県からこんなリーフレットが公表されていました。
以前から話題になっていた令和6年度(2024年度)からの入試の変更点ですね。今の中2生たちの代からになります。
変更する内容は上記の通り、
- 定時制や通信制の高校入試の実施時期
- 入試の項目の変更(一律の面接が廃止。各高校で選べるように)
- 今までは学力検査(+面接・特色検査)で判定された二次選考に内申の「態度」項目が加わる
特に大きな影響がありそうなのが、3つ目です。
ざっくばらんに言えば、今までは内申が悪くても実力があってテストで点が取れる子は合格できる仕組みだったのに、これからは内申の「態度」の観点が悪かったら実力だけでは合格しにくい仕組みになるかもということです。そこを心配している塾の先生方も多いのかと。
それほど「内申」ってブラックボックスなんですよね。各中学校(なんなら各先生間)で基準も評価の仕組みも母集団もバラバラなので、なかなか公平性が保ちにくいんです。
それでも今までは一次選考(内申使う)、二次選考(内申使わない)で棲み分けできていたものが、ここに来て二次選考でも内申の観点が評価されるとなると、問題が増えるんじゃないかと心配ですね。
ここに書いてある通り、二次選考での数値の取り扱い方は高校側で設定できるので、上位校はなるたけ「態度」の観点分の比率を減らしてくることも予想されますが、最低でも「2」の比率は入るということで、ちょっと不安です。
当塾ではもちろん「内申の取り方」みたいな指導もするので、それを身につけた子たちにとってはある意味追い風なんですが、そこで必要以上に苦労する子もいますからね。
また、「特色検査」の比率も各高校で「1以上5以下」に設定できるということで、各高校のこの数値がどうなるかも注目せねばなりません。
そんな気になる比率の詳しくは来年の6月に発表予定の様子なので、現中学2年生のみなさんは「観点別評価の態度」(もちろん他も重要ですが)を意識して学校生活送ってみましょう。
なお、不登校などによる「内申がつかなかった子(資料の整わなかった子)用の入試制度」は今まで通りあるのでご心配なく。
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