入試問題5科目の配点&正答率表と合格最低点について。神奈川高校物語


湘南「この物語は、神奈川県の各高校を擬人化してお送りするゆるめの物語です。高校の紹介や入試の仕組みなどをなるべくわかりやすく楽しく伝えられたらと考えています」


横浜翠嵐「大いに学ぶがいい」 サイフロ「ボス、それも好感度下がります」


鎌倉「本日はH30年度入試のデータを見て、各高が思うことを話し合ってるぜ。受験生たちの参考になったら幸いだね。事の始まりは、茅ヶ崎西浜さんが誰かからデータを貰ってきたみたい…」



2018年度配点&正答率表や入試数値データを見て各高校が思うこと



茅ヶ崎西浜「ちーす。パイセンから、こんなのもらっちゃいました!2018年度(H30年度)の各科目の配点と正答率表みたいっす」



深沢「おお、これはH30年度一番平均点が低く5科目の中で最も受験生たちを苦しめたと言われる社会の配点&正答率表か…」


茅ヶ崎西浜「さり気なく説明と紹介サンクス」


茅ヶ崎北陵「当たり前だけど、ますますただの暗記じゃ太刀打ちできなくなってるよね。一語一語を説明できる力を養っていく必要があるね。あとは文章をすばやく的確に読み解く力もかな」


寒川「あ、こっちには他の科目のものもあります」



藤沢清流「英語に関しては解説も見つけたよ」


七里ヶ浜「おお!これすげーな。で、一体誰が作ってくれたんだ?」


茅ヶ崎西浜「ちーす。あ、作ったのは藤沢工科パイセンっす」


湘南「これは助かるなぁ。折角だから、湘南エリアのみんなで見て話し合おうか。他の科目のもあるかな?」


藤沢工科「あるよ」



鶴嶺「あらまぁ、文字がいっぱい。受験生たちは大変ねぇ」


藤沢西「実際に神奈川県の学力検査問題って文字数多いんだよね。知識の前にまず読めないと話にならないって噂だよ」


湘南台「マークシート式になって2年目のH30年度は、記述問題は減ったけど、平均点は下がった年でした。一概に選択問題だから簡単とはいえないってことですね」


茅ヶ崎北陵「ちなみに平均点は、英語が56.1点、国語が65.6点、数学が56.0点、理科が45.3点、社会が41.8点。29年度に比べて、英語以外は平均点が下がったんだよね」


鎌倉「わかりやすいように貼っておくぜ」


英語 56.1 (前の年 51.9)
国語 65.6 (前の年 73.1)
数学 56.0 (前の年 63.5)
理科 45.3 (前の年 46.9)
社会 41.8 (前の年 54.5)


大船「この点数が平均ということは、この点数を取ったら偏差値50だったということです。5科目合計だと、264.8点。前の年の289.9と比べて、偏差値50の数値が25点近く下がっているわけですね」


湘南「やっぱり難化したんだね。ちょっと各々実際に問題を解いてみようか。問題はね、たしか…」


藤沢工科「あるよ」 一同「さすが!」



茅ヶ崎「大変ねぇ。この問題で何点とったらうちに入れたのかしら」


鎌倉「それも藤沢工科がまとめてくれてたぜ。元データは伸学工房さんの追跡調査によるものだけど、実際とそんなにずれてはいないと思う」



湘南「ありがとう。ちょっと合格している人の最低点だけくり抜いてみようか。僕のところは特色検査があるし、他のみんなのところにも面接はあるから、それらの点数によってもこの合格最低点は変動していくと思うけど、参考までにね」


藤沢工科「ちなみに500点満点の数値だぞ。あくまで追跡調査の数値だから、全員の点数を知れているわけじゃない。まだ見ぬ合格最低点がいるかもしれぬから気を付けな」


湘南     398点
鎌倉     332点
茅ヶ崎北陵  316点
大船     278点
七里ヶ浜   299点
湘南台    218点
藤沢西    299点
鶴嶺     273点
茅ヶ崎    258点
深沢     240点
藤沢清流   221点
藤沢総合   222点
茅ヶ崎西浜  135点
寒川       90点
藤沢工科     83点


茅ヶ崎西浜「チョット待って。たとえばー、さっきの5科目の配点&正答率表で、正答率が7割以上の問題(★印のところ)だけ正解すればー、英語40点、国語34点、数学46点、理科8点、社会3点だからー、合計131点。おお、ギリうち入れそうじゃね」


寒川「うち余裕」 藤沢工科「うちもな」


深沢「理科・社会は正答率7割を超える問題がそれぞれ2問・1問と少ないけど、確率論で言ってももうちょっと正解はしそうだよね」


湘南台「まぁ、そうはいっても、一発勝負で確率論は怖いですからね。しっかりと勉強をして、確かな実力をつけておくことが合格への近道であることに間違いはありません」


湘南「僕のところへは大体一科目80点以上は必須ということだよね。そういえば受検者の偏差値上位層は難問の社会にもしっかり対応できていた子が多かったよ。全県模試で偏差値70の生徒たちの入試社会の平均は73.6点というし、5科目の中で一番苦戦しやすかったのは間違いないだろうけどね」


大船「上位層は英語と国語でしっかり点数を確保しているイメージがあるわね。取れるところでしっかり点数を取る。当たり前だけど、難易度が違う5科目の入試では、それが必勝パターンね」


茅ヶ崎北陵「問題を作成している神奈川県の教育委員会は平均50点を目標としているみたいだけれど、現状を見ていると、社会や理科の平均点がここからぐぐっと上がるのは厳しそうだしね」


鎌倉「もちろん過去のデータから予測はできるけど、予測はあくまで予測。予期せぬ事は起こるものだし、やっぱり確かなのは、虎視眈々と自分の実力を磨いておくことだぜ」


湘南「一緒に頑張ろうね」


しかし、そこに魔の手が迫っていることを、湘南エリアの皆はまだ気付いてはいなかった。


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これまでの神奈川高校物語

001 自己紹介

002 公立高校入試の説明

003 県立高校改革

004 特別募集&連携募集

005 人気投票&新学力向上進学重点校

006 大学合格実績

007 31年度入試スケジュール

008 2019合格可能性80%

009 有名大学のツイッター比較

010 入試状況や特色検査の今後の展望







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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

塾という場所が好きです。生徒の成長する姿を見るのが好きです。生徒や保護者と未来の話をするのが好きです。合格や目標を達成して一緒に喜ぶのが好きです。講師と語り合うのが好きです。教材とにらめっこするのも好きです。新しい人と出会うのも好きです。藤沢の街が好きです。ブログも、好きです。

勉強犬

「第二の家」学習アドバイザー。
世界中に「第二の家」=「子どもたちの居場所であり未来を生きる力を育てる場所」を作ろうと画策中。元広告営業犬。学生時代は個別指導塾の講師。大手個別指導塾の教室長(神奈川No,1の教室に!)・エリアマネージャーを経て、2015年ネット上で「第二の家」HOME個別指導塾を開設。2019年藤沢にHOME個別指導塾リアル教室を開校。