人には認知特性と言われるものがあります。スポーツで喩えるならば、短距離が得意か長距離が得意か円盤投げが得意かみたいなものですね。
その認知特性については色んな論文があり、少しずつ言っていることが違ったりするんですが、今日は私なりに考えていることを綴っていきたいと思います。
認知特性には大きく分けて3つのタイプがあります。
まず1つ目が、視覚優位。目で取り入れた情報処理が得意なタイプです。人の顔を覚えたり、グラフの読み取りやイラストを覚えたりするのが得意です。似たような漢字で間違ったり、文章だけの情報や聞いた話を覚えるのは苦手です。動画やイラストを使った勉強方法が向いています。
2つ目は、聴覚優位。耳から得た情報の取り扱いが得意なタイプです。音楽を聴いていて歌詞をすぐ覚えたり、英語のリスニングが得意だったりします。読みが同じ漢字が苦手だったり、人の顔を覚えるのが苦手です。替え歌とかリズムで暗記するのが良さそうです。
3つ目は、言語優位。文字や文章から情報を取り入れるのが得意なタイプです。本や説明文を読んで、理解するのが得意です。何も見ないで絵を描いたり、音だけの指示で動くのが苦手です。ノートや参考書を使った勉強が向いています。
さらに細かく分類もできるみたいなのですが、今日はここまでにしておきましょう。
例えば私は視覚から情報を取り入れるのがちょっと苦手。あえて言うなら、言語や聴覚優位ではあると思いますが、暗記は苦手。ん?認知特性関係なくただ単に記憶するのが苦手という話も…。
まぁ、何が言いたいかというと、人はやっぱりそれぞれ違うから、自分やその子に合った「学び方」を見つけるというのは大切だということです。
見るのが得意だな、という子にはイラストや動画で説明を。聞くのが得意だな、という子には口で説明を。読むのが得意だな、という子には文字で説明を。意識して指導していきたいなと思っています。
物事を知ることは、より良いコミュニケーションにもつながりますね。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
小学校の授業の工夫についての論文など読んでみると面白いです。昔は図書館を漁っていましたが、今やネットですぐ読めますもんね。
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