「なんかもっと面白くならないの?」
授業が始まる前に中2のYさんが講師にくってかかっていました。
何事かと思いましたが、英語に対しての不満をぶつけているようです。
英語がバスケのように面白くなればいいのにね、と講師もなだめるように相槌。
Yさんはバスケ部で、バスケが大好きな女の子。
そして、英語がとっても苦手です。
一度苦手意識がついてしまったものは、無意識的にも避けるので物理的な勉強量も少なくなりますから、
やはりなかなか成績を伸ばすことが難しくなります。
「本当は苦手なくしたいんだけどつまんないんだもん」
本人もそれじゃいけないとわかっていながら、なかなかその壁を乗り越えられない様子。
そこで「これ、やってみようか」と講師が持ってきたのがこの「英語多読ワーク40」。
ゲーム性や面白みのある長文を多数取り揃えていて、
英語が「楽しく」学べる教材です。とはいえ、今までなかなか授業では使っていなかったので、
今回塾の休憩時間を使って、改めてじっくり一緒に中身を見ながら実践してみました。
長文を読んで料理を当てたり、英文で心理テストを受けたり、
珍道中旅行日記で思わず笑ってしまったり、日本昔話を英語で読んだり、
『英語長文=堅っ苦しいもの』という概念を吹き飛ばすよう工夫された教材です。
Yさんも「なんだこりゃ」と言いながらも楽しそうでした。
特にクイズではいつの間にか早押し大会(先日の時事問題早押しではまった層が居るらしい)が始まっていましたね。
気になることと言えば、心理テストゾーンの例が、
「オバタリアン度」や「星飛雄馬度」などと一部例が古いことですが、
贔屓目に見れば、だからこそ大人と子どものコミュニケーションツールになるのではないでしょうか。
「オバタリアンって何?」って訊かれた講師が「おばさんの怪獣」と嘘を教えていたのでフォローはしておきました。
また、英語が苦手な生徒が自分でどんどん解き進められるかというと、
少し難しい感があります。
塾などでは授業中はもちろん、休憩中にみんなでワイワイやるのがいい感じですかね。
バスケや他のスポーツとも同様、
英語だってやってみてからルールを知っていくほうが早く上達するに決まっています。
文法ももちろん大事ですが、日本語だって文法を意識しながら話している人がどれだけ居るでしょう。
まず大切なのはそこではない。
間違いなんて恐れず、英語を使ってみること。
そこからすべては始まります。
そのためにこういった教材が活用できるといいですね。
「ま、やってやってもいいかな」
だいぶ上からですがYさんからもお墨付きいただきました!活用しましょう。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
他にも面白い長文教材募集中!
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