「中学一年生のうちから特色検査対策でできることはありますか?」というご質問をいただきました。
特色検査というのは、神奈川県の公立高校入試で行われる各高校特有のテストのことですね。実技試験などもあるのですが、ここでは「学力向上進学重点校(勉強超頑張るところ)」や「学力向上進学重点校エントリー校(勉強頑張るところ)」が行う共通特色検査について、個人的な意見にはなりますが、どのような対策をしていけばいいのか記しておきたいと思います。
まず基本は5教科と副教科のテストで高得点を取れるような勉強をすることです。当たり前ですが、その当たり前をしっかり構築することから始めましょう。
この勉強によって、さまざまな教科の知識が手に入ります。知識はアイテムのようなもの。各教科で得た基本的な知識は、難問奇問を解く際の一番の味方になってくれることでしょう。
ただ、きっと質問者の意図はそういうことではありませんよね。基本を大切にした上で、どういう取り組みがオススメか書いていきますね。
特色検査は5教科の入試問題よりも少し思考の道筋が見えにくく、「何から手をつけていいのか」「どうやって考えればいいのか」「どれくらい時間がかかるのか」見えにくい問題が多いです。ですから、そういった問題に慣れていない子は、難易度がそこまで高くないそういった問題から取り組めるといいでしょう。オススメの市販教材や問題を列挙しておきます。
・5分で論理的思考力ドリル(難易度は3段階あります。ワイワイ楽しみながらやれると良いです)
・算数ラボ(級別。図形バージョンや2もあり。上位教材の数学アドベンチャーも面白い)
・公立中高一貫校過去問(全国じゃなくて神奈川県の相模原・平塚中等の過去問集でもいいかも)
・SPI問題集(全部が使えるわけではないので、優先順位は低めでオッケー)
SPIとは、Synthetic Personality Inventory(総合適性検査)の略で、主に就職試験の際に用いられる性格能力適性検査の事です。そのうちの一部は公立高校の適性検査対策に活用できます。
SPIの問題は勉強部でも参考にさせていただいています。例えば、この宇宙旅行の問題は過去のSPIの問題を少しいじったものですね。
こういった問題たちでコツコツ思考の仕方を学んでいきながら、本番が近づいてきたら過去問なども利用して素早い情報の読み取りや取捨選択などの練習もしていければ、特色検査だってちょっとずつ楽しめるようになってくると思います。
もちろん問題をガツガツ解くだけではなくて、日々日々生活や体験の中で頭を使うことも大事ですよ。毎日毎日思考しましょう。
「なんで風って吹くんだろう」とか「車ってどうやって動いているんだろう」とか「選挙ってどんな仕組みなんだろう」とか「youtubeとテレビって結局どっちが見てる人多いの?」とか、気になるものは調べて知識を増やしていきましょう。仮説を立てて調べて理解するその過程も立派な特色検査対策になりますからね。
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