2022年度公立高校入試に向けて、県と全県模試さんのデータをもとに、湘南地域の各高校のノートを作成しました。
今回は、湘南地域が誇る人気中堅校「SOFTS」の2校のご紹介です。
SOFTSとは、七里ガ浜高校、大船高校、藤沢西高校、鶴嶺高校、湘南台高校の頭文字をとって勝手に名付けた略称です。今回はこのうちの七里ガ浜高校と大船高校にクローズアップしたいと思います。
下の表では黄色い部分が湘南地域になりますので、各々どこにあるのか確認してみてください。もちろんどの高校も特色溢れる素敵な高校ですよ。
それでは早速一つずつ見ていきましょう。
あ、その前に注意点を。
各データの数字の多くは昨年までのものの記録ですので、そこから今年どうなるかを予想するのは困難です。参考程度にご覧ください。
また、倍率の数値は、ご覧の通り高ければ低くなるし、低ければ高くなります。この地域は人気校も多いので、大体1.1〜1.4ぐらいにはなります。一喜一憂するよりも何倍でも合格できる実力を磨きましょう。
それを踏まえて各ノートをご覧ください。
七里ガ浜高校
七里ガ浜高校は、海と駅近ロケーション最高の人気高校です。そのロケーションからか、元気な印象を持っています。わかりやすく言えば、ワイシャツ開けがち、先生あだ名で呼びがちというやつですね。
昔の生徒で、通っていた真面目な子が「隠キャには辛い」とボソッと言っていたのが印象に残っています。なんとなくイメージつきますかね。あと周りが観光スポットということもあって、「人が多い」と言っていました。この辺り、大船高校とは正反対かもしれませんね。
眺望抜群の図書館や、パウダールームが人気スポット。らしいです。
さて、数字を見ていきましょう。
まずは定員。定員が増えた、というより減っていたのが元に戻りましたね。志望する子にとっては嬉しい情報かもしれません。
よく偏差値帯の近い大船高校と比較されますが、「人気の七里ガ浜、進学実績の大船」という感があります。HPに記載の合格実績はこちら。
入試に関して言えば、近年合格者平均内申も合格者平均点も上昇気味です。昨年の入試が簡単だったのを踏まえると、内申がどうであれ5教科の平均が75点(合計380〜370点)とれれば大丈夫でしょう。英国で稼いで、数学でくらいついて、理社勝負という感じでしょうか。
大船高校
山の上の大船高校。リンク先にもある通り、真面目な子が損をしない高校といったイメージです。大きな坂を登った先にありますが、だからこそそこからの景色は見ものです。緑と住宅に囲まれた静かな雰囲気の中で学びを深められます。
文化祭などにも訪れたことがありますが、暗い感じはしませんでした。生徒からは「楽しくない」と言われることもある一方、「なんだかんだ落ち着く」「意外と楽しい」などの声も聞かれます。この辺は合っているかどうかなので、迷っている方は近くまで行って様子を伺ってみるのもいいでしょう。
進学実績についてですが、国公立や難関私大に関しては七里ガ浜高校よりも大船高校の方に分がありそうです(この先はわかりませんが)。この辺りは真面目な雰囲気が功を奏しているのかもしれません。
元気な雰囲気の高校が人気の昨今、真面目な大船高校の倍率自体は下降気味ですが、それでも合格者の平均内申や点数は低くありません。七里ガ浜高校と同じくらいの点数取得を目標に勉強に励むのが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。雰囲気も立地もまるで正反対のこの2校。だけど、どちらも素敵な高校に変わりはありません。重要なのは、あなたに合うか合わないかです。
これらの情報がその検討の際の参考になれば幸いです。
なお、どちらの高校も面接でもちょっとだけ差がつくので、そこもしっかり準備していきましょうね。
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