「旅することは、生きること」旅本スローシャッターが面白い！

コロナもあってなかなか世界へ旅に出られない昨今、その救いとなるような本を見つけました。

アラスカやチリ、ヨーロッパやベトナムを出張で訪れる筆者の人々との交流が描かれた素敵な本です。装丁にもお金かかってます。

なんというか本の中に漂う空気感が気持ちいいんですよね。なんだかほっこりもするし、オシャレな空気にも浸れるし、笑っちゃうような出来事もあるし。本当に異国の地を訪れたかのような旅感が味わえます。もちろん本当に行くのには敵わないんだろうけど、後は想像力次第です。

結構読むの早い方なんですけど、なんだかこの本はじっくりゆーっくり味わっていたくて、読み終えるまでに時間をかけました。それはまるで自由に時間と場所を決められる一人旅のようで、最高の息抜きになりました。

各エピソードの中身ももちろん好きなんだけど、それ以上にリード文が好きなんですよね。例えばこんなの。

自分と似た色彩を持つ人に、出会ったことはあるだろうか。
全く違う場所に生まれ、全く違う景色を見て、全く異なる世界を歩んできたのに、何かが似ている。
葉や枝の形や数は人それぞれでも、根っこは1つの場所から始まっている。言葉にはできない感覚だけど、偶然にも同じ根の色を感じた時、その瞬間から喩えようのない近しさを覚える。
そんな人はきっと、世界の何処かに今も生きている。

ワクワク感を感じたまま、エピソードを楽しむ。この流れ、病みつきになります。

心の旅のお供にいかがでしょうか。

本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

そういえばこれもNOTE発らしい。塾日記書いてみようかしら(笑)