私は昔から漫画が大好きで、
実家はまるで漫画喫茶のように漫画が並んでいます。
一人暮らしになって、物を置く場所の関係から、
漫画を買う量がだいぶ減りましたが、
それでも買い続けているお気に入りの漫画の一つが、
皆さんもきっと御存知、あの大人気歴史漫画
『キングダム』です!!
『キングダム』は、秦の始皇帝の物語。
秦が中国全土を統一する史実に基づく壮大な設定やストーリーはもちろんですが、
この漫画の一番の魅力は、後の始皇帝である政や主人公の信など、
多彩で最高なキャラクター達ではないでしょうか。
また、『キングダム』の舞台は春秋戦国時代。
秦を含む戦国七雄と呼ばれる国々が覇権を争っている時代です。
日々油断を許さぬ状況。戦いは過酷。まるで真似はできないですが、
敵国をあえて生徒たちの勉強と捉えてみると、
現代にも通じる多くの作戦をこの漫画から得ることが出来ます。
本日はその一部をご紹介しましょう。
本日のテーマは『キングダム』のキャラクター達から学ぶ勉強必勝法です!
1、目標を持つ
初っ端は後の始皇帝、政の一言です。
誰もが成し得なかった戦国七雄の統一。
口にすれば馬鹿にされるようなそんな夢を、
政は堂々と口にします。
有言実行、不言実行、どちらの言葉もありますが、
どちらにおいても、大事なのは目標をしっかりと持つことです。
次回のテストの点数、内申点、志望校、そしてその先の目標。
強いビジョンと想いが、あなた自身をも動かすのです。
目標がなければ、覚悟も生まれません。
さぁ、腹をくくるためにも、自分にとってワクワクする、
本当に叶えたい目標を立てましょう!!
2、敵を知る
まず画像の二人について解説しましょう。
左が『キングダム』の主人公である信。
下僕の身から天下の大将軍を目指します。
政とは固い友情で結ばれ、共に中華統一の覇道を突き進みます。
右がそんな信と政の最大のライバル、趙国三大天の一人、李牧。
孫子が将に必要と説いた智・信・仁・勇・厳に富んだ超強敵です。
秦の大将軍王騎を破り、合従軍を指揮して秦を攻めるなど、
物語の中のキーパーソンの一人です。
さて、そんな李牧が手強い理由の一つが、
情報の使い方です。
自分たちの知りたい情報は徹底的に収集し、
相手の知りたいことは安易に流さない。
そして、その得た情報を元に綿密な分析を行う。
これは勉強でも役立ちそうです。
目標が決まったら、そこまでの情報を徹底的に収集すること。
過去問は?問題の傾向は?先生の目をつけるポイントは?
こういった事を知っておくのと知らないでいるのでは、
同じことをやるにしても効率が大きく変わってきます。
『キングダム』の舞台である紀元前250年頃からさらに遡ること250年前、
紀元前500年前後に書かれた孫子の兵法にこんな有名な言葉があります。
「彼を知り己を知らば、百戦殆うからず」
目標を設定して生まれた覚悟を動力源に、
どんどん情報を収集しましょう。
その先に、勝利が見えます。
3、失敗を恐れない
こちら、『キングダム』を代表する大人気キャラクター王騎さんです。
秦の元六大将軍、圧倒的な武力と知略を併せ持つ大将軍です。
主人公の信が目指す目標でもあります。
この画像は李牧の罠にはまった瞬間の、
王騎の表情です。なんと生死の境目だというのに笑っています。
さて、舞台は現代。
テストの点が悪くても、内申点が低くても、死にはしません。
それが練習の時なら、なおさらです。
だから、せめて日々の勉強の際には、これぐらいの気持ちを持って、
問題に取り組みましょう。とにかくガンガン戦いましょう。
「おぉ、俺をここまで手こずらせるとは…やるな、この問7」
「ふっふっふ、今回は私の負けだ。しかし、次は見ていろ、問9!」
たまには中二病全開で『キングダム』ノリで難問に立ち向かってみましょう。
チャレンジはいくらでも出来ます。怖いのは立ち止まること。
さぁ、進め!
4、やることとやらないことを決める
画像の美形は、秦軍の軍事を司る総司令、昌平君です。
元々は政と対立する呂不韋一派だったのですが、
秦国を支えるその使命感から、呂不韋と距離を置き、政に加勢。
呂不韋四柱の一角にも関わらず、政に助言したのではないかと
呂不韋に詰め寄られた際にも、
「私は秦軍の総司令でもあります。今、それ以外のことは取るに足らぬ小事です」
と名言を放っています。
そうです。
目標達成の大事の為には、
捨てなければならない小事もあります。
腹を括らねばなりません。
楽して達成できる目標など、魅力的なはずはないですから。
やることとやらないことをきっちり決めましょう。
まずは期間限定でもいいでしょう。
そのゲーム、その遊び、その勉強、今じゃなきゃ駄目ですか?
あなたは、何のために日々の時間を使いますか?
5、自分を信じる
最後の必勝法が「自分を信じる」です。
『キングダム』の魅力的な武将たちは、
皆自分に自信を持っています。
それは、鼻高々の天狗のような自信ではなくて、
いわば誇りのようなものです。
その誇りに見合う行動をしているからこそ、
きっと、自分への自信が持てるのですね。
人は80%以上うまくいくということしか動きたがらない。
このようなデータが実際にあるそうです。
つまり、自信のないものは行動自体が制限され、
成長の速度が遅くなってしまう。
自信、持っていたほうが得そうですね。
では、自信がなかなか持てないという人はどうすれば良いのでしょうか。
『キングダム』の主人公の信の世界を広げたのは、
死ぬ間際の大将軍王騎とのこんなやりとりでした。
体感する、ということが自信につながります。
例えば、テストになかなか自信を持てない人は、
前もっての準備段階で小テストや過去問を繰り返し、
100点を取る自分に慣れてしまいましょう。
また、言葉が人を変えるということもあります。
こういったポジティブな言葉を普段から使うようにして、
自分をちょっとずつ前向きな考え方に慣らしておきましょう。
また、誰かの想いに触れたときに、
一緒になって自分自身の中の想いが湧き上がり、
それが大きなエネルギーや自信になることもあります。
政の「中華統一」の話を聞いた信の中にも、
こんな想いが芽生えていました。
人の想いが人を動かすのですね。
また同様に、
恩師と呼べる人や信頼できる人から認められたりする経験も、
自身の自信を高めるには必要不可欠なことです。
王騎の側近であった騰も、王騎との日々を自信に変えて、
秦を代表する大将軍となりました。
こんな風に、
自信の持ち方は人それぞれです。
後の始皇帝である政が、
呂不韋との直接対決において、
人を欲望の塊とみて貨幣で天下を治めようとする呂不韋に、
「それは人へのあきらめだ」と反論します。
「たしかに人は欲望におぼれ あざむき 憎悪し 殺す
凶暴性も醜悪さも人の持つ側面だ
だが決して本質ではない」
そして、本質とはこうだと言い切ります。
そうです。
あなたも素晴らしく素敵な、輝く光の一つです。
始皇帝に言われたら、自信を持つしかありませんね。
そもそもこのブログをここまで読んだ時点で、
あなたは素晴らしい忍耐力の持ち主です!
ありがとうございます!
さぁ、自信を持って!
燃えるような目標を持ち、
その為の課題(敵)を知り、
失敗を恐れずチャレンジし続け、
やることとやらないことを明確にし、
自分へ自信を持つ。
これらの戦術を持って、
情報戦国時代の現代を生き抜く、
本当の強さを手に入れましょう!!
見つけよう、あなたの『キングダム』!!
たまにはこんなノリもいいですよね。
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