先日、宮崎塾の宮崎先生と入試動画を撮影したわけですが、その際に宮崎先生から興味深いお話をお伺いできました。
なんでも、我が塾のある藤沢市村岡という地は、全国でも珍しくナウマンゾウのほぼ一頭分の化石が見つかった場所なんだといいます。恥ずかしながら知りませんでした。
ナウマンゾウとは、およそ40万年前には誕生していたとされる日本を代表するゾウの一種。ちなみに、マンモスとは属が違います。マンモスの方が少し毛が長かったとされています。
村岡のどこかにそのことを示す看板があるということで、散歩がてら探しに行こうと思い立ちました。なんとなくの場所はわかっています。天嶽院という曹洞宗の禅寺の裏の方です。その辺りは入り組んでいて坂道も多いんですよね。探索は難航するかに思いましたが、
すぐ見つかりました。場所は渡内第二会館前。オリンピックさんの裏側です。
こんにちは、天岳院のナウマンゾウさん。約13万年前の化石ということで、遥か遠き昔に思いを馳せることができますね。年表もチェック。
さて、割とすぐ見つかったということもあり、散歩したりなかった僕は、お近くの天嶽院さんへ。
ここ、HPも充実していて、ブログもやられているんです。地域に開かれたお寺って素敵。
少し歴史も追ってみましょう。
天嶽院さんはもともと真言宗(空海ですよね)の古寺「不動院」だったといいます。1180年頃には、あの源頼朝も祈願をしたという伝説があります。
1495年には僕の好きな戦国武将でもある北条早雲によって伽藍(がらん。僧侶が集まり修行する場所という意味。寺院の主要建築群を指す)の一寺が創建され、曹洞宗(道元ですよね)の禅寺となったそうです。
幾度か火災にも遭いましたが、江戸時代中期に黄門様(水戸光圀公)によって建立されたとされる山門など現存するものもあります。七堂伽藍は1998年に室町時代の様式に統一して復興したそうです。
境内には秋の気配がまだ残っていました。美しい。
「黄門様」の水戸光圀公建立の天嶽院山門で睨みをきかせる仁王様を後ろから。
なんだか花火火器厳禁の看板も厳かに見える。
山門左脇には、六地蔵菩薩様が並びます。ほのぼのします。
帰り道には、焙煎専門のコーヒー屋さんも見つけました。それにしてもいいお天気。
ナウマンゾウの看板も見つかって、綺麗な景色に心も洗われて、素敵な散歩道になりました。ありがとうございました。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
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