中3で卒業した子が、大学受験前に自習室を使って勉強していました。今日はそんな彼のお話です。
結果国公立大学に合格した彼自身が、高校生活を振り返った時に出てきた言葉が「授業聞かず教科書開かずダメダメでした」という言葉でした。驚きですよね。頑張って進学した高校が当初自分に合わず苦労したんだといいます(最後には卒業するのが寂しいって言ってました)。
以下が、高校3年時の10月の模試。この時はE判定でした。
「大学はいいところに行きたかったけど、身が入らなかった」と振り返る彼が、友達の影響もあって受験勉強を始めたのが高校2年生の1月でした。英単語だけでしたが。
なんでもやってみると現状と理想のギャップに気づくものです。彼も少しずつ自分の置かれた状況に気づき始めたといいます。そこから怒涛の受験勉強が始まりました。何をしていたのか具体的に教えてくれたので綴っていきましょう。
英語は、連単の必修編を夏休みまでに終え、そこからは長文練習を実施しました。中学生の頃に毎日基礎英語を聞いていたので、リスニングは勉強しなくてもいけたのが大きかったです。もう少し長文練習が早めにできたら良かったです。
数学は黄チャートがメインでした。一周目は全部、二周目は間違えたところ、三周目も間違えたところの繰り返しで身につけることができました。この教科は一番独学が難しかった教科でした。
国語は得意教科でもあったので、少しあぐらをかいていた部分がありました。古文は助動詞の意味に注目しながら長文を読む練習をしました。センター時代の過去問も利用して勉強を進めましたが、かける時間が少なくてグンとは伸びなかったのが反省点です。
世界史はスタサプで流れを抑えて、二次試験対策としては論述例題を音読しまくったのが良かったです。始めるのが遅くて、教科書をうまく使えなかったことが反省点です。
理科基礎や倫政は参考書や一問一答を一冊に絞って完璧にして、そこから演習しまくりました。
全体を通して、自分は長く勉強できるタイプじゃなかったので、勉強時間を多くというよりは効率を考えて勉強していました。量も大事だけど、それよりも濃さが大事。新しいことが出てきた時には「今ここで覚えないと終わりだ!」ぐらいの覚悟を持ってやっていました。
いいですね。でも、これって誰もができるわけではありません。中学生から彼を見ている身としては、彼自身の強さは「読める」ことでした。文を読んで内容を把握して説明できるまでいくスピードが早かったですね。この強みがあったからこそ、人よりも短い勉強時間で勝負ができたのだと思います。
自分で読んで勉強が進められれば早いし楽ですからね。それが彼の言った「濃さ」につながったのでしょう。
また、小さい頃から読書やリスニング練習をコツコツしてきたことが、この勝利につながったのだと思います。継続は力なりね。そういう勝ち方が何事においても王道ですよね。
最後に、「自分や友達の受験勉強を通して、一番大事だと思ったことは?」と彼に聞いてみました。彼は「自発的な努力」と答えました。うんうん、私もそう思います。結局自分でやったものが一番強いんですよね。
そんなことを改めて教えてくれた彼のお話でした。
本当におめでとう。
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また会いましょう!
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