「指示薬や染色液が覚えられない」という生徒の嘆きを受けて、いっちょまとめてみました。
ちなみに、指示薬とは得られた物質が何なのかを把握したい時に使う薬です。折角だから、染色液や試薬(化学反応を起こすもの)なども一覧にして一気に頭の中に入れてしまいましょう。グループにしちゃった方が覚えやすいこともあるしね。
というわけで、作成した図が以下の通りです。遊び心が強すぎる字体を使ってみましたが、ノーマルな字体のバージョンもありますので、好きな方を使って勉強してみてください。
テストも置いておきますね。
念の為、この記事にも各々の説明を載せておきましょう。参考になれば幸いです。
中性か酸性かアルカリ性か調べる時に使う
BTB溶液
酸性は黄色。中性は緑色。アルカリ性は青色。覚え方は、サンキュー(酸性は黄色)、中身(中性は緑色)、ああ(アルカリ性は青)、BTB。
リトマス紙
リトマス紙は赤と青があって基本セットで使います。どちらも色が変わらなければ中性、二つとも赤くなったら酸性、二つとも青くなったらアルカリ性です。赤ずきんさん(赤=酸)、青春ある(青=アルカリ性)と紙(リトマス紙)に書いてあるイメージで覚えましょう。
フェノールフタレイン溶液
アルカリ性で赤くなります。降ったレイン(フェノールフタレイン)の中にある赤、をイメージして暗記しましょう。
ムラサキキャベツ液
結構有能なムラサキキャベツ液です。ただ酸性かアルカリ性かだけではなくて、濃度までわかります。キャベツ(ムラサキキャベツ液)はアカムラサキイロ(赤→紫→黄色)で、色の変化もセットで覚えてしまいましょう。
細胞の核(染色体)を染める時に使う
酢酸オルセイン溶液
赤紫色に染めます。酢臭い。
酢酸カーミン溶液
赤色に染めます。酢臭い。
酢酸ダーリア溶液
青紫色に染めます。酢臭い。この3つの中だと最もハッキリ染めるが値段が高いらしいです。
特定のものがあるかどうかを確かめる時に使う
ヨウ素液
養分(デンプン)があったら反応します。薄い黄色が青紫色になります。理科の実験で使う時には薄めて利用します。光に弱いので、濃い色の瓶で保管します。
塩化コバルト紙
普段は青色だけど、水があると赤色(桃色)になります。純粋な水じゃなくても水分があれば反応します。
ベネジクト溶液(ベネジクト液)
ブドウ糖や果糖、麦芽糖などの糖を見つけるのに使います。 青色をしています。加熱すると、糖に反応して、黄色や赤褐色の沈殿を生じます。毒性があるので、皮膚や衣服に付けないように注意しましょう。
石灰水
水酸化カルシウムの水溶液です。無色透明ですが、二酸化炭素と反応して白く濁ります。ただし、少しずつ入れないと、白濁が消えて無色透明に戻ります(炭酸カルシウムではなく炭酸水素カルシウムが生成される)。
硝酸銀水溶液
無色ですが、塩素に反応すると白く濁ります(白色沈殿ができます)。その際は、水に溶けにくい塩化銀が生成されています。
何だかいっぱいあって混乱しますが、グループを作って各々の役割を正しく理解して頭に入れていきましょう。彼らは、各々の役割を全うするプロフェッショナル集団。ぜひ敵ではなく味方として頭の隅においてあげてください。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
色んなアイテムがあって面白いねぇ。
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