【塾物語】響き

「学校に行きたくないんです」

中学生になって転校したばかりの頃、私は友達ができないことや、

気を遣ってばかりの日々に耐えられなくなって、

信頼できる塾の先生にそう言った。


あの頃の私は、何に対しても臆病で、

気ばっかり遣っていて(正確には遣ったつもりになっていて)、

きっと周りにも気を遣わせていたんだろう。

話を聞いてくれた後、先生は私にこう言った。

「いつもさ、思ったことをそのまま口にしてごらん。考えるより先に、そのままでいいから」


学校で落とした消しゴムを隣の子が拾ってくれたとき、

「ごめんなさい」と言いかけて、私は本当に言いたい言葉がそれじゃないことに気付いた。

「ありがとう」自然に笑顔が生まれて、相手も笑ってくれた。

少し距離が縮まったのが、わかった。


「あなたがあなたらしい言葉を響かせれば、

共鳴するように、世界もそれに合わせた音を鳴らすよ」

何かの歌の歌詞だけどね、と先生は笑った。


でもその言葉は今も私の心の中に響いて、

結局学校を一日も休まず卒業した私は、

もっと多くの場所で色んな世界の音に出会いたくなって、

今、アメリカに来ています。



先生は、元気かな。

HOME〜私の好きな塾という場所〜

塾という場所が好きです。生徒の成長する姿を見るのが好きです。生徒や保護者と未来の話をするのが好きです。合格や目標を達成して一緒に喜ぶのが好きです。講師と語り合うのが好きです。教材とにらめっこするのも好きです。新しい人と出会うのも好きです。藤沢の街が好きです。ブログも、好きです。

勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。過去に3000人以上の生徒の個別指導経験を持つ。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。

0コメント

  • 1000 / 1000