したのにそれを続ける選手に向かって、オッケーオッケー頑張ってるな、いつもグッジョブって言う?」何それ、とか言いながら生徒も想像を膨らませた様子です。すぐに、「たしかに言わない」と返答していました。一気に場の雰囲気も明るくなって、勉強の仕方の注意をしていたのが嘘のよう。「確かに、たとえサンダルだろうが、人によっては練習しているだけで褒められるって場合もあるよ。それはわかる。でも、今の●●は受験生でしょう。やって褒められるって段階は卒業しなくちゃ。一緒にやり方を整えよう。変われる?」生徒も「うん」と気持ちよく頷いている感じでした。実に素晴らしい流れでしたね。これって、深夜の勉強以外にも色んな物事に対して使えそうですよね。もちろんいつもこういう綺麗な流れでいくとは限らないですが、自分の引き出しの中に入れておいて、たまに使わせてもらっている素晴らしい喩えでした。今日はふと思い出した見習いたい会話のご紹介でした。本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。その時その時で相手に対するベストって変わるものだから、引き出しに中にはたくさん入れておきたいよね。