先日、全県模試さんの勉強会でこういった貴重なデータを見せてもらいました。
偏差値別の各教科の平均得点ですね。もちろん個々のデータは全県模試さんが集められた分になるので正確な数値ではないのですが、目安になると思います。また、集計による時期によって多少の誤差があることもご承知ください。
ただ、大まかな感じは十分わかるかなと思います。ちょっと見ていきましょう。動画はこちら。
まずは教科ごとの特性にご注目ください。見やすいようにグラフを置いておきましょう。
これは例年そうなのですが、「英語は(偏差値)上位層がとりやすくて下位層がとりにくい教科」「数学は上位層がとりにくくて下位層がとりやすい教科(高得点がとりづらい教科)」「国語は全体的にとりやすい教科」という傾向があります。
今年もその傾向は大きくは変わりませんでしたが、英語や国語が難化した事で思う通りいかなかった子も多かったのではないでしょうか。
改めて申し上げれば、今回の入試は全体的に難化傾向でした。5教科の得点を見れば、多くの偏差値帯で平均点が下がっていることがわかるかと思います。ただ、面白いことに、偏差値75と偏差値35の帯では平均点はほとんど変わっていないかむしろ上がっているんですよね。
つまり、超上位層にとっては今回のテストもそれまでとあまり変わらなかった(国語と社会がちょっと難しくなったかなといった感じ)。そして、点数がとりやすい問題に限ればそこまで難化の傾向は感じられなかったということですね。
一番難化の影響を受けたのは偏差値55あたりの子達ですよね。「点数をとりやすい」とされていた英国社の難易度が上がったのでガクンと平均点が下がっています。大変な入試だったことがわかりますね。
県としては、以前「合格者平均点が250点ぐらいを目指している」とおっしゃっていましたから、このぐらいの難易度(あるいはもう少し難しいぐらい)が理想なのかもしれません。
来年以降もこのぐらいの難易度を目安として準備をしておきたいですね。
また、この表を見ながら、自分の目標校だったら何点をどの教科でとればいいのかということもイメージしておきましょう。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
改めてみんなお疲れ様でした。
0コメント