平塚江南高校は旧学区トップ校。「自主と自律」「心身の健康」を重点目標におき、「和・愛・熱」をモットーとする人気校です。
アンケートにも書いてありますが、平塚江南と言えば体育祭!縦割りの8ブロック対抗で熱い戦いを見せてくれるのと同時に、ハイレベルな仮装も見ものです。「これに尽きる…」は言い過ぎかとも思いますが。
まずはデータを見てみましょう。
平塚江南高校基本データ
設立:1921年(大正10年)
生徒数(30年度):962名(男子509名・女子453名)
授業:2学期制 65分✕5時限(50分授業もある)
場所:平塚市諏訪町5-1 駅:東海道線「平塚」駅より徒歩25分またはバス
合格率60%目安内申:118/135 合格率60%目安偏差値:63
比率(内申:学力検査:面接:特色検査):3:5:2:1
大学合格実績(平成30年春):京都大1 北海道大3 東北大2 大阪大1 筑波大2 千葉大1 電気通信大4 東京農工大1 横浜国立大6 首都大東京7 横浜市立大7 早稲田大23 慶應義塾大3 上智大2 東京理科大18 明治大80 青山学院大29 立教大26 中央大41 法政大61 学習院大5
指定校:首都大東京 横浜市立大 早稲田大 慶應義塾大 上智大 東京理科大etc
備考:部活動8割加入、後夜祭の「花道」も見どころ、合唱コンクールでは職員コーラス有
※最新情報は学校HPでご確認ください。
私も足を踏み入れたことのある学校なのですが、校舎は昔ながらの風情ある高校といった感じで、雰囲気があります。新しい!綺麗!って感じではないかな。
ただ、だからこそ、そこにどしんと根付いている伝統や文化を感じます。アンケートや数名の生徒に聞いた話を元に、平塚江南高校に迫ってみましょう。
平塚江南高校は、穴場!?在校生が後輩にアドバイスを!
「本当に頭のいいやつは湘南とか厚木とか小田原とか行くんですよ。STEPなんかだとそっちを勧められるみたいだし。でも、私はここを見てなんかいいなって思ったんですよね。汚いけど」
早くもデリケートな部分に触れてくれました。いいでしょう、一応注意書きしておきましょう。一個人の意見として御覧下さい。
「授業も65分で長いんですよね。面倒見はいい感じ。というか、けっこう細かいと思います。自称進学校みたいな雰囲気を醸し出してます。みんな受験するし」
きつめの表現ですが、言葉の節々から江南愛が伝わってきます。たしかに、公立校の中だと指導がきめ細かいイメージがありますね。ただ、近年は進学実績に心配の声も。それが「自称進学校」という自虐ネタにつながっているのでしょう。
理数教育推進校ということで、理系に力を入れている様子もクラス数や進学実績から伺えます。
勉強以外のところについても聞いてみましょう。ズバリ校風は?
「普通。割と自由めかな。他を知らないからわかんないけど。校則もそんなに厳しくないと思う。でもなぜかカーディガンの色指定」
めっちゃ笑ってました。頭髪も天下の体育祭の時には色とりどりで許されるそうです。
「周りにもららぽーととか駅ビルとかあるし、環境は悪くないと思いますよ」
昔は荒れているイメージのあった平塚も、今ではすっかり平和でクリーンなイメージ。ちょっと歩くしバスは混むけど、環境に不満はないようです。保護者の方もちょっと安心ですね。
「行事が多いし、そういうのが好きな人は向いていると思う。どちらかといえばみんなでワイワイしている雰囲気かなぁ」
雰囲気の一覧表を見てもわかる通り、元気とも真面目とも言える絶妙の立ち位置にいるのでしょう。部活も掛け持ちが容易にできるなど自由な感じが伝わってきます。
部活動は、競技かるた部や囲碁将棋部が強いそう。文化部のイメージが強いですよね。陸上部や野球部も頑張っているそうです。
ちなみに今年の行事予定はこちら。
受検を見れば、30年度の倍率もぐっと上がりました。全体的に元気や自由な校風の高校に人気が集まった今年、その風にしっかりと乗りましたね。まぁ、元々人気校ですが。
特色検査の内容にも満点が変わるなど少し変更がありました。前半が文系、後半が理系の問題。内容は5科目横断型ですが、小問が多く基礎問題中心の印象です。自分の意見を述べる問題が復活しましたね。
ただ、対策としては、5科目の勉強をしっかりすることで変わらなさそうです。英国数理社の各学力検査で高得点を狙うための勉強が、平塚江南の特色検査で高得点を狙うための近道にもなるでしょう。
基礎的な知識が身についていることはもちろん、それらを素早く的確に使いこなす練習が必要です。入試問題レベルの問題を多く解いて、「知識を使う」ことに慣れておきましょう。
ちなみに面接はそんなに差がついていません。
来年度は、より理系に力を入れる内容になるかな。もしかしたら小田原に倣って特色なくなるかな。その動きに注目しましょう。
「入試はね、しっかり勉強してれば入れる」
そりゃそうだ。でも、そんなあなたもめっちゃ頑張ってたからね。
インタビューに応えてくれた子も、アンケートに答えてくれた子も、話を聞いたそれ以外の子も、通っている子を見ていると、「なんだかんだ江南のこと好きなんじゃん」という子が多い印象です。
HPもなんだか古風でいい感じ。自由だけど、きめ細かい。そんな素敵な高校、平塚江南高校でした。
ちょっと気になっているあなた。門の向こうにそびえ立つ「自主自律」の石碑を横目に、成長する毎日はいかがでしょうか。
インタビューに応じてくれた生徒に御礼を言うと、「宣伝させて」と言うので了承しました。
「体育祭、見に来てね!」
ぜひ!
その他の高校情報はこちらから。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
昨年の立て看板、素敵だったから今年も期待。
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