以前にこんなツイートをしました。
勉強が得意な子と苦手な子の差は、自習席に座ってから問題を解き始めるまでの時間に表れる。得意な子は秒で始める。苦手な子は何だかんだ一向に解き始めない。自己申告の「勉強時間」にはどちらもカウントされるけど、そりゃ差がつくよ。逆に言えば、席に座ってすぐ始めるだけで勉強が得意になるかも。
— 勉強犬 (@homekobetsu) November 17, 2018
あくまで実感値のコメントだったんですが、急に「実際のところどうなの?」を調査したい欲がニョキニョキと出てきまして、やってみました。
席に座ってどれぐらいで勉強を始められたのか選手権!
ルール説明
自習にやってきた子が席に座った時点で計測スタート。最初の一問に着手するまでの時間を計測。もちろん本人たちには伝えていません。僕もこっそり見ています。あまりにも着手までが長い場合は僕の方からの熱い声かけがつきます。
エントリーナンバー1 成績がオール5に近いAさん
さぁ、まず自習にやってきたのは、内申43のAさん。公立高校志望の受検生です。
本日は塾からの課題を持参。教室長や講師に挨拶をした後、席の番号を確認して、座席へ。
流れるように席に座り、筆記用具と課題を出し、おおっと、早速解き始めた!
圧巻のスピード!これはなかなかの好タイムです!
記録 1分15秒
さすがの記録。その後も黙々と自習をして帰りました。お疲れ様。
エントリーナンバー2 嫌々来させられているBくん
続いての挑戦者は、教室長とお母さんとの約束でちょっと嫌々塾に来ているBくん。
「自習偉いじゃん。やるものは持ってきたの?」と訊けば、学校のワーク持参とのこと。
誘導された席に座って、さぁ、ここでやるかと思ったら、まさかのトイレ。来る前に行ってこい。
やっと戻ってきたと思ったら、「筆箱がない」とのことで貸出。
学校のワークをのんびり出し、「喉乾いたなぁ」とか言いながら筆箱を開け、やっとやるかなと思ったら、
借りたシャーペンを眺めてぼうっとしていたので、先に僕に限界が来ました。ゲームオーバー時間切れです。
これでは上がるものも上がりません。お説教です。
記録 10分(参考記録)
エントリーナンバー3 兄弟で一緒に来るCくん
3人目のチャレンジャーは、小学生のCくん。
お兄ちゃんの授業にくっついてやってきて、国語の課題をやるとのこと。
授業始まるギリギリにやってきたので、授業初めの号令までちょっとぼーっとしていましたが、号令後ちゃんと解き始めました。
記録 2分43秒
エントリーナンバー4 高速の中3バスケットマンDくん
まさかのシャーペン&消しゴムインポケット。速さを極めた感じでやってきた男です。
「先生計算プリントちょうだい」なんて言いながら、受験用の数学対策プリントとストップウォッチを受け取って、席に近付いたと思ったら、立ったまま机上の筆記用具やプリントを整えてタイム稼ぎ。
やっと席に着いたと思ったら、秒でしたね。
記録 27秒
ルールの盲点を突いた一撃。暫定王者です!ちなみに、成績はオール4いくかいかないかぐらいです。
エントリーナンバー5 漆黒の高校生Eくん
さぁ、優勝候補の登場です。なんたって進学校の高2。今までのメンバーとは年季が違います。
「ちわっす」のような声にならない挨拶からの、安定した自習席までの入り。早くも王者の貫禄か。
おおっと、しかし、ここで座った!王者の余裕でしょうか。まだリュックも開けていません!
そして、リュックを開けようとしたところで動きが止まった!リュックのチャックがなかなか開かない!噛んでいる!これは噛んでいる!座ってからのまさかの展開!!
記録 3分58秒
とんだ期待はずれだよと本人にも伝えました。「?」みたいな顔してました。
結局優勝はスピードスターDくんでした。
僕もバタバタしていた関係で、数名しか計れませんでしたが、今後も継続して調べてみると面白いかもしれません。ルールも少し調整が必要かもしれませんね。
スピードと成績や成長具合との相関があるかどうかは不明ですが、やっぱりすぐ始められる子ほど勉強に対しての苦手意識がないというのはあるかもしれません。
全国の猛者たちの出現を心待ちにしております。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
暇なわけじゃありません。
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