さぁ、本日は就職活動の受かり方について!
生徒の皆さんにとっては気が早いお話ですが、
知っておいて損はない知識のはずです。
もちろん、高校や大学受験の面接でも使えますよ!
何を隠そう、私、勉強犬は、以前は求人広告営業犬でした。
また、最近では採用担当として、多くの学生と話をしています。
「採用」に関しては両面からその現場を見ており、塾関係者の中でも詳しい(はず)です。多分。
その中で、「就職活動どうしたらいいかわからない」「不安だ」という声をいただいたので、
アドバイスがてら、今日の記事です。多くの就活生に届きますように。
ねぇねぇ、就職活動にお悩みのあなた、
そんなに不安がる必要はないんだよ。
就活に苦しむあなたも、
下記の「二本の矢印」に沿って考えれば絶対に大丈夫。
アドバイスした講師たちの90%以上も合格済です。ご安心を。
もちろん、正解はこれだ!というわけではありませんが(色々な意見があると思いますが)、
少しでも参考になれば幸いです。
さぁ、早速参りましょう。
「就職活動、どうしていいかわからない」「めっちゃ不安」という方に、
私はまず次の図を書かせます。
語弊を恐れず言うならば、
就職活動の大事なことは、次の図だけです。
絵が下手なのは気にしないでください。
就職活動で大事なのは、この「二本の矢印」です。
まずは見方から説明しましょう。
左側の人間が、「あなた」です。
右側の家みたいなのが、「志望している企業・学校・団体」です。
①の矢印が「そこじゃなきゃ駄目な理由」で、
②の矢印が「あなたじゃなきゃ駄目な理由」です。
この①②の矢印がポイントで、
これが揃った時、相手はあなたを採用します。
逆に、この二本の矢印を揃えさえすれば、不採用にはなりません。
ですから、就職活動のスタートは、この二本の矢印について考えること。
企業分析や自己分析はその後です。その2つに関しては後で解説します。
では①②の矢印について詳しくお話しましょう。
①の矢印→「そこじゃなきゃ駄目な理由」
①の矢印は「そこじゃなきゃ駄目な理由」です。
あなたにとって、そこ(志望企業)じゃなきゃ駄目な理由。
これはよく「志望動機」という形で質問されますね。
そこでこの「そこじゃなきゃ駄目な理由」を答えることが重要です。
例えば明光義塾が志望企業だとして、
志望理由を訊かれた際の、
「個別指導塾で働くのが夢でした」といった答えは、
「そこじゃなきゃ駄目な理由」にはなっていません。
「え?スクールIEじゃ駄目なの?森塾は?東京個別は?」と突っ込まれるような答えは、
「そこじゃなきゃ駄目な理由」としては弱いのです。
では、どうすればいいでしょう。
オススメの技を一つだけご紹介しましょう。
名付けて「三つあわせて一本作戦」です。
「私が御社を志望した理由は3つあります。
一つ目は◯◯。〜説明〜。二つ目は◯◯。〜説明〜。そして3つ目は◯◯です。〜説明〜」
こんな形で、3つあわせて「そこじゃなきゃ駄目な理由」を作るのです。
特に、このうちの一つに、「人」を入れておくのがオススメです。
説明会やインターン、面接の場などで出会ったその企業の人や雰囲気を理由の一つにすれば、
それは紛れもなく「そこじゃなきゃ駄目な理由」になります。
業界や職種の動機と組み合わせれば、
あっという間に「そこじゃなきゃ駄目な理由」の出来上がりです。
②の矢印→「あなたじゃなきゃ駄目な理由」
②の矢印は「あなたじゃなきゃ駄目な理由」です。
これも例を出してみましょう。
例えば、あなたが滅茶苦茶野球がうまかったとして、
だけど志望する企業がサッカーチームだったら、その強みは役に立つでしょうか。
そうです、それは相手にとっての「あなたじゃなきゃ駄目な理由」にはなりません。
つまり、不採用です。
相手にとって「あなたじゃなきゃ駄目な理由」を、
あなたが伝えてあげなければなりません。
これをするために、「企業分析」と「自己分析」が必要になります。
まず先にやるのは、「企業分析」。
就活において、この企業分析をもっと簡単に言うなら、
「企業分析=相手がどんな人を欲しがっているか」です。
この企業分析の方法は色んな方法がありますが、
まずはHPや社長ブログ、採用サイトなどから、
「こんな人が欲しい」と言っているのを確認しましょう。
「求める人物像」なんてあったらピッタリですね。
続いて、仕事内容や企業の風土、企業理念などから、
「うーん、この企業はこんな人が欲しいんじゃないかなぁ」と人を想像しましょう。
なるべく具体的にその人がイメージできるとベストです。
(有名人や漫画・ドラマの登場人物なんかで想像すると楽しくなってきます)
さらにレベルを上げた企業分析の方法は、いつかまたの機会に詳しくご説明しますね。
さらにレベルを上げた企業分析をするなら、
「3C」という考え方がオススメです。
その企業の3つのC【Customer(お客様)・Company(自社の強み)・Competitor(競合)】から、
企業の戦略や求める人物をイメージしていくという方法ですが、今回は説明を割愛しますね。
(具体的な企業の3Cを考えてみると面白いです。興味のある方は、マクドナルドとモスバーガーで3Cを比べてみましょう。両者の取る戦略が違うことがわかりますね)
企業分析をして見つけた「その企業が欲しいと思うこんな人」が、
あなたの目指すところです。説明上、「その人」としましょう。
さぁ、そこまで出来たら最後に「自己分析」で、
あなたの中にある「その人」の要素を探すだけです。
つまり、「その人」に近い自分の長所を見つけるのです。
※自己分析はとっても難しいです。なぜなら人の中には元々色んな要素があるから。だから先に企業分析をして、「その人」というゴールを作っておくほうが、「その人」という指標がある分、自己分析は楽にできるのです。
大丈夫。「自分には長所がない」なんて言わないで。それは嘘です。
短所は、ひっくり返せば長所になります。
臆病→慎重、うるさい→元気、自分で決められない→人を思いやれる、など、
秘技「ひっくりかえし」を使えば、自分の長所はいくらでも見つかります。
例えば、「その人」が「イチロー」なら、
自分の中の「ストイックなところ」や「諦めないこと」「集中力がある」など、
「イチロー」と被る部分をなるべく集めましょう。
もちろん、実際のイチローレベルでなくても問題ありません。
度合いではなくて、
自分と「その人(企業が求めている人)」が一致している「要素」が大事なのです。
その要素が、②の矢印「あなたじゃなきゃ駄目な理由」になります。
数はもちろん、併せてエピソードが集められるとなお良しです。
え?なぜか?それは最終章でご説明しましょう。
あ、前述した「野球が滅茶苦茶うまい人」が「サッカーチーム」をもしも志望した際は、
「野球がうまい」を細分化して、相手が求める「その人」と合わせてあげるといいです。
「足が速い」「体力がある」「体幹が強い」など、「要素」で見れば、
いくらでも「あなたじゃなきゃ駄目な理由」は見つかるのです。
さぁ、もうちょっとで終わりです。
伝え方
さぁ、遂にここまで来ましたね。
二本の矢印の材料が集まったら、あとは面接で相手に伝えるだけです。
最後にお伝えする「伝え方」のポイントは3つ。
・具体性
・エピソード
・アンチクライマックス法
です。
「具体性」に関しての詳しくはこちらの記事をご参照ください。
そして、その具体性を高めるためにもエピソードで話すことは重要です。
人は元来ストーリー好き。物語があると、ついつい聞いてしまうんですよね。
ただ強みを伝えるだけでなく、「具体的」や「エピソード」を加えることで、
相手への印象や記憶の残りが違ってきます。
そして、「アンチクライマックス法」は、
「最初に結論を言う」ということです。
そうすることでこちらにとっても相手にとっても、話がわかりやすくなります。
私の強みは「ストイックなところ」です。
小学校から大学の今のところまでは、すべて皆勤賞です。
台風の日に、学校に来ていたのは自分だけだったということもありました。
大学生になって一人暮らしになってからは、
毎日欠かさずトイレ掃除を続けています。
ね。印象に残るでしょ?
「二本の矢印」を、これらの「伝え方」で伝えられれば、
あなたは受かります。
長くなりましたが、これが就職活動の極意「二本の矢印」でした。
最後に、就活生へメッセージ。
新卒の就職活動というのは人生に2度はない貴重な機会。
各企業の顔である「人事」の人と話せる機会なんて今後そうそうないからね。
辛いことも、苦しいことも、全部ひっくるめて、楽しんで。
いくら内定をもらっても、行けるのはたったひとつだけだよ。
焦らないで、自分に合う企業を見つけよう。
縁のある企業は必ずあるから、探し続けよう。
仕事っていうのはさ、
多くの人にとって「寝る時間」の次に長い時間やることだから、
やっぱり自分が「いいな」って思う場所で、「いいな」って思うことをやってほしい。
仕事には、小さいも大きいもない。どれも世界にとって大切なお仕事。
だから、色んな業界を見て、色んなことを知って、自分の「いいな」を見つけよう。
完璧で絶対の「いい!」じゃなくていい。それは始めてみないとわからないことだから。
「いいな」って、まずはそう思えた自分の感覚をとっても大切にしよう。
働くって、「人のために動く」って書くよね。
そう、君がどこで「働く」としても、
君は君なりに「人の為に動いて」、
その対価としてお金をもらうことになる。
それってさ、とっても素晴らしいことだよね。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
そしてその先で「天職」を見つけられた勉強犬は、今とっても幸せです。
頑張れ、就活生。
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