「学校の先生の話が眠くなるから、授業中寝ちゃう」
昔、しょっちゅうこんなことを言っていた生徒に指摘をしたことがあります。
「でも、その先生の授業中でも寝ない子はいるんだよね?」
彼は頷きます。
「口調などが眠くなる先生がいるのはわかるけど、寝ちゃう原因が自分にあるとは考えない?」
説教か?と身構えそうになったのが分かったので、改めて名を呼びながら質問をします。
「なぁ、●●。自責と他責って聞いたことある?」
彼はもちろん「知らない」と答えます。
「じゃあ、自己責任っていう言葉は?」
「知ってる」
「その反対が他責、つまり他者の責任ってことね。例えば…」と前置きして、僕はこんな話をします。
他責と自責の考え方。例えば道にあるバナナの皮で滑った時、他責の人は「誰だこんな所に捨てたのは!」と怒る。自責の人は「ちゃんと足元見て歩かねば」と気を付ける。心が弱っている時はあえて他責で考えることも大切だけど、次転ばないようにするには、自分の責任と捉えて、自分が変わる方が楽です。
— 勉強犬🐶第二の家 (@homekobetsu) May 19, 2021
「眠くなる話をする先生と、寝ちゃって授業を損する自分。変えるならどっちのほうが楽で得かね」
眠くなる理由が、「何言ってるかわからない」なら、復習の必要あり。「もう知ってるよそれ」なら、最悪その科目のワーク解いてたっていいでしょう。寝るっていうのは相手にも失礼だし、自分にとっても損だよね。そんなことを話しました。
「自己責任で考えられる人間の方が成長は早いよ。でも、心が弱っている時はあえて他者の責任にしてみてもいい。何でもかんでも自分の責任は疲れちゃうからね。だけど、大事だと思うことはなるべく自己責任で考えてください」
どれだけ伝わったのかはわかりませんが、次に会った時には「寝なかった」と満面の笑みで教えてくれました。ひとまず偉い。
僕も弱っている時は、よく人の責任にしてしまいます。
でも、それって結局なかなか解決しないんですよね。だから、また同じことが起こる。
「過去と他人は変えられない」なんて言葉もありますが、確かに誰かを変えるより、自分を変える方が早くて楽です。
感情は置いといて、結局それが自分のためになるのです。
でも、前述の通り、何でもかんでも自分の責任にしていたら疲れちゃいますよ。良いバランスがとれるように、日々日々練習を。
迷ったらちゃんと厳しいことも言ってくれる信頼できる人に相談に乗ってもらうのもいいでしょう。
「他責」と「自責」。
どっちも大切に、上手に使いこなしていきましょうね。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
そして今日もまたなるべくハッピーな1日を。
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