今日は「神奈川県公立高校入試」において、よく質問に挙がる事柄をまとめてみました。参考になれば幸いです。
もっと詳しく知りたいという方はこちらのリンクへどうぞ。
1 合否の判定方法
公立高校入試を受けると「一次選考」と「二次選考」が始まります。一次選考は「内申」「学力検査」「特色検査」の得点を、二次選考は「内申の態度の観点」「学力検査」「特色検査」の得点を、各々の高校が定める選考基準で計算して、高い順から合格となります。一発勝負です。
2 選考基準は各高校からのメッセージ
内申:学力検査=◯:◯のような計算比率は、各高校が定めています。つまりそれは各高校が「こういう人が欲しい」と思う人が合格しやすい選考基準になっています。テストが得意な人が欲しいのか、内申を取れる人が欲しいのか、実技にも力を入れている人が欲しいのか、各高校の選考基準が自分と合っているか確認しましょう。それは高校からのメッセージです。
3 一点の重みはこんな感じ
一次選考における内申1ポイント(1/135)と二次選考における態度の観点(1/27)を、入試の得点に換算すると何点分なのかまとめてみました。これを「思ったほどじゃないじゃん!」ととるのか、「え、こんなハンデになっちゃうの!」ととるのかはあなた次第です。
4 倍率は気にしすぎても仕方ない
各々が高校に願書を出すと、県から倍率が公表されます。それを見て志願変更が一度だけできます。基本的には高いところは低く、低いところは高くなります。こればかりは読めませんから、コントロールできないことは考えすぎず、何倍でも合格する準備をしましょう。志願変更迷う人は模試の結果や信頼できる人と相談です。
5 定員割れをしたら必ず合格
神奈川県のシステム上、定員割れをしたらほぼ間違いなく合格です。ただ、定員割れをした高校には(誰でも入れるから)学力層の幅が広くなるなどのリスクもあります。なお、「二次選考」と「二次募集(定員割れした高校が再募集)」は似ている言葉ですけれど違います。
6 学区はほぼない
神奈川県にはほぼ学区がありません。一部残っている高校でも定員が設けられているだけで地域外からの入学は可能です。例えば藤沢からでも横浜や相模原の高校を選べます。また、同じレベル帯の高校でも特色や魅力が違ったりします。素敵な高校はいっぱいあります。自分に合いそうな高校が見つけられますように。
7 知っておいた方がいい入試の仕組み
学力検査は体調不良で休んでも大丈夫です。追試日が設けられています。また、体調不良などで中学校を長期欠席していても「資料の整わないものの入試」の制度で、学力さえあればどの高校にも合格可能です。困ったことがあったら中学校の先生や県の教育委員会に相談してみましょう。
8 点数取りやすい教科と取りにくい教科がある
一般的に上位層では英国社が高得点が取りやすく数学が高得点が取りにくいとされています。数学は正答率低い問題が多く、そこが配点が大きいんですね。また、みんなの点数の格差ができやすいのが英語、真ん中に寄りやすいのが数学です。志望校の目標得点に合わせてどの教科で何点ぐらいをとるのか、大体の作戦を立てましょう。偏差値別の平均得点(全県模試さん調べ)をおいておきます。
9 入試当日の注意点
当日は食べ過ぎに注意。持ち物は忘れてもどうにかなります。スマホは持ち込まないように。休憩時間は割と長め。友達と答えの確認などせず、参考書を読んで備えましょう。予測不能のことが起こったら、それはみんな一緒だからご安心を。これまでの努力を信じて自信を持って挑みましょう。
10 志望校の決め方
これから高校探しをするという方は、まず地理を確認しましょう。校舎と立地は変えられません。文化祭や見学会も良いですが、何気ない日にぶらりと近くまで行ってみるのもオススメです。保護者の方が昔のイメージを持っていたとしても、変わっている高校も多いのでフラットな目で探してみてください。
オマケ 神奈川県教育委員会はバレンタインデーが嫌い?
神奈川県公立高校入試日は毎年大体2月の14日前後。まさか…
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