みなさんも何となくお気づきかと思いますが、学校によって進度というのは様々です。
ここではわかりやすいように、中学生の例を挙げてみていきましょう。
HOME個別指導塾には藤沢市、鎌倉市、横浜市、茅ヶ崎市の子が通塾していますが、中2の終わりで比べてみると、その到達点はてんでバラバラです。
わかりやすいように数学の学習系統図を使って話を進めましょう。
中2の終わり前後の部分をご覧ください。ある学校は、「確率」の単元が終わったところに対し、ある学校は「展開因数分解」が終わっていて、またある学校は「確率」が終わっていません。
何を持って終わったとするかは生徒たちの判断によるものなのですが、近隣の学校でもこれだけ違うのです。
地域によっては足並み揃えている学区もあるそうですが、当塾の近辺はわりかし自由にやっているようですね。
次は理科の例を見てみましょう。
理科は、そもそも授業のスタイルも違ったりします。一人の先生が一つ一つ進めていく一般的なものだけではなくて、理科Aと理科Bがあって違った内容を並行して進めていく学校もあります。
この流れで英語もいきましょうか。教科書ごとの違いがわかりやすいです。
一年生の時に「be動詞」から始まる教科書もあれば、「一般動詞」からスタートする学校もあります。上記の「三省堂」のNEW CROWNでは、be動詞から始まりますが、藤沢市でその前に採択していた「学校図書」のTOTAL ENGLISHでは一般動詞からのスタートでした。
以上に挙げた数学や理科や英語の例だけでなく、どの科目も学校や先生や教科書によって進度は様々です。「良い」とか「悪い」ではなく、そのことをちゃんと知っておきましょう。
「え?進度って早いほうが良いでしょ?」と思われる方もいるかもしれませんが、理解が伴っていなければ意味はありませんからね。
自分の学校がどんな進みをしているのか、こういった系統図などを参照しながら俯瞰で見てみると、理解にもつながりますし、面白いかもしれません。頭の中の目次にもなってくれますしね。
最後に重要なことを一つ。
進みが、早い学校、遅い学校、シンプルな学校、特殊な学校。
色々な学校がありますが、それらの生徒が、一同に介し勝負をするのが、受験です。
自分の現在地をきちんと把握して、必要なもの、足りていないものを知り、自分の目標達成にあった勉強を進めていきましょう。
前述しましたが、進みは早ければいい、遅ければいいというものでもありません。合ったペースというのは一人ひとり違いますから、きちんと理解して先へ進むことを意識しましょう。
学校のペースは大事ですが、それだけで一喜一憂しないようにね。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
この「現在地把握」→「(目標を見据えて)課題発見」→「課題解決」の考え方は大人になっても大切です。
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