先日、こんなツイートをしました。
受験直前のこの時期に、保護者の方にできるのは、彼らを信じて静かに見守ること。この「静かに」が意外と難しいのだけれど、大人の余裕を持って、自らの焦りや心配はそっと隠して、彼らの体調面にさり気なく気を配って欲しい。大丈夫。彼らはもう、とっくに自分の人生を歩み始めている。
— 勉強犬🐶第二の家 (@homekobetsu) January 26, 2020
結構反響があったので、今日はそこんとこ詳しく記していきたいと思います。
僕はその呟きで、受験直前のこの時期に親や保護者の方ができることは「子どもを信じて静かに見守ること」と書きました。
対象となるものをよく理解するには、そのことと真反対のことをイメージしてみるといいと以前どこかで聞きました。早速、真反対にしてみましょう。
「子どもを信じて静かに見守る」の真反対は「子どもを疑いうるさく口出しする」でしょうか。
確かに、受験前のこの時期、どう見ても危機感のない子どもについ色々言いたくなる気持ちは痛いほどよくわかります。心配だからなんですよね。
溢れる誘惑物に目と時間を奪われる我が子。試験前なのに周りと比べて全然動じていない我が子。勉強しなさいと言わないと動かない我が子。だから、ついつい口を出しちゃうの。
でも、よくよく考えてみてください。
溢れる誘惑物を与えたのは誰でしょう。周りと比べちゃいけないってよく言うのは誰でしょう。そもそも子どもが危機感を抱えている状態の方が好ましいのでしょうか。また、我が子が「勉強しなさい」と言われないと動かないのはなぜでしょうか。
あえて強めに言いましょう。自分にあるかもしれない責任を見ないようにして、自分の不安や焦りを解消するために、我が子に色々言ってしまうのはやめましょう。誰がどう見ても逆効果です。
また、仮に「子どもを疑いうるさく口出しする」効果が実って、受験がうまくいったとしましょう。そうすると実は、子どもたちにとってこの先の道がとっても困難の多いハードモードになります。
なぜなら、もうその時点で子どもは自分の頭で考えられない子になってしまいがちだからです。誰かにやれって言われてやる方が簡単ですからね。その楽さに囚われてしまえば、わざわざ無理して自分の頭で考えて行動してみようとは思いません。
それに、誰かの言った通りにしてやっていれば、失敗した時にその誰かのせいにできます。精神衛生上とってもいいんですね。
自分の頭で考えられない子は、現代の超スピーディーな社会で上手に生きていくのは難しいでしょう。搾取される側になってしまうかも。それは嫌ですよね。
そのことを踏まえて、保護者の方側に知っておいてもらいたい驚愕の事実を述べましょう。大変なストレスを抱え、お仕事以上の労力をかけて、子どもにいくらうるさく言ったとしても、いいことってあんまりないんです。
うるさく言って成功したところで、あんまり感謝されないですし、失敗したら責任を転嫁されるし、その先の彼らの人生がどんどんハードモードになるだけだし。いいことを挙げるとすれば、自分のストレス発散になるだけです。それはカラオケや筋トレで解消できるものかもしれません。
もう、不毛な行動はやめにしましょう。子どもを疑いうるさく口出ししても、いいことはありません。
僕らは大人。余裕を持ち、我が子の1番のサポーターでいることを心がけましょう。この時期の1番の敵は体調不良です。食べること、寝ること、風邪やインフル予防、さりげなく見守り手助けをしましょう。湿度上げるとかね。大人の僕らにはそれが子ども達よりもちょっとだけうまくやれるはず。
僕らは大人だからこそ、ついつい子どもたちの歩む道の先が見えちゃったり、甘い部分がよく見えちゃったりすることがあるのかもしれません。でも、彼らにはそんな僕らの常識を覆す力や、とんでもない発想が眠っていることもあります。まずは信じてみましょう。
どうしても目に余る時や、ひどく心配な時は、第三者に相談しましょう。プロと呼ばれる彼らは、ちゃんと線引きをしてくれるはずです。必要な助言をしてくれるはずです。
そんなこんなを踏まえると、やっぱり受験前のこの時期、親や保護者の方にできることは「彼らを信じて静かに見守ること」だと思うのですが、いかがでしょうか。
彼らに、自分の人生を力強く歩いていってもらうために。
自分の足で道を歩き出すと彼らは驚くべきスピードでどんどんどんどん成長していきますよ。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
あくまで個人的意見ですので、参考までに。
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