「教科書準拠ってなんですか?」
どこで聞いたのか、生徒の一人からそんな質問が出てきました。
「教科書準拠ってのは、教科書に沿っているってことだよ」
講師の一人がそう答えて、机にずらりと教材を並べました。準拠教材の有名なものだと、教育開発さんのキーワークや、育伸社さんのアイワーク、スプリックスのフォレスタなどがありますね。
写真は後からそれを真似して僕が並べたものですが、これより上手に並べていた気がします。その講師に、教材並べ大賞を差し上げましょう。
「ああ、これ持っているやつだ」と生徒はスッキリした様子で中身をパラパラめくりました。
「ん、でもきっとちょっと違うよ」と講師がニヤリ。
そうなのです。各教科書準拠教材(教科書に沿っている教材)は、どこの出版社の教材に準拠しているかによって、中身がちょっとずつ違うのです。表紙は似ていても、「●●版」というので内容が変わってきます。
では、その準拠する教科書はどのように違ってくるのでしょう。
例えば、公立中学校であれば、エリア毎に採択する教科書会社が違ってきます。県から以下の表がわ発表されています。
ついでに、小学校のも載せておきましょう。
こんな感じです。
教科書によって、進め方も全然違います。最近の藤沢市の英語は三省堂(ニュークラウン)から学校図書(トータルイングリッシュ)になってまた三省堂に戻ったんですが、学校図書さんはbe動詞よりも一般動詞を先にやるスタイルだったので、なんだか新鮮でしたね。
そして、今申し上げた通り、地域ごとに採択される教科書は定期的に変わっていきます。
神奈川県では、市ごとにその会議の途中経過がわかるようになっています。参考までに藤沢市のページを載せておきますね。
そこに、市民や保護者や教育者からの声をまとめた資料もあるのですが、意外と興味深いです。一部抜粋してご紹介しておきます。
藤沢市は、変更の可能性があった小学校の31年度の教科書は、変更しない方針みたいですね。その後に大きな変更を控えていますから、得策でしょう。
その「大きな変更」については、こちらのスケジュール表をご確認くださいませ。
教科書採択と、そんな教科書に沿っている教材「教科書準拠教材」の簡単な説明でした。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
教科書準拠教材って微妙に言いづらい。
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