湘南「この物語は、神奈川県の各高校を擬人化してお送りするゆるめの物語です。高校の紹介や入試の仕組みなどをなるべくわかりやすく楽しく伝えられたらと考えています」
横浜翠嵐「気軽に読むがいい」 サイフロ「ボス、それは好感度下がります」
湘南台「今日は私のお膝元、湘南台文化センターで行われた伸学工房(神奈川全県模試)さんの高校入試についてのセミナーがテーマです。こっそり潜入してきましたので、生徒や講師たちへの共有も含めてお届けします」
全県模試さんの高校入試研究会に行ってきた
湘南台「本日のセミナーの内容の主役は、私であったと言っても過言ではありません」
茅ヶ崎「なんだか気合入ってるね〜」 鶴嶺「そうだね〜」
湘南「と、とりあえず、ダイジェストでどんな話があったか追っていこうか。毎回素敵な情報共有をしてくれる伸学工房さんには本当に感謝だね。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます」
鎌倉「それでは早速タイトルごとに簡単に説明していくぜ」
高校入試 概況
湘南「公立高校の2018年度入試は、募集定員も応募者数も減らしたとのことです」
茅ヶ崎北陵「そもそもの卒業生数も減っているから仕方ない気もするけど。私立が人気だったってことなのかな?」
湘南「私立高校の受験人数前年比は2.9%増。これは色んな理由が考えられるね」
鎌倉「研究会でもお話されていたけど、桐蔭学園の飛躍は一つの要因だろうね。別学から共学、コース再編、入試システムの改変を経て、5000人超えの受験者数を集めたマンモス校の動向は、他私立高校だけでなく公立高校への影響も大きかったように思うよね」
藤沢西「高校からのクラスが27学級だって」
大船「私立躍進の結果の理由は、他にも「授業料補助」や「上位校への応募の集中」が考えられるね」
横浜翠嵐「その通りだ、諸君。応募が集まったということは、残念ながら入学できずに滑り止めの私学へ行く生徒も多くなるということだからな」
七里ヶ浜「うわ!出た!」 サイフロ「毎度どーも」
横浜翠嵐「何やら湘南部隊が面白い話をしていると聞いてな」
湘南「横浜帝国の方は大丈夫なの?」 サイフロ「あっちはベテランが多いんで大丈夫みたいっす」
(帝国現場からテレビ電話中継)希望ヶ丘「おほほほほほ。任せなさい!」 柏陽「ふふふ。きっと大丈夫」
鎌倉「王様は自由だ。なんだかにぎやかになってきたけど、次のテーマ!」
公立高校 実質倍率トップ10
湘南「このブログの人気校決定戦でも少しだけ触れたけど、改めて実質倍率トップ10が紹介されていました」
1位 横浜翠嵐 1.83
2位 多摩 1.69
3位 横浜緑ヶ丘 1.60
4位 横浜サイエンスフロンティア 1.52
5位 神奈川総合(国際文化) 1.49
5位 新城 1.49
7位 横浜国際 1.48
8位 川和 1.46
9位 市立高津 1.45
10位 光陵・市立戸塚・大和 1.44
深沢「見事にトップ校が並んでますね〜」
寒川「神の啓示によると、多摩や横浜緑ヶ丘、新城などは新校舎の影響もあったようです」
鎌倉「あ、それ伸学工房の方も言ってた!」
藤沢西「新校舎、やっぱりいいよ。みんなもしちゃえ、しちゃえ」
受検校決定の時期
湘南「全県模試のデータから、公立高校受検校決定の時期についてのお話もありました」
茅ヶ崎北陵「データとしては、【5月の段階では志望校として考えていなかった(第一希望〜第三希望に入っていなかった)高校】に入学した人が6割居るって言ってたね」
大船「それが7月の時点では4割、10月の時点では2割になっていました。大体、夏明けに志望校を固めて模試でも第三希望までに入れる人が多いようですね」
七里ヶ浜「最終的な受検校決定のタイミングは、倍率が出て、志願変更のとき。それまで悩めるけど、実感値としては、①夏期講習を経て夏明け ②内申をもらった秋頃 ③最後の模試の判定を見て1月 の3つが決定タイミングとして多い気がするなー」
横浜翠嵐「我の場合はそもそも受検日に来ない者も多いしな(国立や慶應に流れるケース。王様ジョークです)」
公立高校 比較検討校の構成
湘南「話題の高校の【比較検討校の構成】のデータもあったね」
小田原「呼ばれた気がして来てみたよ。みなさん、こんにちは。昨年度の入試から特色検査をなくして、選考比率も内申を重視した、だけど学力向上進学重点校を密かに狙う小田原高校です」
湘南「あのときはみんなに止められてたもんね。特色なくさないほうがいいよって」
小田原「あったね。今となっては、いい思い出だよ。もちろんまだ結論は出せないけど、とりあえず倍率は上がって狙い通り真面目な子たちが入ってきてくれた感じ。今までに比べて女子が多いのも特徴かな。男:女で5:5ぐらいの比率だったよ」
鎌倉「比較校や応募者の性質は変わったりした?」
小田原「実感値としては、特色検査を実施している平塚江南さんとの棲み分けがはっきりしたり、特色検査がなくなったことで他校と比較する選択肢の中に入れられることが多くなったりした印象かなぁ」
平塚江南「実際データを見ると、僕のところには学力テストの実力重視の子たちが集まるようになったよね」
湘南「棲み分けかぁ。小田原的には今後もいい方向に向かうといいね」
厚木「ただし、注意点があるぞ。県の教育委員会は【学力向上進学重点校】には特色検査を義務付ける方向性を打ち出している。小田原もその高みを狙うのであれば、いつかまた特色検査に悩む日が来るであろう」
小田原「そうだね。今後どうするか、しっかり考えてまた情報を伝達していくよ」
注目の湘南台
湘南台「今回、私についても触れていただきました」
鎌倉「湘南台がなぜ入試苦戦したのか、って伸学工房の方も不思議がってたよね。俺たちとしてもSOFTSの人気校の一角に何が起こったのか、気になるところ。一応『湘南台に何が起こったのか』でも考えられる倍率低下の理由は挙げてはいるけど」
湘南台「実際のデータによると、受検生たちも、私を受検するって決める時期が安定してないみたい。ということは、選ばれる学校になりきれてないのよね。アクセスが便利な分、逆に他に流動しちゃっているのかも。よくよく考えてみれば、私のところって藤沢市からよりも横浜市からのほうが通っている子多いのよね」
藤沢清流「足りないのは地域密着感とか…?」
湘南台「名前に藤沢ってつけようかしら。藤沢湘南台…」
藤沢西「ボクの調子が良かったことも関係してるよね、きっと。新校舎効果かな」
湘南台「今年の反省を活かして来年は頑張る次第です。応援よろしくおねがいします。名前が変わってたら悟ってください」
特色検査と学力向上進学重点校
湘南「そういえば最近、特色検査の話題がニュースになっていたよね」
柏陽「ふふふ。僕と厚木も湘南や翠嵐と共通の特色検査問題が出題されるみたいだね」
湘南「そうみたいだね。各校の特色が出なくなるんじゃないの?という声もあったそうだけど、その辺りは共通選択問題で各校の特色を出していくらしいよ」
横浜翠嵐「そういえば、他の高校とも特色検査の試験時間など一緒になったな」
サイフロ「例のブツです」
希望ヶ丘「おほほほほ。県としても進む方向が同じならばどんどん足並みを合わせていこうって方針なのかしら」
横浜緑ヶ丘「…僕以外はね」
湘南「ま、まぁ、特色豊かなことはいいことだよね。どこまで一緒にして、どこまで違いをもたせるのか、まだ僕ら自身も見えないところがあるから、これからの情報を追っていこう」
柏陽「噂によると、特色検査に関しては10月に説明会があるかも…ってさ。ふふふ」
鎌倉「その他の気になるデータもいっぱいあったけど、すでにここまででこれだけ長くなってしまったので、機会を改めるぜ」
湘南「仕切り、ありがとう」
小田原「僕が好きなブログにも、今回の研究会でもらったデータについて詳しいことが書かれているから、新受験生や保護者の方はチェックしてみてね」
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
ちょっと長くなってしまったので、いつかに続きます。
これまでの神奈川高校物語
001 自己紹介
002 公立高校入試の説明
003 県立高校改革
004 特別募集&連携募集
005 人気投票&新学力向上進学重点校
006 大学合格実績
007 31年度入試スケジュール
008 2019合格可能性80%
009 有名大学のツイッター比較
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