2期制の学校では期末テストの時期です。
本日は、テスト勉強でも使える「時間の使い方」がテーマです。「時間の使い方」を説明するわけですから長々とはできませんね。サクッと参りましょう。
オススメする方法は、簡単です。誰にでも可能で、今すぐにでもできると思います。
その名も「繰り返し戦法」。
うむ、そのままだ。
もうタイトルでイメージつくかと思いますが、ちょっと例をあげて説明してみましょう。
例えば、あなたに暗記テストのために5時間自由にできる時間があるとします。
その5時間を一気に使うより、こまめに分けて使うほうが、暗記には効果的です。こまめに使って繰り返すわけですね。
一日で5時間よりも毎日1時間ずつ。一日1時間ずつよりもさらに長い期間に分けて30分ずつ。覚える内容の分量にもよりますが、なるべく分けて繰り返すほうが暗記や勉強には効果的です。
理由は大きく分けて3つ。
1つ目は、脳の仕組みです。
脳は常に「情報を捨てること」を狙っています。せっかく仕入れた情報をテストまで残しておくには、「これは大切な情報だよ!」と脳にメッセージを送って、しっかり保存してもらう必要があります。
そりゃ一日の中で数回触れた情報よりも、毎日触れている情報のほうがなんだか大切な感じありますよね。脳もそう感じます。だから、繰り返し頭に入れる方が記憶に定着しやすいわけです。
詳しくはこちらの記事でも説明しています。
2つ目の理由は、ザイオンス効果です。
ザイオンス効果とは、アメリカの心理学者ザイオンスさんが広めた「同じ人やものに接する回数が増えるほど、その対象に対して好印象になる」というものです。会えば会うほど好きになる、みたいなやつですね。日本語では「単純接触効果」とも呼ばれます。
そう、勉強においての「繰り返し戦法」も、正にこの効果を発揮します。学習内容に対して「おお、また君かね。もう君のことは覚えたよ。楽勝だよ」なんて余裕で接することができれば、その内容に親近感が湧いて、より興味が出てくるかもしれません。「深い学び」の呼び水になる可能性もあります。
3つ目の理由は、早めの計画立て&修正ができることです。
何日にも分けて繰り返すわけですから、それだけ早めの動き出しが必要になります。
その時点で先を見ることができるわけですね。目的地や目標地点を早い段階で確認することで、様々な恩恵を受けることができます。
暗記勝負になりやすい実技科目のテスト勉強で例を出してみましょう。
もちろんこれは実技科目に限った話ではないですが、実技科目は特に、というお話です。
さらにそうやって早め早めに準備できれば、テスト直前の今、他の科目への物理的な時間の負担を減らすことができますし、精神的にも余裕が出るので、焦らず気持ちよく机に向かうことができます。
また、早めに触れておけば「うわ、意外と難しい」とか「結構量が多い…」という状況にも早めに気づけて、計画の修正が可能です。
勉強でもお仕事でも先回りって大事。時が戻ることってありませんからね。
早め早めにスタートして、繰り返し繰り返しで、脳に知識を叩き込んでいきましょう。長期記憶になったそれらは、きっと長い間あなたの心強い味方になってくれるはずです。
さぁ、なんだかんだでまたまた長くなってしまいました。ご質問などあればお気軽にメールを下さいませ。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
同じことをやるでも先にやるだけで色々うまくまわるもんなんだよね。
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