センザンコウさんという動物から学ぶ、「例外」の大切さ

先日、あるテレビ番組でこんな動物が紹介されていました。


名をセンザンコウというらしいこの子、哺乳類なのに鱗があるのです。鱗って言えば、魚や両生類、爬虫類の動物が思い浮かびますよね。


ちなみに、その鱗は人間の爪と同じ素材で出来ているそう。身を護る防具としての役割だけでなく、武器としても使えるみたいです。


その外観から、なかなか動物としてのグループが決まらなかったという歴史を持つセンザンコウさん。「鱗がある」ということでなかなか哺乳類として認められなかった時期もあるんだとか。


古く、中国では、魚の一種だと考えられていたそうです。それが今ではネコに近い動物とされているんだとか。全然違うやん。


まぁ、つまりセンザンコウさんは哺乳類の「例外」にあたるわけですね。


この「例外」という言葉、僕は意外と好きです。


世の中には、原理や原則やルールに当てはまらないことも多いですよね。そのほとんどは人間が勝手に創ったルールなわけですから当然といえば当然です。


多種多様な万物をわかりやすいように僕らが括ってきたというだけで、本来はそこに正解不正解があるわけではありません。センザンコウさんのように線引が難しい答えも、中にはやっぱり存在するわけです。


大事なことなので、もう一度。多くの場合に、「例外」は存在する


だから、「例外」を見つけた時に、「これは駄目!」とか「これは違う!」とか「面倒臭い」とか言うんじゃなくて、「なるほど、こんな例外もあるのか。なら、こんなのもありそうだな」みたいに、ワクワクしながら柔軟に受け入れる姿勢でありたいなと個人的には思っているんですよね。


小中高生の勉強なんて、それこそ例外だらけですからね。そんな「例外」にぶつかった時に、ただ「面倒臭いからこれはこれ」とするんじゃなくて、「え?なんでこれはこうなるの?どうしてどうして」と探求する心を忘れないようにしたいなってことです。


そして、子どもたちにもそんなワクワクを大切にして欲しい。それが、とびきりの成長につながるんじゃないかな。


センザンコウさんの件も、そこを調査する過程自体が、生物学の世界に進歩をもたらしたとかもたらしていないとか。


「なんで水だけ氷になったら体積が大きくなるの?」


「なんで不定詞と動名詞をとる場合で意味が違ってくる動詞があるの?」


「なんで天皇が二人いる時代があるの?」


そんな「例外」を、「なんで?」とワクワクしながら追求する姿勢を、どうか大切にしてほしいですね。


たとえ「これだ!」っていう答えが見つからなかったとしても、その調べた過程自体が、きっと未来の自分の役に立つはずですから。




本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

今の時代、気になったらすぐ調べられる時代ですしね。気付きをありがとう、センザンコウさん。





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勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの居場所であり未来を生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。2019年藤沢にHOME個別指導塾リアル教室を開校。