学校生活や大人の世界でも使える「他責」と「自責」の考え方


「学校の先生の話が眠くなるから、授業中寝ちゃう」


昔、しょっちゅうこんなことを言っていた生徒に指摘をしたことがあります。


「でも、その先生の授業中でも寝ない子はいるんだよね?」


彼は頷きます。


「口調などが眠くなる先生がいるのはわかるけど、寝ちゃう原因が自分にあるとは考えない?」


説教か?と身構えそうになったのが分かったので、改めて名を呼びながら質問をします。


「なぁ、●●。自責と他責って聞いたことある?」


彼はもちろん「知らない」と答えます。


「じゃあ、自己責任っていう言葉は?」


「知ってる」


「その反対が他責、つまり他者の責任ってことね。例えば…」と前置きして、僕はこんな話をします。



「眠くなる話をする先生と、寝ちゃって授業を損する自分。変えるならどっちのほうが楽で得かね」


眠くなる理由が、「何言ってるかわからない」なら、復習の必要あり。「もう知ってるよそれ」なら、最悪その科目のワーク解いてたっていいでしょう。寝るっていうのは相手にも失礼だし、自分にとっても損だよね。そんなことを話しました。


「自己責任で考えられる人間の方が成長は早いよ。でも、心が弱っている時はあえて他者の責任にしてみてもいい。何でもかんでも自分の責任は疲れちゃうからね。だけど、大事だと思うことはなるべく自己責任で考えてください」


どれだけ伝わったのかはわかりませんが、次に会った時には「寝なかった」と満面の笑みで教えてくれました。ひとまず偉い。




僕も弱っている時は、よく人の責任にしてしまいます。


でも、それって結局なかなか解決しないんですよね。だから、また同じことが起こる。


「過去と他人は変えられない」なんて言葉もありますが、確かに誰かを変えるより、自分を変える方が早くて楽です。


感情は置いといて、結局それが自分のためになるのです。


でも、前述の通り、何でもかんでも自分の責任にしていたら疲れちゃいますよ。良いバランスがとれるように、日々日々練習を。


迷ったらちゃんと厳しいことも言ってくれる信頼できる人に相談に乗ってもらうのもいいでしょう。


「他責」と「自責」。


どっちも大切に、上手に使いこなしていきましょうね。


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そして今日もまたなるべくハッピーな1日を。

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塾という場所が好きです。生徒の成長する姿を見るのが好きです。生徒や保護者と未来の話をするのが好きです。合格や目標を達成して一緒に喜ぶのが好きです。講師と語り合うのが好きです。教材とにらめっこするのも好きです。新しい人と出会うのも好きです。藤沢の街が好きです。ブログも、好きです。

勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの居場所であり未来を生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。2019年藤沢にHOME個別指導塾リアル教室を開校。