こんにちは、勉強犬です。
僕の趣味の一つは、読書。
小説からビジネス本からノンフィクションから漫画から教材から、毎日コツコツ読んでは学びを得ております。
その中でも、特に素敵なものは、なるべくこのブログにも感想をあげるようにしています。インプットしたらすぐアウトプットすることが大事って、それこそどこかの本で読みました。
検索でこのブログに辿り着く方も、教育関係の次に本関係の記事からお越しになる方が多いですね。ちなみに、このブログの下の方では、「第二の家」にある本をインスタグラムで紹介しておりますので、よかったら覗いてみてください。インスタグラムを紹介するってちょっとオシャレじゃないですか?違いますか、すみません。
さて、今日はそんな僕が選ぶ、上半期子育て本ランキングを実施してみたいと思います。うん、やろうやろうと思っていたのですが、いつの間にか上半期がとっくに過ぎ去ってしまったことは内緒です。
さぁ、下半期まで食い込んだ、子育て本BEST3をお楽しみください。
上半期子育て本BEST3
3位 世界最高の子育て
『世界最高の子育て』は、「全米最優秀女子高生」を育てたお母様によって書かれた教育本です。日本とアメリカという風土や文化の違いはあれど、「たしかにこの力は大切だなぁ」という要素について、エピソードや科学的データを交えて語られており、非常にわかりやすい本でした。
日本ではなぜ「自分で考える」子が育たないのか、などの大きなテーマにも踏み込んでおり、興味深く読めました。特に学びを得たのは、本書130ページに記されている「レジリエンス」についての内容です。レジスタンスじゃないですよ。星空のディスタンスでもありません。
「レジリエンス」を日本語にすると、「精神的回復力」や「弾力性」、「折れない心」となります。例えば、嫌なことを言われた後の不安定な心持ちではベストな行動が取れないときがありますよね。そこから早く立ち直れるのは「レジリエンス」が高いということです。逆境に立ち向かえる心の強さ、とも言えますね。
この本ではその「レジリエンス」を伸ばす方法として、「心をポジティブに保つ」「想像力で選択肢を広げる」「良き価値観を築ける人間関係を大切にする」などが挙げられています。詳しくは本書で、と言いたいところですが、一つ例をとって説明してみましょう。
「心をポジティブに保つ」はイメージがつきやすいですよね。人間は放っておくとついついネガティブになりやすい生き物。心をなるべくポジティブに保ち続けるには、それなりの工夫が必要です。例えば、寝る前に「あー、今日も一日楽しかった」と言ってみるとか。本書によれば、言うだけじゃなく、何かに書くと更に効果的なのだとか。ネガティブになりやすい人は試してみてください。
最後に、失敗を怖がりがちな僕に刺さった名言を紹介して、本の紹介を終えましょう。
J.K.ローリングは『ハリーポッター』を出版できるまでに12回も断られ、ビヨンセは「Halo」を作るまでに何百曲と作った。大きな成功は「失敗する自由」によって生まれるのだ。
失敗する自由。生徒たちにも、ちゃんとこのことを伝えていきたいと思います。
2位 すべての子どもは天才になれる、親の行動で。
帯にある「子育てのゴールは、受験や就職ではない」「99.75%の天才は後天的に才能を開花している」の文言に惹かれて、手に取りました。
すべては、親である。親の習慣こそが大事なのだ。そんなことを科学的エビデンスに則って綴っているのが、本書『すべての子どもは天才になれる、親の行動で。』です。
- 勉強しなさいと言わない
- どんな小さなことも子どもに選択をさせている
- 習い事を全力でさせている
- 食事中の雑談を大切にしている
- ボードゲームやカードゲームで遊んでいる
- 本を好きにさせ、興味を引き出している
そのような親の行動が、なぜいいことなのかを、この本では体系的にまとめてくれています。
後半の「英語教育」「AI時代のコンピューター教育」の内容も大変興味深かったです。フォニックスは「第二の家」でも導入しているのですが、「サイトワーズ」という概念は初めて知りました。ちょっと進め方を工夫してみようと思います。
1位 ヨチヨチ父ーとまどう日々ー
『ヨチヨチ父ーとまどう日々ー』は、絵本作家のヨシタケシンスケさんの育児イラストエッセイです。
「え、これ子育て本なの!?」と驚かれそうですが、紛れもなく偽りなく素晴らしい子育て本だと僕は思います。もうね、すべてのお父さんお母さんに読んでほしい。
ちなみにですが、ヨシタケシンスケさん、湘南地域の茅ヶ崎北陵高校出身ということもあって、勝手に親近感を感じています。当塾にもヨシタケコーナーがあり、生徒が良くそこから引っ張ってきて絵本を読んでいます。最近の『わたしのわごむはわたさない』も、もちろん人気です。思わず輪ゴムに愛着が湧いてしまいました。
話を『ヨチヨチ父』に戻しましょう。この本、「パパは共感。ママは落胆」というキャッチコピーがついているのですが、思っていてもなかなか言えないお父さんの気持ちや行動の意図がコミカルに描かれていて、きっとお母さんも落胆しながら「なるほどなぁ」とか「そういうことなのか」と少し優しい気持ちになれるんじゃないかと思います。僕もくすくす笑いながら読みました。
うん、すごく面白いんです。でも、どこか泣けるんですよね。
僕の言っているこの感想が、読んだ後に実感できた方は、ぜひLINEにて分かち合いましょう!もうこれ以上紹介なしで、一つもネタバレなく、とりあえずすぐにでも読んで欲しい、素敵な本です。
本日は勝手にランキング、子育て本の紹介でした。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
新たな読み物との出会いのきっかけになれば幸いです。
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