「具体」と「抽象」って聞いたことありますか?
「具体的」と「抽象的」みたいに、的をつけたら耳馴染みのいい言葉になりますかね。一つずつの意味はこちら。
具体的…物事が(単に思考の対象になるだけでなく)直観的に知りうるような、姿・形を備えているさま
抽象的…抽象してとらえるさま
例えば、「毎日ワークを10ページずつやる」が具体的で、「毎日頑張る」が抽象的ですね。
勉強においては、この具体と抽象の行き来が重要です。
算数で考えてみましょう。誰しも初めのうちは具体的なモノを使って足し算や引き算を行います。段々とそれを頭の中でやるようになり、数という抽象的なモノで考えるようになります。小数や分数など具体で考えにくいものがどんどん登場して、学年を重ねるごとに抽象でものを考える機会が増えていきます。
国語においては、読解でこの具体と抽象の行き来を頻繁に行います。例文を使って説明していきましょう。
「私は昨日食べ物をいっぱい貰った。例えば、そばや天ぷらや寿司や肉だ」
なんとも羨ましい文章ですが、この文においては「食べ物」が抽象で、「例えば以下」が具体になりますね。ここで「貰った食べ物とはなんですか?」という風にして問題が出題されるわけです。
具体と抽象の行き来において大切なのは、まず具体を理解していることです。だから子どものうちはより多くの具体に触れさせたいですね。おはじきを使ってものを数えたり、立体や機械や自然に触れたりして、頭の中に具体のストックがあればあるほど、抽象がイメージしやすくなります。
だから、子どものうちはいろんなところへ行っていろんなものに出会っていろんなものを見て聞いて触ってみようね。その体験はすべての勉強において役に立つ素敵な財産になるはずですよ。
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立体パズルもイメージを広げるには良いよね。
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