多くの生徒達にとって、最大の敵である【凡ミス・ケアレスミス】。近年は彼らのことを「重大ミス」と読んでおりますが、本日はそんな彼らの解決策に迫ってみようと思います。
最初に申し上げておく大切なことは、凡ミスやケアレスミスの減らし方は必ずあるということ。そして、方法次第で必ず減らせるということです。やればできるというわけです。
今日はその減らし方を一緒に見ていきましょう。大切なことは分析→対策のプロセスです。そしてそこからわかる意外な事実とは一体。
なぜ?そのミスが起こったのか考える
ありがちな会話である、「テストが悪かった」→「ケアレスミスが原因だ」は、実は本当のテストが悪かった原因には触れておりません。
「テストが悪かった」→「ケアレスミスが原因だ」→「じゃあそのケアレスミスの原因は?」と、最低でもここまで深掘りして原因を探すようにしましょう。
テストが返ってきた時の分析方法例を載せておきますね。詳しくは『テスト分析の仕方』をご覧ください。
- 間違えた問題を「わからなかった問題」と「わかったけど間違えた問題」に分ける。
- 「わかったけど間違えた問題」を間違えた理由を考える。
- その原因を見つけて深掘りする(時間が足りなかった→じゃあなぜ足りなかった?)
- 根本の原因が見つかったら解決策を考える
端的に言えばこういう流れになりますね。ここには深掘りした原因から対策を見つける例を載せておきましょう。
- 全体的に時間が足りなかった→過去問などを時間制限を設けて演習
- どこかの問題に時間がかかった→CTなどで時間制限も受けて類題を演習
- そもそもルールが理解しきれてなかった→再度把握から始める
- 途中式が汚い→日々の練習時のノートの使い方から
- スペースがなくて混ざった→過去問などで裏面や空いている部分を使う練習
- 目線の移動に慣れていない?→別途解答用紙のある問題でテストして慣れる、途中式は最後の答えまで書いているかチェック(たまに途中式を答えの一行前まで書いてそこから回答欄に答えを書く人が居るがこれは危険。首を横振りしながら物事を考えない。人は縦振りしながらの方が考えやすい)
などなど。
読んでいてお分かりになりましたか?これらざっくりまとめてしまえば、準備が足りていなかったということなんです。
よく「100点とるためには利き手じゃない方の手で解いて100点とれるぐらいの準備、つまり120点の準備が必要だよ」という話をしますが、凡ミスをする子の多くが、そこまでの準備ができていないんですね。
いつも帰っている帰り道で道に迷うことが危険なように、わかっていることを間違えるというのは非常に危険なことです。危機感を持って準備に取り組む必要があります。
まず「凡ミス・ケアレスミス」の原因は普段にあると認識すること。そして、普段からその重大でヤバいミスを減らすための意識と努力をしていくことが大切です。
だからこそ、早め早めの準備を心がけましょう。何なら今まで生きてきたすべての時間が準備期間ですから、もし今まで勿体無い時間の使い方をしていたならどこかでやり方を変えましょう。
勉強ばっかしなさいってことではないですよ。考えることを大切に、ということです。遊びでもスポーツでも、自分の頭を使って考えることを大切にしましょうね。それも立派な準備です。
さぁ、最高の準備を。
いつだって準備がしっかりできている者が勝利を手にするのですから。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
凡ミス・ケアレスミス、なくなったら気持ちいいからね。
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